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MBC大量懲戒...労組、「全員ストライキ参加を指令」

パク・ソンホに続いてイ・ヨンマ記者も解任、チェ・イルグ、キム・セヨン アンカーに停職3か月などの懲戒

ソン・ジフン修習記者 2012.03.05 17:52

大量懲戒が始まった。MBCは2月29日、パク・ソンホ記者会長を解雇し、ヤン・ ドンアム映像記者会長に停職3か月の重懲戒をしたことに続き、イ・ヨンマ労組 広報局長も解雇した。

MBC使用者側は3月5日午前に懲戒委員会を開き、イ・ヨンマ労組広報局長をはじ め、チェ・イルグ、キム・セヨン アンカーと、キムジョングン アナウンサー など補職幹部5人と労組幹部3人に重懲戒をした。イ・ヨンマ広報局長は解雇、 補職幹部のチェ・イルグ、キム・セヨン アンカーは停職3か月だ。

今後も懲戒は続きそうだ。イ・ジンスクMBC広報局長は「ストライキ参加者を 順に懲戒する方針」と明らかにした。

▲チョン・ヨンハMBC労組委員長

労組側の対応も強い。労組は労報(労組機関紙)を通じ『総力闘争』を宣言し、 現在ストライキに参加していない組合員全員にストライキに賛同するようにと いう全面ストライキ指針3号を出した。チョン・ヨンハ労組委員長は、全面スト 特報に掲載した『委員長の手紙』を通じ「この闘争は、公営放送社の一員として 自らを守る本能であり、当然担うべき使命」とし、全MBC職員がストライキに 賛同するよう訴えた。

解職されたパク・ソンホ記者は3月5日朝、CBSラジオの『キム・ヒョンジョンの ニュースショー』に出演し「個人への何かの弾圧というより、われわれMBC記者 全体の口止めと弾圧だと思われ、悲しい」と今の心境を伝えた。

一方、MBCに続いてKBSとYTNもストライキを決め、今週中に放送3社の同時スト という初の事態になる予定だ。KBSは6日から、YTNは8日からストライキに入る。 KBSとYTNも、政権の押し付け人事とそれによる公正報道の破壊がストライキの 核心的な争点だ。

イ・ガンテク言論労組委員長は5日朝、平和放送ラジオの『開かれた世界今日』 で、「落下傘社長をあちこちに投下し、その社長がまた主要幹部として政権に 忠誠を尽くし内部での信望や実力とは無関係な人々を任命して、取材方針など すべてに介入し、官製放送化を試みた」と、昨今の報道機関の同時ストライキ の原因を説明した。

MBC、KBS、YTNはすでに『公正放送のための共同闘争委員会』を構成し共同闘争 を準備している。

▲MB放送掌握審判MB落下傘退出公正報道争奪のための共同行動(準)

市民社会団体も、今回のストライキに手を貸している。『MB放送掌握審判、MB 落下傘退出、公正報道争奪のための共同行動(準)』は、5日午後放送文化振興会 前で記者会見を行い、「放送は政権の私有物ではなく政権の顔色をうかがって、 放送掌握の脇役を続ければ、放文振の理事は国民の断罪を避けない」と述べた。

チョン・ヨンハMBC労組委員長もこの日の記者会見で「放文振は、放送の混乱を 管理監督しろ」とし「混乱の原因であるキム・ジェチョル社長に措置を取らな ければ国民的抵抗に直面する」と警告した。

3社共同闘争委員会は5日の晩、清渓広場で共同ストライキ宣布式『ストライキ 三国志』を開き、本格的なストライキ闘争を始める。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2012-03-06 03:03:48 / Last modified on 2012-03-06 03:03:51 Copyright: Default

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