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現代車全州工場、不法派遣闘争の火種が燃え上がる

元請・下請連帯で労組事務室進入闘争が続く

ムン・ジュヒョン記者 2011.09.02 07:46

8月31日、使用者側管理者たちにより、現代自動車全州工場内労組事務室出入を 制止され暴行までされた現代車全州非正規職労働者が9月1日も工場進入を試みた。

この日は約200人の正規職労働者が工場内に集まり、午前と午後の二回、工場へ の進入を試みた。

▲9月1日現代車全州工場は朝から封鎖された。

現代車労働者、「現代車労働者が工場に入るため体当たりをする状況が笑わせる」

9月1日午前、現代車全州工場正門は、前日と同じように使用者側管理者約300人 が封鎖していた。そのため午前の出勤闘争に集まった労働者は、「労働組合の 事務室に入るのを防ぐな」として工場進入を試みた。しかし使用者側管理者と 警備は最後まで封鎖を解かず、現代車非正規職解雇者は組合事務室に入れなかった。

この日は前日の状況を聞いて駆け付けた放送局も取材にくるなど、報道機関が 関心を示したため、大きな物理的衝突はなかった。

昼食の時は正規職約200人が工場の中で40分ほど正門封鎖を解く試みを進めた。 しかし観光バスで正門の片方を防ぎ、牙山などから来た警備と使用者側管理者 が強く阻止、非正規職解雇者は労組事務室に入れなかった。

▲現代車使用者側は14人の非正規職解雇者の工場出入を禁じると公告した。しかし14人の解雇者は不法派遣闘争への弾圧とし、正当な労組活動保障を要求した。

30度以上の猛暑、みんな汗を流し、珍しい風景

現代車はどうしてもこれほどまでするのか

9月1日、昼食まで続いた正門での非正規職労働者の工場出入の試みは、現代車 全州工場でなければ見られない風景だった。

ある現代車労働者は「非正規職解雇者14人を阻止するために使用者側管理者が 汗をダラダラと流しながら防ぐのを見ると、本当に涙ぐましい」とし「現代車 下請労働者は、昨年不法派遣と判定された。法も認める現代車労働者だ。使用 者側管理者の忠誠は正義を裏切る行動」と話した。

牙山労務管理者も派遣...全州工場元請-下請労働者連帯さらに強まる

一方、現代車全州非正規職支会は昨日と今日の状況は、現代車の労務管理が 社会的責任経営からかけ離れた労働弾圧の典型だと評価した。

非正規職支会は「昨日の使用者側暴力は、牙山の労務管理者が全州に発令され て行った初の作品」と暴露した。1日、前日の知らせを聞き駆け付けた現代車牙山 非正規職労働者も、一様に支援室長で発令受けた労務管理者を「悪質」と評価した。

牙山支会は「2003年に牙山工場に非正規職労組ができた時は、元請-下請労働者 連帯が本当にうまくいっていた。しかしこの労務管理者が総務チームに入って から労働弾圧が深刻になった」と話した。

牙山支会は「現代車牙山工場は最初から一貫して暴力的だ」と評価し「私たち が工場の外に集まった瞬間から、彼らは暴力を行使する。工場の外にテントを 張っても暗い夜に壊した」と現代車牙山工場の労働弾圧を告白した。

続いて「牙山工場では合法を要求する前に、使用者側が暴力で応酬している」 とし「全州工場の今日のような状況が牙山工場で起きれば、救急車20〜30台で 労働者が運ばれただろう」と話し、元請-下請連帯の重要性を強調した。

ほとんどの現代車元請-下請労働者は「全州工場の最近の状況は、全州工場がこ れまで作った元請-下請連帯を壊す工作」と評価した。

現代車非正規職支会は「現代車賃金団体協議が結ばれて、現在全州工場委員会 選挙が近付いている。使用者側が正規職現執行部任期末期を意識して、こうして 暴力的に出てくるようだ」とし「これを契機に元請-下請連帯を崩そうとしている のだろう」と述べた。

続いて非正規職支会は「牙山工場での労働弾圧で名をはせた労務管理者を全州 に配置したのも、蔚山と牙山に続いて全州でも非正規職労組を壊そうと決意し ている」と見た。

▲昼食には正規職労働者が正門にまで出てきて闘争に賛同した。彼らは非正規職労組との連帯がこわれれば、次は正規職を弾圧するだろうとし、他の労働者の賛同を訴えた。

▲使用者側管理者も全力で労働者を防いでいる。

「弾圧が強くても全州工場元請-下請連帯はこわれない」

9月1日、現代車全州工場の進入闘争は、使用者側の封鎖で終わったが、現代車 正規職労働者は「毎日こうして進入闘争をする」とし「使用者側が果たしてど れくらい頑張れるか」と自信を表現した。

カン・ミンソク現代車全州工場委員会副議長も「今日突破できなかったといっ て失望する必要はない」とし「明日も、あさっても正門封鎖を突破する試みを 続ける」とし「全州工場の元請-下請連帯は絶対こわれない」と自信を持った。

また現代車労働者は社側管理者が「現代自動車で何をするのか? われわれは一家 ではないか」と制止すると、「家族を解雇するのか」と問い、管理者に抗議した。

現代車不法派遣闘争、全州工場でまた火がついた

全州工場の元下請連帯は労働者闘争がどんな絵を描くべきかを見せる

8月31日と9月1日、工場進入闘争は昨年現代車非正規職労働者のストライキ以後、 しばらく小康状態にあった現代車不法派遣闘争が全州工場から火がつく可能性 を示した。

牙山支会は「今日のように元請-下請労働者連帯が生きていることを見せれば、 現代車内で不法派遣を根絶できる」とし「全州工場で希望を見つける」と伝えた。

続いて「忠南地方労働委員会で不当解雇救済申請を審理し、不法派遣について 重点的に尋ねているのを見ると、労働部も現代車内不法派遣を認めるだろう」とし 「しかしまだその結果を出さないことに問題がある」と話した。

そして現在、忠南地方労働委員会の前で野宿闘争を展開し、現代車不法派遣を 撤廃する闘争を進めていると知らせた。(記事提携=全北チャムソリ)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-09-02 23:17:45 / Last modified on 2011-09-02 23:18:02 Copyright: Default


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