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双竜車送電塔座り込み100日、3人に聞く

「双竜車闘争に連帯してくれるすべての人に本当に感謝」

ペク・イルジャ記者 2013.02.27 12:22

「2009年の双竜車整理解雇闘争は終わっていません。この土地の整理解雇に けりをつける闘争、野蛮と貪欲の資本家に対する全国労働者の巨大な闘争を 共に作りましょう」11月20日鉄塔座り込みに突入しながら (ハン・サンギュン、ムン・ギジュ、ポク・キソン)

三人の労働者が双竜車国政調査実施と解雇者復職、非正規職撤廃を要求して、 送電塔での座り込みに突入して、すでに100日になる。特に寒かった今年の冬、 数十メートル上空、15万4千ボルトの高圧電流が流れる送電塔の座り込みは決し て楽な闘争ではない。それでも100日を耐え忍んだ彼らの姿から、双竜車闘争の 切迫さが感じられる。100日を迎える座り込み当事者3人に所感と覚悟を聞いた。

100日夜を寝たら帰ると言った約束が守れなくなったお父さん

「お父さんは遠くに仕事に行く、100日夜を寝たら帰る」と、お父さんを捕まえ る小さい二人の子供をなだめて上がってきたポク・キソン氏は、100日経っても 子供たちとの約束を守れなくなったことがとても申し訳ない。彼の家は、3人の 座込者の中で送電塔から一番近い距離にある。家が近いのに行くことができな い身分になり、一日中家族のことを考える時間が多かった。「家族に言いたい ことが多い。整理解雇と非正規職問題を解決するために闘う私を支持して応援 してくれた愛する妻が一番有難くて心強い」と100日の所感を明らかにした。

ムン・ギジュ整備支会長は「座り込み100日は祝うようなことでもなくて、それ でもしかめっ面をすることでもなく...」と、淡々としていた。「私たちの問題 が個別の企業の問題でなく、政府と全体資本の問題なので、さらに長くなるほ かはないだろう」とし「それでも資本や政府に恩恵授与的な恩恵を望むのでは ないので、淡々と最後まで闘争する」と伝えた。

ハン・サンギュン前支部長は「赤ん坊の百日の祭りは町の人々に人ができると 知らせる日だ。私たちももう双竜車事態の真実を明らかにする大きな歩みを踏 み出す闘争をまた知らせる時点にしなければならないようだ」と所感を明らか にした。

「仲間を失った時が最も苦しかった」

100日間、一番苦しかった時はいつだったのだろうか。寒さも、国政調査の遠さ でもなかった。ポク・キソン氏は「起亜車のユン・ジュヒョン同志が亡くなっ た時、知らせを聞いて何日も寝られず苦しかった。非正規職闘争で一緒に顔を 見て、連帯した仲間が一日で世を去ったという知らせを聞いて、本当につらかっ た」としばらく言葉を失った。解雇労働者にとって最も苦しいことは、一人だ という孤独と孤立感だという気がした。

彼は「ここにいると、いろいろ考える。送電塔座り込み100日になっても双竜車 解雇労働者の要求は会社の塀を越えられない。それでも変わらず工場に戻ると いう切迫さで業務引継委員会の前で、平沢でビニール一枚かぶらずに闘う双竜 車の仲間たちと私たちの闘争に、大きな関心と応援をしてくれる人のおかげで 力がわく」とし「われわれは必ず生きて健康な姿で降りて行くから心配するな」 と付け加えた。

「気持ちを補う闘争も大きな力になります」

送電塔に上がると、前より連帯する人に対して感じるようになった気持ちは何 だろうか。ハン・サンギュン前双竜車支部長は「ここは孤立した空間なので… 前は一緒に拳を振り上げる闘争の力だけが全てだと思っていたが、ここにきて みると気持ちを補う闘争も、世の中を変える大きな力になると切実に感じてい る」とし「この座込場に直接きて連帯することはできなくても、応援して激励 し、真実と正義を明らかにする気持ちを広げてくれることに心から感謝する」 と明らかにした。

ムン・ギジュ支会長は「送電塔座り込みをしている3人も、双竜車解雇者が疲れ ている時もあるが、最後まで闘争する。からだと気持ちで私たちと連帯してく れるすべての人が、私たちが疲れるたびに力になってくれる」とし「もっと多 くの人が力と知恵をあわせ、双竜車問題解決に連帯して欲しい」と期待を伝えた。

「まだ… もっと多くの団結と連帯が必要だ」

最後に双竜車闘争に対する期待と覚悟を聞いた。連帯する人への感謝と、 しかしまだ足りない連帯の力を惜しんだ。

ポク・キソン氏は「多くの人が双竜車問題をよく知っていると思う。この10年、 双竜車には食い逃げ資本、不法会計操作、整理解雇、非正規職不法派遣、労働 弾圧、民主労組抹殺など、労働懸案に関する問題がすべて関わっている」とし 「労働運動陣営すべての問題である双竜車闘争に、団結と連帯の力をさらに強 めて連帯して欲しい」と頼んだ。

ムン・ギジュ支会長も「双竜車は整理解雇の代表事業場になった。双竜車の問 題は双竜車解雇者だけの問題でなく、全体労働界の問題だ。会計操作による不 当な整理解雇が撤回されない限り、すべての企業や資本が不法に整理解雇を続 ける」とし「労働界全体が双竜車問題解決にもっと力を集めなければならない」 と考えを明らかにした。

ハン・サンギュン前支部長は「双竜車問題解決を長引かせれば私たちも苦しい が、会社も苦しいのは同じ」とし「今も対話の門戸を閉ざしている会社側の経 営哲学は詳しく分からないが、望ましくないということだけは明らかだ。双竜 車が労働者全てが生きる喜びを感じる職場になることを防いでいる」と強調し た。また朴槿恵政権には「労働者の人生を奪い、福祉国家や国民大統合を言う のは虚構」とし「労働者に真心を明らかにすることが新政府の重要な課題だろ う」と付け加えた。(記事提携=ニュースセル)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2013-02-28 03:04:39 / Last modified on 2013-02-28 03:04:40 Copyright: Default

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