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傍若無人のヴァレオマンド、法も見下して嘲弄

9日、慶州支部支会への出入保障を要求して座り込み...使用者側は断電・断水、用役、御用労組により侵奪威嚇

カン・ジョンジュ(金属労組) 2013.07.11 18:46

慶州支部のヴァレオマンド支会の労働者たちが、労組活動の保障を要求して、7月11日、工場の中で三日目の座り込みを行なっている。慶州支部所属組合員80余人も共に座り込んでいる。

7月10日13時頃、ヴァレオマンド支会の組合員と慶州支部の交渉委員は工場の中 にある支会の事務室への自由な出入を要求し、工場の中に入った。支部、支会 の要求は簡単だ。支会事務室への出入りを止めるなということ、事務室を以前 の状態に原状回復しろということ。会社は前に支会の事務室があった所の備品 をすべて取り除き、窓に防犯格子を付けた。

▲7月10日、慶州支部ヴァレオマンド支会組合員が支会事務室の窓から外を見ている。支会は裁判所の判決により、支会事務室への自由な出入の保障と事務室原状回復を要求し、7月9日から座り込みをしている。カン・ジョンジュ[出処:金属労働者]

去る3月に裁判所は、労組が提起した労働組合活動妨害禁止仮処分申請に対し、 会社は支会事務室への出入を妨害してはいけないと判決した。だが会社は「8時 から17時まで出入可能、出入時は出入台帳作成」等の別途手続きを取れば出入 が可能だとして、裁判所に異議申請をした。だが裁判所は支会だけに手続きを 取らせるのは差別だとして申請をすべて棄却し、4月にまた支会事務室への出入 と活動を保証しろと判決した。

「支会事務室出入保障の判決を守れ」

相変らず会社は頑固だ。支会の組合員たちは、4か月間、自由な出入を要求して 毎朝、会社と対峙している。会社の不法行為について労働部に提起し、労働部 支庁も会社側に事務室の出入を保証しろという文書を送った。会社はこれも無視 している。

ヴァレオマンドのチョン・ヨンジェ支会長は、「われわれは、裁判所の判決を 履行しろという当然のことを言っている」とし「裁判所は、会社の異議申請も 棄却して、2度も同じ判決をした。会社には、これを拒否して私たちを妨害する 名分は何もない」と指摘した。チョン支会長は「労働部の関係者と会うと、 会社は労働部の言いうことも聞かないという」とし「会社が法も、労働部も、 すべてを無視すれば、私たちも私たちのやり方でやるしかない」と説明した。

▲7月10日、ヴァレオマンドのチョン・ヨンジェ支会長は「われわれは裁判所の判決を履行しろという本当に当たり前にことを話している」とし「裁判所が会社の異議申請も棄却して2度も同じ判決をした。会社にはこれを拒否して私たちを妨害する名分は何もない」と指摘した。カン・ジョンジュ[出処:金属労働者]

7月10日に、支会の組合員たちが事務室に入ると、会社はすぐに管理者と用役、 御用労組の組合員など150余人を動員し、侵奪を試みた。警察がきて双方に暴力 が発生すれば現行犯で逮捕すると明らかにした。だがすぐ10数分後、使用者側 はまた侵奪を試み、暴力を使った。組合員が警察に逮捕を要求したが「見てい なかった。警察の所管だ」と使用者側の暴力を止めなかった。

支部はこの日の15時に支部昼間組の拡大幹部ストライキを決めた。支部の幹部 約80人は、ヴァレオマンド工場に集まって使用者側の侵奪に備え、徹夜で座り 込みをした。パク・チャングン支部長は「御用労組は何の手続きもなく、出入 しているのに、私たちだけ別途の手続きに従えというのはおかしい。支部が共 に闘い、出入保障と事務室原状回復の要求を必ず勝ち取る」と強調した。支部 は要求を勝ち取るまで、支部の組合員は交代で無期限で座り込みを続ける計画だ。

慶州支部、無期限の徹夜座り込みで闘争援護

会社は、支部が座り込みを始めると、猛暑なのに電気と水をすべて遮断した。 支会事務室周辺の建物まで、トイレの扉を南京錠をかけた鎖で使えなくした。 夜中に宣伝啓蒙放送をして、サイレンを鳴らし、眠らせないようにした。会社 の門はすべて車両で統制した。監視カメラでの撮影と管理者、用役を組合事務 室の周辺に配置して監視を続け、侵奪の威嚇をしている状態だ。

▲7月10日、支会事務室の自由な出入保障と支会事務室の原状回復を要求し、工場の中で座り込みをしているヴァレオマンド支会と慶州支部組合員が退勤宣伝戦をしている。カン・ジョンジュ[出処:金属労働者]

「自由な出入を保障すれば、ここで座り込みをする理由はない。過度な要求で もなく、判決をそのとおり履行して、正当な労組活動に対して文句を言うなと いうことだ。この要求を貫徹するまで、絶対に工場を出ない」。チョン支会長 は決意を明らかにした。チョン支会長は「管理者が周辺をふさぎ、現場労働者 が近よれない。だが昨日からずっと応援の携帯メッセージが来ている」と伝えた。

チョン支会長は「会社は金属労組が現場に入ることそのものが嫌なのだ。いろ いろ手続きを押しつけて出入りを止めるのもそれが理由だ」とし「それでコン テナで道もふさぎ、組合員と接触したり活動ができないように遮断している」 と会社の意図を指摘した。「誰が法と原則を守らず、この事態になったのか、 警察と労働部ははっきり知るべきだ。難しいが、退くことなく必ず要求を貫徹 する」。 (記事提携=金属労働者)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2013-07-12 09:44:48 / Last modified on 2013-07-12 09:44:49 Copyright: Default

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