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韓進重、労使交渉へ...『整理解雇』の糸口を掴むか

ハンナラ党、『キム・ジンスク指導委員』証人出席要求...国会聴聞会が難航

ユン・ジヨン記者 2011.08.09 19:27

韓進重工業事態をめぐり、金属労組と韓進重工業使用者側が交渉に入る動きを 見せている。

双方は8月5日と8日、二回の会合を行い、交渉を続けるという立場だ。今回 の交渉は、雇用労働部の仲裁で実現し、双方の交渉が本格化することにより、 韓進重工業事態解決の糸口が見つかるかもしれないと期待が集まっている。

交渉には労組側から金属労組キム・ホギュ副委員長と、チェ・ギリョン韓進重 支会長が、使用者側から李在鎔(イ・ジェヨン)社長とウォン・グァンヨン労務 担当常務が参加している。労働部交渉協力官2人も交渉に参加している状態だ。

事実上、韓進重工業の使用者側は持続的に金属労組との交渉を拒否してきた。 特に6月27日、チェ・ギリョン支会長など指導部と使用者側が、整理解雇撤回を 排除して労使協議合意書に署名し、整理解雇問題の解決がはるかに遠のくという 憂慮も少なくない。

だが社会的な世論と国会聴聞会などの圧力を受けてきた使用者側が金属労組と 整理解雇問題で交渉に参加することで、問題解決が進展する展望が出てきてい る。それでも双方は二回の会合でも、まだ進んだ合意は導き出せずにいる。

金属労組の関係者は「労組は原則的に整理解雇撤回を要求している状況だが、 会社側はまだ立場を提示していない」とし「労働部が交渉への参加を要求し続 けたので、交渉に臨むような様子だ」と説明した。

だが労組側は、使用者側が前とは違う多少進展した態度を取ることで、今後の 交渉も肯定的な結果を引き出せるという展望も示した。関係者は「使用者側が 変わったのは、金属労組がキム・ジンスク指導委員などタワークレーンで座り 込みをしている組合員と相談しようということに同意したこと」とし「タワー クレーン進入を源泉封鎖した使用者側が態度を変えたことで、交渉当日の8日、 キム・ホギュ金属労組委員長がタワークレーンに上がって座り込みをしている 組合員と会った」と明らかにした。

二度の会合を持った双方は、11日、それぞれの要求案を用意して再度交渉を行 う計画だ。関係者は「使用者側が当然交渉をするわけではないという態度なので、 終わるかもしれないという期待は持っているが、整理解雇撤回への立場が 変わらない限り交渉は難航するのではないか」と展望した。

▲3次希望バスの姿

一方、17日に予定されていた韓進重工業聴聞会をめぐり、国会環境労働委員会 で与野党は舌戦を展開した。9日の環境労働委員会全体会議で証人採択件をめぐ り、ハンナラ党が聴聞会の証人としてキム・ジンスク民主労総指導委員の出席 を要求したためだ。

結局、民主党などの野党がチョ・ナモ韓進重工業会長の証人採択を要求して、 ハンナラ党がキム・ジンスク指導委員の証人出席を要求し、対抗作戦を取る形 になった。事実上、今日開かれた全体会議で環境労働委は聴聞会証人を採択し 議決する予定だったが、結局ハンナラ党の指導委員証人出席要求で国会聴聞会 はまた難航することになった。

そのため環境労働委の全体会議の後、ホン・ヨンピョ民主党院内報道担当者は 「ハンナラ党の主張は本末転倒で、聴聞会をしないという言い訳に過ぎない」 と批判した。

続いて「ハンナラ党は2月以後もあらゆる理由を上げて、国会聴聞会を引き延ば してきたし、7月の聴聞会ではチョ・ナモ会長の欠席を事実上ほう助した」とし 「ハンナラ党が与野院内代表間にやっと合意した聴聞会を今回また妙な理由で 無にすれば不道徳な財閥を保護する政党という非難を免れない」と警告した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-08-11 12:01:49 / Last modified on 2011-08-11 12:01:55 Copyright: Default

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