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KBS労使合意書「ストライキ中断…公正放送方案用意」

新労組代議員大会でも協議案通過…8日5時付けで復帰

チョ・ヒョンホ記者| chh@mediatoday.co.kr

94日間のKBS新労組ストライキを中断する協議案が、KBS新労組代議員大会でも 通過し、新労組の組合員は6月8日午前5時付で業務に復帰する。ただし、最後の 承認手続きの組合員総会が8日開かれるため、実質的には9日に復帰することになる。

KBS新労組は7日午後3時から4時間近く続いた代議員大会の結果、『ストライキ 中断および合意案承認』の議案に対し、67人中67人が出席、賛成53票、反対11票、 無効3票で可決した。

この場では「キム・インギュ社長退陣が明文化されない状態で戻れるのか」、 「他のストライキ事業場との連帯闘争についての今後の方向やスケジュールが 必要」、「聴聞会国政調査開催に続けていけるかについての方案も用意しなけ ればならない」という留保的な意見もあったが、多数のKBS新労組代議員は、 「公正放送を保障する装置の用意は大きな成果なので、報道闘争と同じように 内部闘争を強化すべき」という意見を出したことで、高い割合で協議案を議決 した。

これによりKBS新労組は8日午後1時、ラジオ公開ホールで全組合員討論会、午後 3時『概念広場』(新館階段の前)で全国組合員総会を開いた後、即時業務に復帰する。

一方、代議員大会の結果が出た直後、KBS経営陣が公開した双方の合意書には、 △放送正常化のために8日05時からストライキ中断および業務復帰、△2012大統領 選挙放送など公正放送実践のための具体的方案用意、△相互信頼して疎通できる 公営放送組織文化を作る努力、△ラジオ メディア活性化ために努力などの簡略な 内容が含まれていた。

これに先立ち、KBS新労組のキム・ヒョンソク委員長は記者会見で、大統領選挙 公正放送委員会に労組委員長と社長が同時に参加する条項と、調査報道チーム の新設、ラジオ週例演説廃止推進、懲戒最小化、本部長去就議論など具体的な 内容を明らかにしたが、実際に公開された合意書には大きな枠組みの言及だけ が記載されていた。

これについてKBS広報室は『KBSの立場』を出し「KBS本部労組がストライキ終了 および業務正常化を公式宣言し、これを良い方向に進むための契機にする」とし 「労使合意文で2012年大統領選挙など公正放送実践のための具体的方案を用意 することにした」と明らかにした。

KBSは「今回の交渉で国民の放送として揺らぐことなく法と原則を守り、公式の 合意以外に何の裏合意もない」とし「これまでストライキにより視聴者に不便 をかけた点を深く謝罪申し上げる」と付け加えた。

以下は7日に公開されたKBS労使合意書全文だ。

労使関係正常化のための合意書

韓国放送公社(以下『公社』)と全国言論労組KBS本部(以下『組合』)は次の通り 合意して相互誠実に、遵守する。

  1. 組合は放送正常化のために2012年6月8日05時にストライキを中断して業務に 復帰する。
  2. 公社と組合は2012大選放送など公正放送実践のための具体的方案を用意する。
  3. 公社と組合は相互に信頼して疎通できる公営放送組織文化を作るために努力する。
  4. 公社と組合はラジオメディア活性化に努力する。

2012年 6月 5日
韓国放送公社社長キム・インギュ(印)
全国言論労組KBS本部委員長キム・ヒョンソク(印)

原文(メディア・オヌル)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作権:この記事の原著作権は、韓国のインターネット新聞メディアオヌルが保有しています。この記事はメディアオヌルの許可を得て翻訳・掲載したものです。本記事および文中の写真・図表の利用や転載などについてのお問い合わせはメディアオヌル宛にご連絡ください。


Created byStaff. Created on 2012-06-08 07:51:29 / Last modified on 2012-06-08 07:52:06 Copyright: Default

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