特殊雇用者労働基本権保障1万人署名運動開始

闘争1600日を迎えた才能労組「われわれはなぜ彼らだけに特殊な労働者なのか」

学習誌教師労働者、貨物労働者、代理運転労働者など、特殊雇用労働者たちの 労働基本権を要求する1万人署名運動が始まる。『民主労総特殊雇用対策会議』 は5月7日午前11時、恵化洞才能教育本社前で記者会見を行い『特殊雇用労働者 労働基本権保障要求1万人署名突入』を宣布した。

この署名で特殊雇用労働者たちは、△特殊雇用労働者の労働者性認定、△特殊 雇用労働者の労災補償を要求している。現行法制度で個人事業者に分類される 貨物労働者や学習誌教師労働者は、労組法と労災保険法の保護を受けられない。

この日発表した記者会見文で、彼らは「特殊雇用労働者の労働者性認定と労働 基本権保障のための共同事業の成果を集め、特殊雇用労働者の労働三権を勝ち 取る闘争の一環として、特殊雇用労働者労働基本権保障要求1万人署名運動に 突入する」と明らかにした。

彼らは続いて「(この署名運動は)特殊雇用労働者の劣悪な労働の現実と、労働 基本権保障の当為性を集める事業で、6月の国会開院時期を目標として労働三権 をはじめ完全な労働基本権を勝ち取る」と署名運動の意味を説明した。

7日で闘争1600日目を迎える才能教育労組のユ・ミョンジャ支部長は「トラック を運転する労働者、保険労働者、学習誌教師は、私たちにはお馴染みの人だが、 なぜ彼らは特殊というよくわからない名前なのか」と問いかけて、『特殊雇用 労働者』という分類が持つ見せかけを批判した。続いて彼女は、「特殊雇用は 雇用費の負担がなく、労働者が死んでも資本は責任を取らなくても良い(唯一) 汚い資本だけに利益になる雇用形態」と特殊雇用の契約形態を批判した。

国家人権委員会は2007年10月、政府が特殊雇用労働者を保護するための関連法 を制定、改正することを勧告し、事業主には労働三権を全て認めるよう勧告し た。国際労働機構ILOも、大型貨物トラックの運転手はもちろん、すべての労働者 に対する労働組合の認定と交渉権の保証を要求している。

署名運動は、建設、貨物労働者がまず始め、すべての特殊雇用労働者を組織し、 運動を拡大していく方針だ。特殊雇用労働者はまた宣伝物で、特殊雇用労働者 の現実と自分たちの主張を大衆に知らせていく計画だ。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
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