YTNもストライキ開始...放送3社共同スト成功

国民日報と聯合ニュースもストライキを準備中

YTN労組がストライキに入った。YTN労組はペ・ソクキュ社長の連任反対と解職者 の復職を要求し、『Angry YTN、Hungry 公正放送』を旗じるしとして3月8日 午前9時、ストライキ出征式を開いてストライキを始めた。

▲出征式に参加したYTN組合員

YTN労組は3月22日の理事会で再信任が決定したペ・ソクキュ社長の連任に反対 し、全面ストライキ賛否投票を実施、66%の賛成率で全面ストライキが可決した。 今回の第1段階全面ストは、8日から10日まで、48時間続く。9日に開かれる株主 総会の結果と、ペ・ソクキュ社長の連任の有無を念頭に置いたと分析される。

ペ・ソクキュ社長は就任以後、報道局長推薦制の一方廃棄、公平性を失った報道、 不透明な経営などで構成員の信頼を失い、絶え間ない対話の要請にも応じなかった。 決起大会で労組が公開した映像には対話要請を要求する労組員に「笑わせるな」 と話すペ・ソクキュ社長の姿が収められていた。

使用者側は、今回のストライキを不法ストライキと規定した。使用者側はスト に参加する労組員には無労働無賃金の原則を適用すると脅している。またスト に参加すれば不利益を受けるという携帯メールを社員に送ったと言う。

▲ノ・ジョンミョン前YTN労組委員長

2008年、ク・ボノン前社長の出勤阻止闘争を率いて解職され、投獄までされた ノ・ジョンミョン前労組委員長も出征式に参加した。彼は「ロビーをぎっしり 埋めた組合員を見ると、釈放のために戦ってくれたあの時を思い出し、感慨が 新た」と涙声で話した。彼は「このストライキに勝利して公正言論とYTNの未来 を取り戻してこそ、始めて『解職ジャーナリスト ノ・ジョンミョン』、『自然人 ノ・ジョンミョン』に戻れる」とし「今回のストライキは私たち皆がYTNの主人に なること」とストライキの正当性を強調した。

言論労組のイ・ガンテク委員長は出征式で、「戦いに勝つためには天時、地利、 人和を持たなければならない」とし「われわれは各報道機関がストライキを 始めた天時と、政治地形が変わる地理、労組員が堅く団結した人和のすべてを 持っている」と話した。

解雇者復職非常対策委のイ・キョジュン委員長は、「今回のストライキはYTNが 本来の場所に戻り、解雇者が元の職場に戻り、公正放送が本来の位置に戻るた めの戦い」と話した。

初めてストライキに参加した末っ子組合員もストライキの決意を述べた。YTN 12期のキム・トウォン記者は「3年前のストライキの時は労組員でなく、一緒に できずに見ていなければならなかったが、今回のストライキでは最後まで先頭 に立って戦う」と述べた。また、『敗北主義とは、敗北を覚悟せず、敗北を恐 れること』という洪世和(ホン・セファ)進歩新党代表の発言を引用し、 「勝てるから戦うのではなく、戦うから勝てる」という決心を示した。

▲キム・ジョンウク労組委員長

YTN労組のキム・ジョンウク労組委員長は、朗読した闘争決議文で「より良い生 に変えようと望めば、きっと変わる」とし「労組執行部がいつも隊伍の先頭に 立つので、迷い、苦しんでいる組合員も一日も早くストライキに賛同してほしい」 と要求した。

一方、YTN労組は8日午後2時、MBC、KBS労組と共に共同集会に参加する。 YTNがストライキに入り、初めての共同集会だ。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
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