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蔚山と釜山行の希望バスが1年ぶりに再始動

バス37台で、全国から2千余人が参加

イ・ジョンウン記者 2013.01.06 08:16

「希望バス」が1年3か月ぶりにまた始動をかけた。

非正規職ない世の中作りネットワーク(非無世)と民主労総など市民社会団体で 構成された非常時局会議は、1月5日午前10時からソウル大漢門前と全国各地から 蔚山と釜山へと出発した。

[出処:蔚山ジャーナル]

この日の出発は、ソウル大漢門前から参加者約700人がバス14台に分乗し、慶北、 忠南、江原など全国から18台のバスが出発するなど、34台のバスを準備した。 しかし蔚山に到着すると、バスはさらに3台増えて、合計37台のバスが移動した。

バス乗車を申し込まずに乗合車や電車で移動した人も多く、蔚山には1500人ほ どが集まり、その後釜山では2千人に達した。2011年の希望バスの実務を担当し たある関係者は「たった1週間しか広報の時間がなかったのに、申し込みが殺到 し、参加者が2次希望バスの時と似た熱気を見せた」と話した。この関係者は 「当初5台ほどのバスを予想してイベントを準備していたが、結局は40台近い バスを埋める程熱かった」と話した。

彼らは酷寒と週末まで重なり、当初の予想より多少遅れたこの日午後4時に蔚山 現代自動車非正規職労働者が来て座り込みをしている送電塔を訪問し、1500人 が集まった中で「また希望作り現代自動車非正規職闘争勝利決意大会」を開いた。

この日の決意大会にはカン・ソンシン民主労総蔚山本部長とパク・ヒョンジェ 現代自動車非正規職支会長、同性愛者人権連帯などが発言した。送電塔座込者 のチョン・ウイボン事務長は、自分の座り込み日記3日付を読みながら「癸巳年 蛇の年をむかえ、蛇が汚名をすすぐように私たちも非正規職の汚名をすすぎ、 正規職になろう」と決意を語った。

この日の大会には60年代の仁川産業宣教会から労働運動を支援してきたチョ・ ファスン牧師(80)が出て「労働者たちに残酷な弾圧が強行された朴正煕時期も 耐えたのだから皆が一つになって、この難局を克服して行こう」と話した。チョ 牧師は産業宣教会の活動で1974、1978年の2回の獄中生活の末にまた1980年にも 労働者を扇動したという理由で連行された。最後の象徴儀式で参加者はバスの 中で作成した希望手紙を準備されたポストに入れた。大会は午後5時20分頃、 ペク・ソックン民主労総非常対策委員長が代表で希望手紙をポストに入れて 終わった。

[出処:蔚山ジャーナル]

参加者はまた2時間近くバスで移動し、12月21日に命を絶った韓進重工業の故 チェ・ガンソ氏の意を賛えるために釜山韓進重工業影島造船所の前で夜8時10分 頃から「また希望作り」行事を行った。

釜山集会は、各界の代表の共同宣言文朗読に始まり、夜10時30分まで続いた。 統一運動家の白基玩(ペク・キワン)先生とペク・ソックン民主労総非常対策 委員長、ユン・テックン民主労総釜山本部長、キム・ジンスク民主労総釜山本部 指導委員、竜山惨事汎国民対策委参加大学生などの発言が続いた。民主党からは 鄭東泳(チョン・ドンヨン)前議員と殷秀美(ウン・スミ)議員が、進歩統合党から はミン・ビョンニョル最高委員が、進歩正義党からは魯会燦(ノ・フェチャン)、 チョ・ジュノ共同代表などが参加した。一方、蔚山送電塔と釜山韓進重工業が 所属する金属労組のパク・サンチョル委員長と現代車正規職労組のムン・ヨンムン 支部長は2つの集会のどちらにも参加しなかった。

参加者は集会の後、1kmほど離れた影島区民葬儀場に作られた故チェ・ガンソ氏 の遺体安置所を訪れ弔問した。

希望バスは2011年に韓進重工業整理解雇撤回を要求して85号クレーンで高空籠 城をしていたキム・ジンスク民主労総釜山本部指導委員を支持するために国民 の自発的参加で作られた。希望バスは2011年6月から10月まで、計5回、約4万人 が参加した。(記事提携=蔚山ジャーナル)

[出処:蔚山ジャーナル]

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2013-01-07 07:42:54 / Last modified on 2013-01-07 07:42:55 Copyright: Default

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