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希望バスが到着したのは「双竜車希望テント村」

[寄稿]「誰も皆さんを見捨てていません」

ナム・ジョンス(平沢非正規労働センター) 2011.12.07 20:29

人が生きるために、できる限りのことをした時、「死ぬこと以外は何でもやった」 と話す。だが私たちがよく知っている双竜車整理解雇労働者は、19人の同僚と 家族の引き続く死という恐ろしい状況をこの2年6か月に経験した。

しかし『死』さえもコンクリートのような双竜車の正門を開くことはできず、 「一緒に暮らそう」という労働者たちの要求に「会社を生かすためにお前たち は入れない」という悪質企業主が流した過去の歌だけが聞こえてくる。「会社 の中に金属労組を入れない」とし、彼らが信奉する市場経済の一軸である労働 組合の存在自体を否定する超憲法的発想をする双竜車のイ・ユイル社長の毒気 に充ちた言葉だけが聞こえてきている。

19人の死を胸に刻み、今、生きるために工場への復帰を要求する双竜車の解雇 労働者たちはこれからさらに何をするべきか?

[出処:金属労組双竜車支部]

彼らがこの社会に『生きるための手』を差し出している

彼らが双竜自動車正門の前に希望のテント村を作るという。疲れて、孤独で、 絶望の壁に立っている人々にとって切実なのは共同体だ。留まるのだ。2009年 工場の中に閉じ込められた彼らは、数千人の労働者が工場の前に行進してくる 姿を塗装工場の屋上から見て、幸せだったと言う。

しかし彼らが武装した公権力と武装した救社隊に追われ、きた道を戻った時、 彼らが感じたあの恐ろしい孤立感。だから彼らは、来て、帰って行くような連 帯ではなく、共に留まって交流したい。共に話し、共に笑い、泣きたい。

テント村は、連帯する人々が留まる村だ。1泊でも良く、2泊でも良く、この希望 の村を豊かに計画するどんなものでも連帯できる、そんな開かれた連帯の 村だろう。彼らが計画する連帯の村、まさに希望のテント村だ。

思い出そう、結局希望バスが韓進重工業の整理解雇を防いだ

嘘と便法、不法、トリック、弾圧を続けた韓進財閥の趙南鎬(チョ・ナモ)会長 が、事実上ひざをついた。財閥の利益を死守する集まりの経済人総連はもちろん、 李明博政権、ハンナラ党、誰が資本主義社会で『整理解雇は不可避だ』という 立場を撤回や後退させようとしたか?

「韓進重工業が希望のバスに押されて整理解雇を撤回すれば、後々良くない先 例になるだろう」という経済人総連の憂慮と脅迫は、事実上力を失った。今、 われわれはその反対に、希望のバスが整理解雇を撤回させたことが、たった一回 の例外的な例ではなく、双竜車で、才能教育で、全国のあちこちで、第2、第3の 希望のバスが可能であることを見せなければならない。そうして今、世の中が 実際に変わっているということを見せなければならない。

『希望のテント村』は第2の希望のバスだ

希望のバスは、プランナーも主導者も、指針もなく、皆が主体になって、5回ま で続いた。希望のバスを見て、希望バスを動かす動力はどこから出たかを振り 返ってみよう。「希望のバスに誰が乗っていたのか」は、この国の警官の関心 事でしかない。

クレーンの上で309日頑張ったキム・ジンスク指導委員が本当の希望のバスの 原動力なのか? キム・ジンスク指導委員はそうではないという。では、遊び人 外部勢力や、いわゆるソーシャルテイナー(社会問題について発言する芸能人) が希望バスの原動力か?

だが本当の希望バスの搭乗者たちは「どうしてそんな分析が必要なのか?」と 問う。われわれは韓進という悪質財閥企業への怒りと、双竜車で確認された 「整理解雇は殺人」でしかないというとても常識的な公憤で、希望のバスに 乗ったのだ。

私たちすべてがこれまで留保させてきた社会的良心を、単なる良心ではなく、 「希望の連帯行動」に動かした希望のバスがその機会を作ったのだ。

彼らがまた聞きたい話、「誰も皆さんを見捨てていません」

双竜車解雇労働者が工場の中に閉じ込められていた2009年7月のある日を思い出 す。数千人の公権力が工場入口を塞ぎ、救社隊が撃つボルトは耳元をかすめて、 警察のヘリが投下する催涙袋に皮膚を焼いていたある日、民主労総と金属労組 の集会隊伍が公権力に押し出され、工場正門から出ていったまさにその日。

救社隊のスピーカーから「民主労総と金属労組は皆さんを見捨てました」とい う声が流れた。その言葉が2年6か月の間、双竜車解雇労働者の胸にナイフのよ うに突き刺さっている。今その気持ちの借りを返す時だ。彼らの胸に刺さって いるその痛み、絶望感を解くべきではないだろうか? 金属労組も今度はきちんと するという。

その出発点は、人を生かす希望のテント村をきちんと作ることだ。村長がいて、 テント村の村総会があって、一つになる村祭りがあって、『私たちが勝つ』と いう宣伝があって、共に分けあう給食奉仕があって、閉じ込められた双竜車の 塀を包囲する社会的連帯こそ、まさに希望のテント村だ。誰が勝つのか? 私たちが勝つ!

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-12-08 06:41:12 / Last modified on 2011-12-08 06:41:13 Copyright: Default

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