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コオロン整闘委、果川本社テント座り込み300日目

「これまで9年、今後も黙黙と勝利に向かって進む」

ペク・イルジャ記者 2013.03.07 12:12

「2005年2月21日に整理解雇され、私たちはあまりに多くのものを失って生きて きました。しかし絶対に後悔しません。これからの人生が、今よりもっと苦し くなっても絶望しません。私たちの小さな闘争が世の中を変える小さな麦粒に なれば、どんなに闘争が長くなっても絶対に闘争を諦めません」。

9年間、整理解雇に反対して闘っているコオロン整理解雇粉砕闘争委員会(整闘委) のソン・チマン氏は、上京して300日間テントを守ってきた整闘委のチェ・イルベ 委員長と支援者の前で手紙を朗読した。A4四ページにびっしりと書かれた彼の 手紙は感謝と申し訳なさ、そして決意で埋まっていた。

[出処:ニュースセル]

3月6日午後5時から、果川のコオロン本社前では、コオロン整闘委のテント座り 込み300日を記念して「コオロンもうヤメ!」決意大会と闘争コンサートが開か れた。この日の大会には闘争事業場共同闘争団とコオロン共対委、地域市民が 参加した。

コオロン整闘委のチェ・イルベ委員長は「今までの9年のように、今後も黙々と 勝利するまで行く。連帯してくれる仲間に元気をもらい、新しい希望を抱いて 戦う」と大会発言をした。

テント座り込み300日目になるこの日は、コオロン整理解雇者が闘争を始めて 2936日目の日でもある。コオロン整闘委の戦いは、2005年2月、亀尾のコオロン 工場で労働組合活動家を中心とする78人に対する整理解雇が断行されたことで 始まった。当時、解雇者50人が集まって設けたコオロン整闘委は、9年の歳月を 経て現在は16人が残っており、そのうち13人は生計のためにアルバイトをしな がら整闘委活動を支援している。この日の大会には亀尾からきた整闘委解雇者 も参加した。

[出処:ニュースセル]

コオロン整闘委は、大会で「コオロン資本がこれ以上、この土地で不正な方法 を隠していては共存できないことを知らせ、全国民を相手にコオロン スポーツ 不買運動を訴える」と述べた。

一方、2006年から一度も解雇者復職を議論するための交渉をしないコオロン使 用者側は、李相得(イ・サンドク)前セヌリ党議員とも親密が深い。整闘委は、 『浦項地域で国会議員選挙期間に李相得を支援するためにコオロン亀尾工場の 職員のうち、浦項出身社が選挙に動員された』と伝えた。コオロン グループは 李明博(イ・ミョンバク)前大統領の実兄の李相得前セヌリ党議員に正常な会計 処理をせず顧問料の形で1億 5千万ウォンほどを支払ってきたことがわかり、 問題になった。整闘委は昨年7月26日、不法な政治資金提供の容疑でコオロン グループのイ・ウンニョル会長を検察に告発した。李相得前セヌリ党議員は 貯蓄銀行から金品を受けた容疑で起訴され、1審で実刑を宣告された。

[出処:ニュースセル]

コオロン整闘委チェ・イルベ委員長インタビュー

亀尾の闘争と果川本社前の闘争の差は?

亀尾で私たちがどんな闘争をしても、本社に全く報告がなかった。本社に来て、 この問題の鍵を握る本社役員が通勤するときに見て、この問題を直視させるよ うに圧力をかけられるようだ。

300日の闘争で、一番記憶に残る人は?

ツイッターやFaceBookなどのSNSで「頑張って下さい」と言う市民が、オフライ ンで直接支援にきて、食べ物や座り込み物品、カンパなどをしに来る。そんな 人々は本当に心からの思いで連帯してくれているので、とてもありがたい。 「私たちの戦いも、少しは知らされているんだな」と思ってとても力になる。 もちろん、闘う労働者は9年の歳月、いつも気を遣ってくれて支援してくれるの で、当然ありがたい。連帯してくれるすべての人が大切で感謝している。

上京した300日間『共同闘争団』は無視できない。共同闘争団との1年はどうだったか?

とても幸せだった。慶北地域にも闘争事業場連帯会議があるが、とても広くて、 ここの共同闘争団のように一週間に一回の共同実践は難しかった。昨年、闘争 事業場共同闘争団ができて、闘争している仲間たち自身が必要だったこともあ るが、連帯するという思いで共同闘争を続けてきた。闘争事業場が自分たちの ものだけを得ようとするのなら、共同闘争にならないだろうが、共闘団の中に ある各事業場の問題が「自分の問題」という思いが今では定着している。だか ら共闘団に意味がある。共闘団と一緒にした300日はとても幸せだった。

9年といえば、長期闘争事業場でも先輩格だ。双竜車や現代車非正規職などの長期闘争を展開している労働者に言いたいことは?

初めから9年と決意してきたのではない(笑)。陸橋座り込みをしているユソンや 鉄塔座り込みをしている現代車非正規職、双竜車の仲間たちを見て、むしろ私 が元気付けられている。そうした仲間たちは本当に悪い条件で闘争しているが、 それに較べれば私は本当に幸せに闘争しているようだ。闘争事業場の仲間たち の皆が共に頑張って、闘えれば良い。

これからの闘争の覚悟は?

闘争をするのなら、問題にしようとするのなら、極端な闘争を考えざるをえな い。極端な闘争をしなければ解決できない、そんなあせりがある。私自身も、 そう思う時がある。しかし、過去を振り返ると、闘争を続けていく過程でも、 突破口ができたりもした。闘争を続け、勝てる方案を共に探したい。コオロン 問題は、根本的に整理解雇制度が解決しなければ解決しない。整理解雇制度に 突破口を開けられように、現場に戻る日まで闘う。(記事提携=ニュースセル)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2013-03-08 09:06:30 / Last modified on 2013-03-08 09:06:32 Copyright: Default

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