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大学、病院非正規職労働者1400人がスト突入

公共運輸労組ソウル京畿支部所属14の事業場で「賃上げ」を要求してストライキ

ユン・ジヨン記者 2014.03.03 17:08

3月3日、ソウル地域大学と病院で働く非正規職労働者千人以上がストライキに突入した。

公共運輸労組ソウル京畿支部所属の大学と病院の清掃、警備労働者は、3月3日の午前から生活賃金争奪を掲げてストライキに突入した。 今回のストライキには、高麗大、慶煕大、延世大、梨花女子大、西江大、弘益大、KAIST、韓国芸術総合学校、光云大、仁徳大、同徳女子大、徳星女子大の12の大学と、高麗大安岩病院、延世財団ビルの合計14か所の事業場の労働者が参加した。

[出処:公共運輸労組ソウル京畿支部]

労組によれば、14の事業場の集団交渉の対象者1600人中1200人以上がストライキに突入したという。 ソウル京畿支部のハ・ヘソン組織次長は 「現在、90%以上が高麗大に集まり、約10%程度が代替人員の投入を防ぐために現場に配置された」と説明した。

ストライキに突入した労働者たちは、午後2時から高麗大に集まり、全面ストライキ決意大会を開いた。 高麗大の清掃、警備労働者たちは無期限ストライキを続け、残りの13の事業場の労働者たちは明日現場に復帰する。 労組はストライキ以後、用役業者の立場に前向きな変化がなければ、またストライキを検討する方針だ。

これまで労組と約20社の用役業者は8回の集団交渉を行ったが、使用者側が賃金凍結を固守して2月5日に交渉は決裂した。 その後、ソウル地方労働委員会の仲裁で3回の調整が行われたが、使用者側が凍結案を撤回せず調整は中止された。

先立って労組側は、公共機関清掃労働者の基準労賃単価に近い時給7000ウォンを要求案として提示したが、 使用者側が賃上げ不可を固守したことで対立が高まった。 現在、ソウル京畿支部所属の清掃労働者の時給は5700ウォン程度だ。

ハ・ヘソン組織次長は「どの大学も開講を控えていて、できれば学習権を侵害せずに妥結したいので労組は大幅な譲歩案を提示したので、使用者側が少なくとも賃金案は持ってくると期待していた」とし 「だが使用者側は、相変らず調停案は出せないとし、凍結を主張するだけで、結局8次交渉では集団で逃げだす事件も発生した」と批判した。

また労組は「全面ストライキで間接雇用労働者も尊重されるべき人権を持った堂々たる社会の構成員であることを確信させたい」とし 「今回のソウル京畿支部の全面ストライキは、生活賃金の確保が労働人権の開始という点を知らせ、生活賃金の現実的な基準を確立する契機になる」と明らかにした。

なお労組がストライキに突入した直後、集団交渉に参加している主要用役業者のC社は労組側に緊急交渉を要請し、午後4時から労使交渉が進められている。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2014-03-04 07:22:48 / Last modified on 2014-03-04 07:22:49 Copyright: Default

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