韓国:亜細亜製紙解雇者、無期限煙突高空籠城開始 | |||||||
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亜細亜製紙解雇者、無期限煙突高空籠城開始使用者側、食物搬入と解雇者-家族の工場出入を阻止
シム・ヒョンホ記者 2011.08.19 11:39
亜細亜製紙(株)解雇者のパク・フンジュン氏が工場煙突に上がり、無期限高空 籠城を始めた。 ▲亜細亜製紙(株)解雇者パク・フンジュン氏が100m高さの工場煙突に上がって無期限高空籠城を始めた。 パク・フンジュン氏は、8月18日午前4時、忠北道清原郡芙蓉面の亜細亜製紙の 工場の中にある高さ100mの煙突に上がり、不当解雇撤回、不当解雇問題の解決 に手をこまねいている現労組(韓国労総所属)の役員辞任、不当解雇会社責任者 の辞任を要求した。 パク氏は一人で煙突に上がり、横断幕3枚を掲げた。工場煙突には雨を避ける所 もなく、食物搬入も会社は拒否している。また、残る解雇者3人と家族の工場への 出入りを阻止している。 パク氏はメディア忠清との電話通話で「中央労働委員会がすでに不当解雇だと 判断していると言っているので復職は当然だ。むしろ問題は、使用者側が権力 があると言い、勝手に不法を行ったことだ。そのため会社の役員の辞任を要求 しており、事態を傍観した労組の委員長もひざをついて謝罪しなければならな い。私はこうした不条理を知らせるために、この煙突に上がった」と述べた。 続いて「いずれ一度は越さなければならない峠だと考える。使用者側から逃げ ず、堂々と立ち向かう」と強調した。 ▲工場正門の前で首を締めるデモをしているパク・フンジュン氏。5月にパク・フンジュン氏はハンストをした。写真は5月のようす。 段ボールが主力製造品目である亜細亜製紙(株)は、昨年の12月16日に経営上の 理由を上げて、パク・フンジュン氏など労働者4人を解雇した。使用者側は一つ の部署をアウトソーシングして、該当部署の労働者を他の生産部署に転換配置 するなどの努力もせずに整理解雇したという。その後、忠北地方労働委員会は 今年の2月17日付で不当解雇と判定し、復職を命令したが、使用者側はこれに応 じず再審議を申請したが、5月20日、中労委は地労委の判定にそのまま従うよう 決定した。この後、使用者側は7月に解雇者1人に復職を提案したが解雇労働者 はこれを拒否し、全員復職を要求している。 民主労働党忠北道党、清州労働人権センター、忠北参与自治市民連帯も連続して 声明や論評で解雇者の復職を要求している。 民主労働党忠北道党は18日の論評で「亜細亜製紙解雇労働者の高空籠城は正当 だ。不当な整理解雇を撤回しろ」とし「今回の闘争は全的に経営陣の責任であ ることは明らかで、民主労総と忠北地域市民社会団体と共に不当な整理解雇が 撤回されるまで連帯する」と述べた。 清州労働人権センターも「会社は国家機関の復職命令にもかかわらず、訴訟の 手順を取り、時間をかけている。国家機関の不当解雇の判定で希望を得た解雇 労働者と家族は、会社の時間稼ぎに虚しさと不安を示し、不眠症に苦しんでい る」と強調した。 忠北参与自治市民連帯は「会社は個人が企業と訴訟をすることがいかに難しく てつらいことかを十分に知りながら、地方労働委員会と中央労働委員会の決定 を履行せず、面倒な訴訟手順を取るのは理解できない」とし「不当な解雇だと いう決定と復職措置命令が出たのに履行しないのは、心理的・経済的な圧迫を 加え、勤労者が自分から復職への希望を放棄させるという意が隠されている」 と批判した。(記事提携=メディア忠清) ▲パク・フンジュン氏は写真に見える工場の煙突に上がった。 ▲パク・フンジュン氏は煙突の上から2枚の文書をまいた。 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2011-08-20 21:55:41 / Last modified on 2011-08-20 21:55:44 Copyright: Default 世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ |