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週末を越えた韓進重工業事態...長期化の兆し

会社は強硬に交渉拒否、「外部勢力のために...」

釜山=ユン・ジヨン記者 2013.02.03 19:01

韓進重工業烈士闘争が週末を越えて長期化する兆しが見えている。

現在、韓進重工業支会の組合員とチェ・ガンソ烈士遺族は、5日間、韓進重工業 の工場の中に足止めされている。2月2日の民主労総集中決意大会の前後が事態 の基点になると見られていたが、事態の解決はますます霧の中に入っている。

まだ工場は封鎖されていて、支会と支援団体は警察と使用者側の侵奪に備えて 警戒を緩めずにいる。

会社は強硬に交渉拒否の立場...事態長期化の兆し

事態の基点になると予想された決意大会一日後、警察は工場の中で座り込みを していた組合員など11人を連行した。会社側は2月2日、30人以上の用役を工場 に投入して衝突が起きた。時々発生する工場内外の衝突は現在は小康状態だ。 そのため労組側は事態の長期化を憂慮し、会社と警察の動きに神経を尖らせて いる。

事態解決の決定的な方案となる労使交渉は、まだ見通しが暗い。会社側は支会 の工場進入から5日間、水面下の交渉にも出ずに強硬対応を続けている。

労組と遺族側は会社側の責任ある人物がチェ・ガンソ烈士対策に関する協議に 応じない限り、工場内での闘争は解除しないという立場だ。しかし会社は工場 の占拠を解かなければ遺族との対話をしないという方針だ。

会社側の関係者は「現在、工場に入ってきた支会の組合員は15人しかいない。 あとは会社とは無関係の外部の金属労組の人たち」とし「これは厳然たる不法 行為で、会社は生産に支障をきたしている」と説明した。

続いて「彼らが工場から出て行かない限り、対話に臨まないというのが会社の 公式の立場で、もし工場から出て行れば遺族との対話をする予定」と明らかに した。

しかし労組側の関係者は「私たちが入ろうとして入ったのでもなく、工場から 出ても連行するという方針だから出られない」とし「会社側が主張する生産の 支障はおかしい。現在、特殊船の作業は続いている」と説明した。

もし会社側が対話をするとしても、対話の主体と内容をめぐる対立も避けられ ない。会社は工場占拠を解けば遺族を相手に『葬儀手続き』だけを議論すると いう立場だ。だが労組は、遺族側から労組が葬儀手続きを委任されただけに、 労組との交渉をしなければならないと主張している。また、チェ・ガンソ烈士 の遺書により、葬儀手続きを含む損賠訴訟、民主労組弾圧などの懸案問題も 交渉の範囲に入れるべきだと要求している。

特に労組と遺族側は、会社が協議に応じても、前向きな合意ができなければ、 工場内部の闘争は解除できないという立場だ。労組側関係者は「今まで会社が ずっと対話を拒否してきたので、遺族はずっとやられてきたので、結果が出る までは工場の外に出ないという立場」と伝えた。

なお警察側は、遺体押収など公権力投入を検討しているが、検察により座礁し ている状態だ。韓進重工業工場の前で会ったある警察は「政界が動かない限り、 事態の解決は難しいのではないか」と展望した。現在、警察はキム・ジンスク 民主労総釜山本部指導委員とチャ・ヘド韓進重工業支会長など5人に対して業務 妨害の容疑で逮捕令状を取り、検挙を始めている。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2013-02-04 00:42:11 / Last modified on 2013-02-04 00:42:11 Copyright: Default

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