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ケーブル放送非正規職3労組がスト突入宣言

賃金、労組活動、外注化、雇用保障など問題解けず...来週全面スト

ユン・ジヨン記者 2014.06.02 13:10

ケーブル放送3社の非正規職労働者たちが今週の幹部ストライキに続き、 来週全面ストライキに突入する。 労使賃金団体協議の過程で賃金、労組活動保障、雇用保障など多くの懸案問題が解決できないという理由だ。 労組側は、会社が事実上の賃金削減を要求し、売却による雇用安定さえ保障しないとし、 ストライキに突入する立場を明らかにしている。

民主労総ソウル本部希望連帯労組所属のC&M支部とケーブル放送非正規職支部、ケーブル放送非正規職Tブロード支部の3つの労組は 6月2日午前10時30分、光化門広場で記者会見を行い、ストライキ闘争を宣言した。

これら3つの労組は2月から5月まで賃金団体協議交渉を進めてきたが、 意見の差が狭まらず交渉は中断している。 Tブロード支部とケーブル放送非正規職支部はそれぞれ5月23日と27日に中央労働委員会の争議調整が中断し、争議権を確保した。 二つの労組は争議行為賛否投票を行い、84.9%、86%の高い賛成率を記録した。

CNM支部は6月9日の中央労働委員会の争議調整が最終決裂すればストライキに入る。 CNM支部は争議行為賛否投票で82.9%の賛成率を記録した。

Tブロード支部とケーブル放送非正規職支部は今日から幹部約100人のストライキに突入し、 CNM支部は争議権を確保するまで年次闘争を続ける。 その後、6月10日(火)からは3つの支部が全面ストライキに突入する。

ケーブル放送非正規職支部のキム・ヨンス支部長は 「センターの代表らはマッコーリーなどの食い逃げ資本が方針を出さない以上、 自分たちには何もできないと話している。 特に、使用者側の賃金削減案はまた昔に回帰しようということで、 労組としては受けいれられない」と声を高めた。

ケーブル放送非正規職支部は3月から賃金団体協議交渉を始め、 労組は再下請け禁止と訪問販売拡大禁止などを使用者側に要求した。 だが相変らず不法再下請けが蔓延しており、会社側が訪問販売を大挙拡大したことで、 労組の反発も続いた。 その上、使用者側は5月19日の9次交渉で全職員賃金20%削減案を出し、交渉が決裂した。

雇用保障問題も争点に浮上している。 労組は(株)CNM売却が水面下で進んでいるが、 使用者側は労働者たちの雇用保障を拒否していると主張している。

Tブロードも昨年、労使協約で「再下請け禁止」を約束したのに会社が営業外注と流通店を稼動させ、 多段階下請けを拡大して問題になった。 賃金の議論に関しても、会社は実績による成果給体系へと賃金構造を変更するよう要求し、 「通常給与中心に賃上げ」という労組の要求と真っ向から対立している。

CNM支部も3月に賃金団体協議交渉が始まったが、5月22日に交渉が決裂した。 CNMも会社が伝送網管理業務とテレワークス相談業務の一部を外注化しようとしており、 営業誘致の外注業者の訪問販売を拡大しようとしていることで労組が反発している。

ケーブル放送3労組はこの日の記者会見で 「多段階下請け構造の一番上に隠れ、毎年数百億から数千億の純利益を上げるCNM、 Tブロード元請は、責任ある姿勢でいますぐ誠実交渉に出て来い」とし 「もしこれを拒否すれば、ケーブル放送3支部は来週から全面ストライキに突入する」と明らかにした。

また彼らは使用者側に、 △生活賃金保障、 △多段階下請け禁止、正規職化保障、 △元下請共生協力保障、 △売却と業者変更時勤続継承、雇用保障、 △ケーブル放送公共性、公正性保障を要求した。 なおこれら3労組に所属する組合員約1200人は5月31日に全面ストライキ決意大会を開き、 賃金団体協議勝利とケーブル放送公共性争奪のための全面ストライキを宣言した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2014-06-02 15:05:29 / Last modified on 2014-06-02 15:05:29 Copyright: Default

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