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EBS 30日からストライキに突入...落下傘社長の出勤阻止

「密室で生まれる社長は認められない」

ソン・ジフン記者 2012.11.29 14:37

EBSがストライキに突入する。シン・ヨンソプ前放送通信委員会常任委員がEBS 社長に選ばれたことへの反発だ。言論労組EBS支部は11月27日から全面ストライ キ賛否投票を実施し、組合員377人(投票率88.3%)中299人(79.3%)が賛成して、 新任のシン・ヨンソプ社長の初出勤する11月30日からストライキに突入する。

EBS支部は11月30日午前10時に道谷洞のEBS社屋でストライキ出征式を開き、新 社長の出勤阻止闘争でストライキを始める。彼らは新社長の再検証を含む要求 事項が受け入れられなければ12月7日から製作部署別循環ストライキに入って、 14日には全面ストライキへと程度を高める計画だ。

EBS支部はシン・ヨンソプ新社長の選任過程について「放通委の密室で胚胎する 次期社長は誰であれ決して認められない。公開で資質の検証が確認されるまで 全面ストライキをはじめ、すべての手段と方法を総動員して阻止闘争をする」 と明らかにした。

[出処:EBSホームページ]

EBSの新社長選任は、面接対象者リストを公開しただけで、ほとんどの過程が非 公開で行われ、議論を起こした。EBSは、2006年に社長選任公募の過程で『社長 推薦委員会』を構成し、EBS社員代表1人が参加した。2009年には放通委主管の EBS社長面接過程をインターネットで生中継まで実施したが、今回の社長選任の 過程に対する疑惑がさらに高まっている。

民主統合党の崔敏姫(チェ・ミニ)議員は「放通委委員長と常任委員が彼らと共 に働いた同僚をEBS社長に決めた」とし「情報通信部出身で、放送には門外漢の シン・ヨンソプ氏が放通委常任委員を辞任し、EBS社長になろうとしたのは、 MBC、KBSを掌握した政府与党が最後に残された公営放送であるEBSまで手中に入 れるという意図」と指摘した。

言論連帯も声明を発表し「シン氏はEBS構成員が早くから『押し付け人事』だと 規定し、選任に反対してきた人物」と明らかにした。言論連帯は「情報通信部 と産業資源部などを経て、通信官僚として活動してきた彼の履歴には、教育と 放送に関する専門性はまったく見つからない」とし「誰が見ても、シン氏は 『非専門押し付け人事』の典型」と批判した。

EBS支部は6月末から会社と賃金団体協議を進めてきたが、ベースアップをめぐ り言論労組が提示する8.7%値上げの要求と使用者側の3.5%提示案が折り合わず 決裂した。団体協約でも支部は製作・編成に関する部署長の任命同意制と中間 評価制を要求したが、使用者側はこれを受け入れなかった。

ソウル地方労働委員会は、EBS労使の『賃金および団体協約交渉』を調停したが、 最終的に『調整不成立』とした。これでEBS支部は合法ストライキの要件を備えた。

シン・ヨンソプ社長は、EBS支部のストライキ決定について「30日の就任式の後、 正式記者懇談会を開く」と言及を避けたという。シン・ヨンソプ社長は30日の 就任式から3年間の任期を始める。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2012-11-30 07:40:51 / Last modified on 2012-11-30 07:40:52 Copyright: Default

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