民主労総、「14日までに回答がなければ鉄道ストに連帯して対政府闘争」

政府・与党に5項目の要求を提示、14日に大規模決意大会を開催

全国民主労働組合総連盟(委員長シン・スンチョル、民主労総)が政府与党に鉄道ストライキを解決するための要求案を提示した。民主労総は政府、与党がこれに回答をしなければ、さらに強力な対政府闘争をすると宣言した。

民主労総と鉄道労組などは12月11日午前11時、民主労総大会議室で記者会見を 行い、「民主労総と鉄道労組は今日、強度を高めた闘争を宣言すると同時に、 政府与党に鉄道民営化事態の合理的な収拾のための要求案を提示する」とし、 「政府と政界は14日の14時まで、私たちの次の要求に真剣に回答し、前向きな 立場を明らかにすることを要求する」と明らかにした。

民主労総と鉄道労組が提示した要求は、△コレイルは別途株式会社設立決定を 撤回すること、△国土部は水西発KTX株式会社の免許発行を中断すること、 △与野は民意により国会国土交通委員会の傘下に鉄道発展のための小委員会を 設置すること、△国民のための鉄道産業発展のため関連当事者が参加した社会的 議論機構を設置すること、△鉄道公社は合法ストライキへの告訴告発と職位解除 などの労組弾圧を中断することだ。

民主労総のシン・スンチョル委員長は「もし政府と与党が14日民主労総の全国 集中決意大会まで、要求に対して何も応答しなければ、民主労総と鉄道労組は 闘争を続けるだけでなく、いかなる犠牲を甘受してもさらに強力な対政府闘争 をするほかはないことを明らかにする」と警告した。こうなると、民主労総は 緊急中央執行委員会で、鉄道労組は中央争対委で、今後の闘争を確定することに なる。

これとともに民主労総は鉄道労組のストライキを支持、援護するため12月10日、 地域連帯ストライキに突入した。今回の連帯ストライキは、16の民主労総地域 本部を中心に進められ、各本部別にストライキ宣言大会が開かれる。民主労総 はこの日の午後4時、ソウル駅で「鉄道ストライキ勝利! 民営化-年金改悪構造 調整阻止! 労働弾圧粉砕! 民主労総ストライキ宣言大会」を開いて、7時からは 同じ場所でキャンドル集会を開催する。

また民主労総は政府・与党への要求の回答日の14日、ソウルで大規模な民主労総 決意大会を開く。この日の集会には鉄道労組ストライキ組合員全員が上京して 闘争を行う予定だ。12日には宗教界などによる時局祈祷会が開催され、13日にも 全国的にキャンドル集会が開かれるものと見られる。

鉄道労組のキム・ミョンファン委員長は「鉄道労組は少しも揺らぐことなく ストライキ隊伍を維持する」とし「鉄道労組は民主労総の要求に全的に同意し、 民主労総の闘争基調に合わせて闘争を準備する」と明らかにした。

続いてキム委員長は「鉄道公社は水西発KTX運営株式会社の出資額384億のうち 昨日やっと50億を出資した。僅か50億ウォンで法人を作って免許を受け、民営 化のための布石を打っている」とし「私たちの要求は漠然としたものではない。 国土交通部が免許証を発行しなければ良い」と声を高めた。

記者会見には公共輸送労組連盟のキム・ジョンハン副委員長と、ソウル地下鉄 労組のパク・チョンギュ委員長も参加した。キム・ジョンハン副委員長は、 「今日、現場で緊急連絡を受けた。代替人員の投入により、大邱駅でのKTXと ムグンファ号の追突事故と同じように、全羅線でも今日同じ惨事がおきる ところだったというニュースだ」とし「また話すが、民営化による社会公共性 の低下は列車の大事故を呼び起こし、料金値上げに直結する」と展望した。

18日のストライキを宣言したソウル地下鉄労組のパク・チョンギュ委員長は 「ソウル地下鉄労組は臨時列車の増発に対し、組合員が反対闘争を守っており、 民営化反対ステッカー付着、114のすべての駅に鉄道労組への不当な弾圧を糾弾 する壁新聞闘争を実施する予定」とし「民主労総の総力闘争に積極的に参加し、 明確に実践していく」と明らかにした。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
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