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鉄道労使交渉中断、キム・ミョンファン委員長「ストライキ中断条件」を発表

「政府が免許発給を中止し社会的議論を始めればストライキ中断できる」

ユン・ジヨン記者 2013.12.27 10:33

12月22日の民主労総強制侵奪以後、4日間姿を隠していた鉄道労組のキム・ミョンファン委員長が公式な記者会見を開いた。この席でキム・ミョンファン委員長は、使用者側と政府が水西発KTX株式会社の免許発行を中止し、鉄道発展のための社会的議論機構の構成という要求を受け入れれば、ストライキを中断すると宣言した。

キム・ミョンファン委員長は12月27日午前9時30分、ソウル市征東の民主労総で 記者会見を行って「政府が免許発給を中止し、鉄道発展方案についての社会的 議論を始めれば、私たちもストライキを中断してもいい」と明らかにした。

これに先立ち鉄道公社と労組は12月26日の午後4時30分頃から翌27日午前7時55分まで、 会議中断を繰り返しながら実務交渉を進めてきた。今回の交渉は、宗教界の仲介で 13日目に行われたが、労使は相変らず立場の差を狭められず交渉暫定中断に至った。

キム・ミョンファン委員長は「労使が実務交渉を行ったものの合意に至らず、 現在暫定的に交渉を中断している」とし「労使交渉を実質的に進展させるため、 国土部と国会の役割が必要だ。労組は会社側に交渉を続けることを提案したし、 実質的に進展できるように努力している」と明らかにした。

この日、労組は要求を続けてきた「理事会決定撤回」を要求から外し、△水西 高速鉄道の免許発給中断、鉄道産業の公共的発展方案用意のために労使民政が 参加する社会的議論機構の構成、△鉄道産業の公共的発展方案を用意するために 国会国土交通委の傘下に小委員会設置を要求、△今回のストライキに関する 告訴告発の取り下げなどを要求として提示した。

だが公社側は、労使民政が参加する社会的議論機構の構成には同意するものの、 水西高速鉄道免許発給中断などの労組の要求は受け入れられないと明らかにした。 特に鉄道公社は12月13日の交渉と同じように、労組の要求は公社の権限外であり、 公社、国土部ともに免許発給中断という労組の要求に同意しないという点を明確にした。

キム・ミョンファン委員長は「残念ながら交渉は平行線をたどり、長期化した 鉄道ストライキは年を越えようとしている」とし「水西高速鉄道の免許発給中断は、 社会的議論の前提だ。免許発給を強行しながら、社会的議論をするというのは 世論を糊塗するもの」と批判した。

続いて「今すぐにでも、国土部が拙速な水西発KTX株式会社の免許発給の日程を 中断するという立場を明確にすれば、鉄道労組もストライキを中断してもいい。 鉄道発展のための社会的対話に出てこいというのは国民の念願だ。国民的念願に 従うことをまた提案する」と繰り返し強調した。

一方、キム委員長は記者会見文で「ストライキが長期化しているこの時点で、 経済副総理のむちゃくちゃな発言は対話で問題を解決しようとする鉄道労働者 と国民の努力に冷水を浴びせる傍若無人な態度」とし「国民の血税を浪費する 交渉はないというなどの時代錯誤的な発想こそ、ストライキが長期化する主犯 であることに気付いて、今すぐ対話に出てくることを心から要求する」と明らかにした。

また、鉄道公社の660人代替人員新規採用公告に関しても「無理な代替人員の投入 をいますぐやめろ」として「鉄道公社は列車の安全を無視する無謀な代替人員の 投入に頼るのではなく、事態収拾のための本当の解決策である国土部の免許発給 中断のために、所信を持って動くべき時」と強調した。

現在、鉄道公社の崔然恵(チェ・ヨネ)社長は午前の記者会見で「徹夜マラソン 交渉をしたが、何の合意も導出できなかった」とし「今夜12時までに戻らない 職員は、復帰の意思がないと見て、相応の措置をせざるを得ない」と最後通告 をした状況だ。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2013-12-27 17:39:23 / Last modified on 2013-12-27 17:39:24 Copyright: Default

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