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韓国:コルトコルテック2000日共同行動週間、熱気の中で終了
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コルト・コルテック2000日共同行動週間、熱気の中で終了

噂になった芸術空間富平工場、8月にまた建物撤去

ソ・ドンフン ニュースセル記者 2012.07.27 09:17

コルト・コルテック労働者の闘争2000日を迎え、7月15日から始まった共同行動 週間が7月25日の「工場ロックフェスティバル」と共に終わった。閉鎖された富平 コルト楽器工場でのこの日の公演には、コルト・コルテック労働者バンド 『コルバン』をはじめ、アマチュア増幅器、ウィデンス、ソヒ、電気ウナギ、 ハックルベリー・フィン、スモールア、ゲート・フラワーズの7つのインディ・ ミュージシャンが参加して楽しい舞台を作った。

[出処:ニュースセル]

[出処:ニュースセル]

これらのインディ・ミュージシャンは2000日以上戦ってきたギターを作る労働者 の報せに接し、彼らを応援して共にコンサートを開き、親密になった。これまで コルト・コルテック労働者とコンサートを開いたバンドは450チームを越える。

音楽家だけでなく、美術家もコルト・コルテック労働者の話を聞いて工場に駆 け付けた。現在閉鎖されているコルト楽器工場の中には美術家の作業室が作ら れている。15日からは共同行動週間が始まると共に、工場内は美術作品展示館 になり、展示会は30日まで続く計画だ。

[出処:ニュースセル]

[出処:ニュースセル]

工場の敷地を売却、8月撤去が予想

時間が経ち、コルト・コルテック労働者の戦いに力を貸す人々はますます増え ているが、使用者側の態度は相変らず冷淡だ。使用者側は大法院の不当解雇の 判決にもかかわらず、整理解雇を断行すると言ったり、労組側との協議もなく 富平工場の敷地を売却し、8月には建物が取り壊される危機に置かれた。

共同行動週間は終わり、コルト、コルテック組合員と文化連帯をはじめとする 活動家たちは新しい戦いを始めることを宣言したが、工場を守っている人々の 気持ちは複雑だ。バン・ジョンウン金属労組コルト楽器支会長は「現在、建物 のオーナーは、私たちに工事妨害禁止仮処分申請をしており、法院でおそらく 8月初めには判決が出てくるだろう。そうなると私たちを追い出すために6月の ようにまた用役や重機が攻め込んでくると予想される。休暇期間を利用して、 早ければ8月初めに入ってくる可能性も高い」とため息をついた。

富平コルト楽器工場の土地は、4月に売却され、その後工場を壊してガス充填所 ができる予定だという。バン・ジョンウン支会長は「事実、売買の過程にも疑 わしい部分が多い。ガス充填所を作るには工場敷地が広すぎ、それを作るとい うのも急造のようなもので、まだ紛争が終わっていない事業場の土地を安くも なく、高い代金(坪760万ウォン)で誰が買うのか」とし、工場売却が釈然としな いという疑問を提起した。

また「契約書は3か月以内に業種を変更し、法人を設立した後で再契約を結ぶと いう条項がある。普通は売る人が新しい主人にあれこれ言わない。これは3か月 以内に私達を追い出す偽装売却の可能性が高い」と主張した。

現在、コルト・コルテック支会では、緑色病院に依頼した建物アスベスト含有 量などを根拠に区庁に工事中止を要請しており、工場を拠点に続けてきた戦い を8月からどう進めるか、金属労組仁川支部と大田忠北支部などの組合員が共に 論議しているという。

最後にバン・ジョンウン支会長は「現在、内部ではソウル本社に行き、座り込 みをする話もあるが、6年間守ってきた富平工場は象徴的な意味が大きい。敷地 を売却したからと言って、このまま出て行けば、他の整理解雇事業場でも同じ 方法で労働者を追い出せる。前例にしないためにも、われわれは工場を守るつ もりだ」と話した。(記事提携=ニュースセル)

▲工場内展示された作品[出処:ニュースセル]

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2012-07-27 17:23:00 / Last modified on 2012-07-27 17:23:21 Copyright: Default

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