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双竜車希望テント労働者参加団が全国巡回

「夜には眠ろう」ユソン企業労働者と会う

シム・ヒョンホ メディア忠清記者 2012.02.02 12:49

「外部の人たちは、双竜車闘争は整理解雇撤回闘争で、われわれは昼間連続2交 代争奪闘争だと思われているが同じような戦いだ。分けることには意味がない。 なぜなら根本的に資本の労働者に対する弾圧だからだ。労働者のすべての闘争 は同じだ。希望テントで資本家に刻印させよう。今回の闘争に積極的に連帯 しよう」。

ホン・ワンギュ ユソン企業嶺東支会長は、全国を巡回している『希望テント 労働者参加団』と会った席で組合員に『希望テント』の重要性を説明した。

2月1日『希望テント労働者参加団』と金属労組双竜車支部は10日間の日程で、 双竜車整理解雇の不当性と11日の『3次包囲の日』に連帯を求めるために全国の 闘争事業場を巡回する日程を始めた。

▲ユソン企業使用者側管理者が閉ざした鉄の扉をユ・ソンヨン同志会組合員と希望テント労働者参加団が押している。

最初の訪問事業場は、昨年の夏を昼間連続2交代制争奪で熱くしたユソン企業・ 嶺東支会だ。『希望テント労働者参加団』(以下 労働者参加団)が1日午前9時 50分頃にユソン嶺東工場の前に到着すると、使用者側の管理者はざわざわし始 めた。突然、開いていた鉄の扉が閉ざされ、労働者参加団は緊張し始めた。10 日間の全国巡回日程で初めての訪問地から問題が生じたためだ。

だが工場の食堂で『ユ・ソンヨン同志会7期1年目の定期総会』を進めたユ・ソ ンヨン同志会の組合員が正門に駆け寄ってきた。彼らは使用者側の管理者に 「労組の事務室になぜ行かせないのか。これは労働組合への支配介入だ」と強 く抗議し、労働者参加団と共に堅く閉ざされた鉄門を押し開けた。

総会を終えたユソン企業嶺東支会の組合員たちが労組事務室の前に集まって、 労働者参加団と双竜車支部の連帯のための集会が始まった。

この席でムン・ギジュ双竜車支部整備支会長は「2009年の玉砕ストライキで、 整理解雇撤回闘争をしたわれわれは、まだ外で整理解雇と非正規職ない世の中 を作るための闘いをしている」とし「全国の労働者すべてが固く団結し労働者 の生存権を確保する世の中を作ろう」と話した。

続いてムン支会長は「11日に3次包囲の日が予定されている」とし「苦しく難し いが、みんなが集まって解雇が殺人だとすべての資本家に刻印させよう」と強 調した。

▲ムン・ギジュ双竜車支部整備支会長がユソン企業嶺東支会の組合員に3次包囲の日の参加を訴えている。

キム・ソンミン民主労総忠北本部長も「2009年にユソン企業嶺東支会長をして、 双竜車闘争に積極的に連帯した。当時、窮屈な連帯日程を消化するのは大変だ と思った」とし「だが昨年の昼間連続2交代制闘争を経て、連帯は難しいことで はないということを、また考え直した」と明らかにした。

続いて、「民主労総が今年のゼネストを全員一致で通過させる熱意を見せた」 とし「これにより選挙で世の中を変えようという話があるが、仲間たちの闘争 を勝利させる元肥に活用しなければならない」と声を高めた。

労働者参加団は2月1日のユソン企業嶺東支会訪問を始め、10日間の全国巡回の 日程を消化する。初日はユソン企業嶺東支会と、蔚山の現代車非正規職支会を 訪問し、その次は慶尚南道、全南、全北、京畿、忠北の順で全国の闘争事業場 を訪問する予定だ。

一方、ユソン企業支会も『ユソンふくろう闘争団』を作り、2月6日から5日間 『夜間労働撤廃と労組法全面再改正』のための全国巡回闘争を行う。

希望テント労働者参加団のキム・ミョンソク活動家のインタビュー

▲希望テント労働者参加団
のキム・ミョンソク活動家

『希望テント労働者参加団』がどう作られたのか説明してほしい

韓進重工業整理解雇撤回のための『希望バス運動』をいくつかの団体が批判的 に評価した。自発的連帯という社会的連帯運動が最大の成果だったが、私たち の議題であるにもかかわらず、組織労働者がきちんと役割を果たせなかったと いう評価があった。それで、希望バスの後は双竜車に行こうと宣伝した。組織 労働者がきちんと自分の役割を果たせなかったので、今度は双竜車闘争を媒介 にして、希望バスで作られた整理解雇撤廃の議題を組織労働者が先頭に立って 拡張させようと言った。

また、世界的な占領運動の影響だが、労組の指令によらず金属労組や民主労総 の官僚化した組合主義的な思考を越え、下へからの一般組合員の闘争を作り出 そうというのが実は最大の趣旨だった。参加団は多くの政治組織に提案し、そ れに反応した組織を中心に『希望テント労働者参加団』が作られ、1次、2次、 3次包囲の日まで来た。

どんな活動をしてきたのか説明してほしい

『1次包囲の日』の前、12月初めに1週間全国巡回をした。それを通じ、私たち が組織した150人程度の労働者が『1次包囲の日』での懇談会に参加した。この 懇談会で参加団の計画を決めた。希望労働者宣言をしようという話もここで出た。

闘争を知らせるために募金運動をしようということになり、9800人ほどが宣言 し、新聞広告を出した。当時は現場組合員の雰囲気は熱かった。締め切っても 申請が続いて来る。双竜車闘争の重要性と意義は否定できないことを見せ、そ うした力がその後の『3次包囲の日』に続く基盤になったと思う。

かなり現場巡回をしたが双竜車問題に対する雰囲気はどうか?

金属労組と民主労総の官僚主義、組合主義的思考と関係するが、労働組合幹部 の多くは『希望テント』運動を知らない。だから現場の組合員はもっと知らな い。実際、双竜車整理解雇撤回闘争は皆知っているが、希望テント運動が何か は、わからない。それで『希望テント』を知らせるために参加団が大きな役割 を果たしたと思う。

双竜車の整理解雇問題をどんな視点から見るべきか

双竜車闘争にはすべての問題が集約されている。労働強度、整理解雇、さらに 夜間労働問題、非正規職問題がすべて集約されているので、この窓を通して、 すべての現場の闘争にして、議題を拡張しようと思う。これは1次懇談会で実際 に出てきた話だ。単に双竜車だけの闘争ではなく、全国労働階級、総団結戦線 を作る一つの契機になると思う。双竜車闘争を媒介として、現場の問題に拡張 させようという考えだ。希望バスで作られた整理解雇議題を拡張し、階級戦線 を拡大することが参加団の目標だ。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2012-02-03 17:23:44 / Last modified on 2012-02-03 17:23:48 Copyright: Default

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