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慶北大病院労組、27日から無期限ストライキに突入

労組「第3病院の建設を中断し、正常化を」 vs 病院「政府の規制は超えられない」

キム・ギュヒョン記者 2014.11.28 14:21

慶北大病院労組が11月27日午前から無期限ストライキに突入した。 11月26日、労使は最終交渉で団体協約の改正のない賃上げと看護師人員補充、 第3病院の建設中断の要求に対する意見の相違で決裂した。

労組(公共運輸労組医療連帯慶北大病院分会)は 「病院はただ福祉協約の改悪ない賃金1.7%引き上げ案を投げ、ストライキを避けようとしているだけで、 根本的な問題解決を最後まで無視した」とし 「第3病院建設問題の解決、慢性的な看護人員不足、常時業務非正規職の正規職化など、何も解決していない。 今後、慶北大病院が地域公共病院としてしっかり運営できるように公共病院労働者の自負心で公共医療を守るため、 ストライキを選択した」と明らかにした。

現在、応急医療センター、集中治療室など必須維持業務を除く病棟で、 約350人がストライキに参加している。 病院側は労組の核心要求事案の第3病院建設中断要求について 「政府の承認事業なので、労使交渉の対象ではない」と釘を刺した。 また、昨年の合意事項の看護人員10%拡充に対しても、 病院は来年(2015年)から可能だと言っており、労使合意は容易ではなさそうだ。

慶北大病院のキム・ジェソン勤労福祉課長は 「応急医療センターや集中治療室は支障がないが、病棟の人員が大量に抜け出している。 数日は大丈夫だが、ストライキが長期化すれば支障が生じるかもしれない」とし 「ストライキが長期化すれば既存の病棟を縮小して運営するなどの方法を講じる」と話した。

政府の指針で動けなくなった慶北大病院労使交渉

ヨム・ホンギュ対外協力室長は 「現在、病院の執行部と院長がストライキの被害を最小化するために努力しているが、どうしたらいいかわからない」とし 「国立大病院として政府規制を超えて(労使合意)できることは事実上ない」と話した。

病院は26日の午後に開かれた6次労使交渉で当初福祉協約縮小を条件とする賃上げが可能だという立場から退き、 福祉協約の縮小なしで1.7%の賃上げ案を出したが、 労組としてはストライキを行い政府指針のとおりに福祉協約をまた議論しなければならないという立場だ。

キム・ジェソン勤労福祉課長は「労組のストライキによる患者の被害を最小にすることを優先し、福祉協約は後で議論することにした」とし 「政府の指針は年内に完了しろということだ。 年内に履行できなければ来年の職員の賃金が凍結されたり増員も難しくなる。 すでに労組がストライキに入ったので、政府の放漫経営改善事項も議論し直さなければならない」と話した。

現在、昨年の労使合意事項である看護循環人員10%拡充が履行されておらず、 現在慶北大病院は看護人員18人が不足したままで運営されている。 病院側は労組が要求した看護人員補充の問題も企画財政部の承認がなければ難しいという態度だ。

キム・ヨンヒ分会長は「現場人員が不足していると今年のはじめから病院に話してきた。 病院の交渉委員が(看護)臨時職が見つからないのにどうしろというのかと話した。 では看護師に毎日休日もなく働けと言うのか」と病院の態度を批判した。

病院は不足の看護人員をすでに選抜しいおり、 来年1/4分期には労組の要求のとおりに看護循環人員を拡充する計画だと明らかにした。

キム・ジェソン勤労福祉課長は 「企画財政部に正規職看護人員TOを要請したが承認が出ない」とし 「現在、看護新規人員を採用しており、来年3月になれば新規者などが働き始める。 院内の他の正規職TOを活用しても、新規採用者の一部は循環看護人員に投入し、 支障がないように努力する」と話した。

また、病院は労組の臨床実習棟(第3病院)建設中断の要求は、 政府承認事業なので労使交渉の対象ではないと釘を刺した。

ヨム・ホンギュ対外協力室長は 「政府から許可を受け、すでに進行中の事業に対して反対するのは労使交渉の対象ではない。 すでにその妥当性を検証されている国家事業だ」とし 「特定の業務機能が縮小され、市民に迷惑をかけるのなら、いつでも能動的に対処する。 負債は一時的に増えるかもしれない。 それはわが病院が克服すべき問題だ」と話した。

付記
キム・ギュヒョン記者はニュースミンの記者です。この記事はニュースミンにも掲載されます。チャムセサンは筆者が直接書いた文に限り同時掲載を許容します。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2014-11-29 05:36:12 / Last modified on 2014-11-29 05:36:13 Copyright: Default

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