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蔚山鉄塔座込者がユソン支会長に

[書信]完全勝利の願いを込めて

チェ・ビョンスン・チョン・ウイボン(蔚山現代車ミョンチョン鉄塔座込者) 2012.11.27 18:28

渦を巻いて鉄塔を吹き過ぎていく風の音がとてもうるさいです。
本格的 な冬に備える時、労働者たちが空に上がらなければならないようです。
かなり前に労働者たちが上がった屋根の上、ゴリアテとクレーンに続き、ここ 現代自動車蔚山工場でも二人が送電塔に上がった数日後、ユソン支会でも陸橋 の上で座り込みを始めたという知らせを聞いたのですが、やっと連帯の気持ち を伝えることになって申し訳ありません。

▲現代車蔚山工場鉄塔の上で座り込みをしているチェ・ビョンスン、チョン・ウイボン組合員[出処:蔚山ジャーナル]

ユソン企業支会は、私がヒアリングで労組の組織力、闘争力が強いところだと 聞きました。それで昼間連続二交代実施に合意できたのでしょう。団体協約を 破棄し、創造コンサルティングに作らせた『労組破壊シナリオ』の通りに弾圧 し、労組を壊そうと血眼なのがユソン使用者側だと理解しています。職場閉鎖 をして御用第2労組を作り、組合員を脅迫して代表交渉権を奪っていった使用者 側の態度は腹立たしいです。現場に復帰しても組合員に不利益を与え、労組を 揺さぶり続けている今、現場に火種を作るためのホン支会長同志の座り込みは、 ここ蔚山の状況と同じです。

使用者側と創造コンサルティングに国政監査を実施して、使用者側の責任者の 処罰と交渉成功、解雇者復職、第2労組解散などを要求するユソン労働者たちの 闘争も、単に座り込みだけでなく、現場での組合員による自発的な闘争の力が 必要なのも同じです。座込場を守るより現場を組織し、現場で闘争して欲しい という支会長同志の叫びは、今日もユソン現場に力を吹き込んでいるでしょうし、 不法派遣闘争をしている非正規職労働者としても全く同じです。

▲ホン・ジョンイン支会長

首にロープを巻いて陸橋の上で座り込んでいたホン・ジョンイン支会長同志の 消息を聞き、残念さと同志愛を同時に感じました。この国で闘う労働者たちが 味わう怒りと苦痛、切迫さを分かち合っているからでしょう。非正規職労働者 にとっては、昼間連続二交代より不法派遣撤廃正規職転換闘争の方が身近なの は事実です。しかし資本の名前は違っても、労働者を絞り取り、弾圧するのは どこも同じです。

蔚山でも鉄塔の火種を現場のストライキにしようと現場を飛び回る労組幹部と 活動家がいます。11次まで行われた不法派遣特別交渉で最高裁判決を1人の判決 に矮小化しようとし、新規採用で不法派遣の非正規職を正規職に転換すること を避けようとする現代車に対する怒りの声が高いです。それで二人が鉄塔での 座り込みを続けているのですが、私たちの高空籠城ですべてが解決するとは思っ ていません。現場の闘争、現場ストライキで現代車を圧迫し、実質的な降伏を 勝ち取らなければなりません。

現代車非正規職3支会は、現場ストライキに突入することに決めました。
現代車は各種の方式で鉄塔座り込みを解除しろと懐柔脅迫していますが組合員 は、いや2人の座込者は揺れません。私たちの要求が貫徹すれば、ここから降り ていきます。そうすれば現代車での不法派遣闘争が勝利になります。そして、 同じ力で昼間連続二交代、現場統制と労組破壊などに対する闘争をさらに力強 く続けて行くことを約束します。

一人で座り込みをしているホン支会長同志が、さらに苦しまないか心配になり ます。だが仲間たちを信じていますから、しっかり頑張れると思います。
現場を熱し、現場組合員の闘争で要求を勝ち取り、堂々と地面が踏めるよう にしましょう。
私たちの要求の民主労組死守! 整理解雇撤廃! 非正規職 撤廃! 牙山で、平沢で、蔚山での座り込みが、一つの闘争戦線を作り、互いに 力になるように、蔚山鉄塔から完全勝利の願いを込めた連帯を送ります。 頑張りましょう。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2012-11-28 22:11:42 / Last modified on 2012-11-28 22:11:43 Copyright: Default

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