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現代車不法派遣、糸口が見つかるか

現代車非正規職労組が16日に実務交渉再開

イ・ジョンウン記者 2013.08.20 18:35

10年間続いている現代自動車不法派遣問題が今度こそ解決されるのではないかと関心が集まっている。現代自動車と非正規職労組は8月16日、およそ一か月ぶりに実務交渉を再開した。実務交渉は何と4時間以上続いた。この日、労使は受け入れられるマジノ線について話したという。労使とも既存の主張から一歩退くという意中を表わしたと分析される。

[出処:蔚山ジャーナル]

不法派遣問題の解決において、労使間の最大の差は「正規職転換か、あるいは 新規採用か」だ。会社は不法派遣かどうかは裁判で個人別に判断する問題だと 主張し、ただし社会的責任の一環として社内下請労働者の一部を新規採用する という立場を固守してきた。しかし労組は直接生産工場で働く社内下請労働者 は不法派遣なので、全員正規職に「転換」すべきだと主張している。新規採用 の場合、下請企業で働いた期間を勤続と認めない。しかし転換は、下請企業に 入社してから2年以降の期間を勤続と認めなければならないということだ。

したがって労使が合意するためには、労組が要求してきた勤続を全て認める 「転換」と、会社の「新規採用」の間で妥協点を探すことになると見られる。 つまり、新規採用でも転換でもない新しい方式の特別雇用形態になる可能性が高い。

労使とも早期の問題解決を望んでいる。会社側は不法派遣企業というレッテル が会社のイメージに悪い影響を及ぼすため負担を感じている。そのため、これ までは新規採用の方式で不法派遣の余地をなくしたかった。非正規職労組も長 い戦いで疲れている。その上、今年の9月には、金属労組、現代車正規職支部、 非正規職支会がすべて選挙をしなければならない。それでは選挙と引受引継、 業務把握などに時間がかかるので、交渉なども延期しなければならない。した がって、選挙に突入する前に労使が意見を接近させられなければ、不法派遣の 問題解決も延びる。

労組はひとまず8月末までの交渉に集中する計画だ。もし8月中に会社から受け 入れられる案が出てこなければ、次期執行部に球を渡すものと見られる。(記事 提携=蔚山ジャーナル)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2013-08-21 07:21:10 / Last modified on 2013-08-21 07:21:10 Copyright: Default

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