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酷寒の中、クレーンに上がった生コン労働者、「労組を作ったから解約」

亜州レミコン分会長、事務長クレーンが高空籠城に突入...「奴隷契約に耐えられず」

ユン・ジヨン記者 2014.01.15 19:33

仁川にある亜州レミコンの労働者たちが不当解雇と労組認定を要求し、クレーン高空籠城に突入した。

建設労組首都圏西部建設機械支部亜州レミコン分会のイ・チャンジェ分会長と チェ・ヒョンジェ事務長は、1月14日午前3時頃、ソウル市麻浦区アヒョン洞の 「コンドクザイ」アパート現場にある40メートルのクレーンで座り込みに突入した。

[出処:建設労組]

アジア洲産業仁川生コン工場で働いてきた生コン労働者41人は昨年11月28日、 建設労組に集団に加入した。これに対し使用者側は労組加入直後の11月末、 直ちにイ・チャンジェ分会長とチェ・ヒョンジェ事務長に解約を通知した。

クレーン高空籠城に上がったイ・チャンジェ分会長は「会社側は、労組に加入 したので明日から出てくるなと口頭で通知した。救済の方法はないといった」 とし「その後、何度も本社に行って対話をして、解約に関する内容証明でも 送ってほしいと要求したが、何も話はないと言われた」と説明した。

仁川生コン工場の労働者たちは、11月2日から45日間全面ストライキを続けている。 だが使用者側が対話しようとせず、労組指導部に解約を通知したことで事態が 悪化している。

イ・チャンジェ分会長は「45日間あらゆる手段で会社と話そうと言ったが、 『私とは話はできない』とこれを拒否した会社が、高空籠城に突入した後に 『降りて話そう』と要求している」とし「会社が不当解雇を撤回して労組を認 めるまで無期限高空籠城を続ける」と伝えた。

特殊雇用労働者に分類される生コン労働者は、いわゆる「奴隷契約書」を強要 され、劣悪な労働環境に苦しんでいる。さらに、昨年11月14日から16日まで、 首都圏の生コン3600台が適正運送料、延長手当て支給、奴隷請負契約書の廃止 などを要求し、同盟ストライキに突入した。

生コン労働者たちの請負契約書には、最初から労組活動を封鎖する内容が多く 含まれている。組合員に加入したり労組を結成した場合や、労組の服装や鉢巻 きを着用した場合、団体交渉を要求した場合に、会社は労働者たちに損害賠償 を請求できるという項目も存在する。

約8年間、生コンの運送料は低迷し、労働者の生計も直接の打撃を受けている。 イ分会長は「距離とは無関係に1回の運送料として、3万2千ウォンを受け取る。 だが1億1千万ウォンの生コン車を購入し、月3〜4百万ウォンのローンを返し、 保険料、車の修理費を引けば月に150万ウォン程しか稼げない」として「生コン 労働者はほとんどが40を越える家長だが、このお金では生活できない」と吐露 した。

政府が告示した標準賃貸借価格は存在するが、労働者にとっては飾りでしかない。 イ分会長は「政府が告示した標準賃貸借価格に違反して申告しても、賞罰規定で 使用者側と労働者が両方罰金を払わなければならない。特にこんなことを申告すれば 会社が再契約を拒否して、どこに訴えられない」と強調した。

続いて「請負契約書が不当だということは労働者も知っている。サインしては いけないということを知っていても、ミキサー車を運転しなければ暮らせないので 泣きながら1年単位契約を結ぶ」とし「今まで会社が言うとおりに働いてきた。 もうこうして暮らすことはできない」と声を高めた。

亜州レミコンの不当解雇に続き、双竜生コンでも労組幹部不当解雇事件が続き、 生コン会社の労組瓦解作業が本格的に始まるのではないかと憂慮されている。 建設労組首都圏西部建設機械支部の関係者は「亜州レミコンに続いて、双竜 生コンでも12月中旬頃、分会長の解約を通知した。組合社を中心に労組を弾圧 する傾向が現れている」とし「亜州レミコン闘争が11月、生コン同盟ストライキ の延長線上で続いてきたので、今後の闘争の様相も資本対労組の対決に広がる 可能性が高い」と説明した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2014-01-16 12:47:56 / Last modified on 2014-01-16 12:47:56 Copyright: Default

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