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韓進重に似た形のプンサンマイクロテック、『整理解雇』の悪夢

整理解雇をしても役員報酬を引き上げ...労働者に休暇を出して会社売却

ユン・ジヨン記者 2011.12.16 12:33

今年一年、『整理解雇』という社会的問題を作り出した韓進重工業問題が11月 の初めに労使合意で一段落した。社会的な世論を背負った労働界と市民社会、 汎与党圏が整理解雇撤回の戦いに同調し、結局、韓進重工業が整理解雇を撤回 して社会的に『不当解雇反対』の雰囲気が作られた。

だが韓進重工業が労使合意する二日前の11月7日、釜山ではまた集団整理解雇の 刃が舞った。(株)PSMC(旧プンサンマイクロテック、釜山、海雲台区盤如洞)は 12月7日、全生産職労働者198人の30%に当たる58人を整理解雇した。国内外の ライバルメーカーの過剰競争で昨年まで営業利益が6年連続で赤字を記録して、 今年上半期の累積赤字が400億ウォンに達するほど経営状態が悪化したという理由だ。

『韓進重工業闘争』は勝ったが、『整理解雇闘争』はまだ残る

韓進重工業や双竜自動車、プンサンマイクロテックまで、使用者側は整理解雇 を敢行するにあたり『経営上困難』を要件に提示する。この場合、会社は労使 の対話で経営難を解決するより『整理解雇』という構造調整で解決しようとす るという非難に苦しむ。

整理解雇闘争が起きるのも、経営陣の責任を労働者に転嫁しようとするという 批判から始まる。使用者側が提示する『経営上の問題』も事実上、口実に過ぎ ないことが多く、労働者の生存のための闘争は必然的にならざるをえない。

その面で、韓進重工業とプンサンマイクロテックは整理解雇の開始から過程も よく似た部分が多い。韓進重工業は、経営上の理由で構造調整を強行したが、 株主には174億以上の巨額株式配当がなされた。特に使用者側は、受注と物量が なく、整理解雇が不可避だと主張したが、フィリピンのスービック造船所には すでに3年分の物量が確保されていることが分かり『影島造船所縮小』シナリオ の疑惑が提起された。

プンサンマイクロテックでも、経営難にもかかわらず役員の報酬は増加した。 労組によれば、昨年の登記理事5人の1年平均保守額7500万ウォンを6か月に換算 すれば3750万ウォンだが、今年1〜6月の常勤理事3人の平均保守額は4600万ウォ ンで、22.6%上げられたという。特に9月初め、会社が10億余ウォンの有償増資 に成功し、当初の目標額の101%を達成したが、整理解雇を強行して『不当解雇』 という非難を受けた。

労使の『整理解雇撤回合意書』を使用者側が一方的に翻意したのも二つの事業 場に共通する整理解雇手続きだ。使用者側は4月、労組側に有償増資のため賃金 と賞与金を削減するとし、整理解雇を通知した。これに対し労組は4か月間の交 渉で、8月に使用者側と整理解雇撤回合意書を作成したが、結局使用者側はこれ を翻意し、9月に労組側に『11月7日付で総員の30%を整理解雇する』と通知した。

労働者に休暇を出して会社を売却

特にプンサンマイクロテックの整理解雇は集中的に労組幹部になされ、『労組 弾圧』という非難に苦しんでいる。4人の労組役員のうちムン・ヨンソプ労組支 会長をはじめ、副支会長と事務長の3人の役員が整理解雇リストに含まれた。 支会の執行委員幹部5人のうち4人、代議員15人のうち10人も整理解雇された。 労組幹部25人のうち17人が解雇されたわけだ。

また生産職労働者だけでなく、事務職労働者の整理解雇も予想され、労働者は 『終わらない整理解雇刃』に身を震わせている。会社は10月6日、釜山地方雇用 労働庁に全社員の30%に当たる77人の労働者を解雇すると申告したが、4人の 希望退職者を合わせて、58人の労働者だけが整理解雇された状況だ。

ムン・ヨンソプ支会長は「まだ整理解雇が終わっておらず、現場の雰囲気は凍 りついている」とし「現在、使用者側は今週から臨時職アルバイトを採用して おり、労組は団体協約違反でこれを告訴する計画」と明らかにした。

何よりもプンサングループは昨年12月29日、労組と協議もせずプンサンマイク ロテックの株式持分57.2%を240億ウォンで(株)ハイディスに売却した。売却し た当時、労働者は以前にはなかった一週間休暇を受けていた。

ムン支会長は「昨年11月から売却の話が出回っていたが、11月11日、副会長が 直接事業場を訪問して『売却はない』と言って帰った」とし「だが12月27日、 グループは労働者に一週間の休暇を出して会社を不良売却した。われわれは会 社が売られたことを翌朝インターネットで確認した」と批判した。そのため、 支会は団体協約違反について使用者側に抗議文を送ったが、会社は『単純な株式 売却』と答えたという。

一方、プンサンマイクロテック支会の組合員、約150人は14日と15日の2日間、 ソウルで上京闘争を繰り広げた。彼らは15日午後1時、忠正路のプンサングルー プの新社屋で集会を開き、整理解雇撤回と不良経営退陣などを要求した。この 席でホン・ジウク金属労組副委員長は「金属労組は1月11日の嶺南圏労働者大会 を釜山で開き、プンサンマイクロテック支会の闘争に力をつける」とし「また 整理解雇法の制度改善闘争などを行う計画」と明らかにした。

ムン支会長も「双竜自動車と韓進重工業のように、私たちも、整理解雇撤回と 闘争勝利のために何年間でも戦う準備ができている」とし「釜山での闘争ばか りでなく毎週ソウル上京1人デモと集会などを続ける」と明らかにした。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-12-16 21:22:10 / Last modified on 2011-12-16 21:22:12 Copyright: Default

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