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ユソン企業イ・ジェユン非対委員、ハンスト28日目で応急室へ

健康が急速に悪化し倒れる...検査の結果「これ以上のハンストは困難」

特別取材チーム 2011.07.25 18:09

ユソン企業牙山工場前の陸橋の下でハンストをしていたイ・ジェユン金属労組 ユソン企業支会非対委員が倒れてハンストを中断、病院で治療中だ。

ハンスト28日目の7月25日午前11時、イ・ジェユン非対委員の健康が急速に悪化 し、救急車で忠南道天安医療院に運ばれた。イ非対委員は21日から激しい混沌 と頭痛、腹痛を訴えていたという。

ユソン企業支会の関係者は「5〜6日前から健康が急速に悪化し、21日に専門医 が座込場を訪れて検診して『週末を越えるのは難しい』と言われたが、本人の 意志がとても固く、ハンストを強行するほかはなかった」と説明した。

天安医療院の医療陣は「ひとまずいくつか血液検査をして、からだの状態を確認 してみなければならないが、脱水症状が確認され、長期間のハンストでこれ以上の 断食は困難だ」と説明した。

ユソン企業支会のイ・ジェユン非対委員はメディア忠清とのインタビューで 「あと2日経てばハンスト30日目になるので組合員に送る手紙を朝書いたのに、 このように倒れて、病院に運ばれ、ハンストも虚しく終わるのはとても残念だ」 と伝えた。

また「突然倒れ、組合員たちは驚いただろうが、健康上の理由でこうしてハン ストを終えることになったとしても、私たち皆が初めに約束した一括復帰闘争 を最後までしよう」とし「治療を終えて笑顔で堂々とまた座込場で会おう」と 強調した。(記事提携=メディア忠清)

決して揺れてはいけない私たちの希望と原則

田植えが始まって、あまりたたないうちに始まったハウス拠点周囲の田には、 膝ほどに伸びた稲が見えます。2か月越えても屈することなく、しっかりと闘争 してきた組合員の仲間たちが本当に誇らしく、尊敬します。今夏、特に長くて うんざりする梅雨に耐え抜いて、始まったばかりの猛暑にさえ少しずつ慣れて いく仲間の姿を見守り、私は深く希望の響きを聞きます。

本来の要求だった昼間連続二交代と月給制は失われ、一括現場復帰という変わっ た要求、指導部の拘束と手配によりやむをえず構成された非常対策委、そして 多様な拠点宣伝戦と各種集会、難しい条件の中でも私たちの闘争が粘り強く続 けられたのは、使用者側の無慈悲な暴力に対抗して、20余年間粘り強く守って きた民主労組を絶対に死守するという思いと、一人も欠かさず現場に戻るとい う思いが一つの信念にかたまった結果ではないかと考えます。

ハンストを始めてから、よく考えます。一番先に思い付くのはユソン民主労組 運動の核心だった故キム・ドンアム同志です。仲間に「本当に恥ずかしくない 闘争をしなければならない」という決心でした。

そして地域常勤活動を終えて、2001年5月に復帰する時に約束した現場闘争による 現場組織力の強化、活動家養成の目標は、実践的な意志の不足と現実との妥協で 後輩に押し付け、多くの組合員に現場闘争の意味と方向を語り合い、説明して、 共にするより破片的に孤立化することで現場闘争の意義が縮小されてきたことを 否定できません。

そればかりか根が深い御用勢力の態度にも消極的対応で一貫し、民主労組の望 ましい方向について、幅広く対話ができなかったことを告白しなければなりま せん。私の思想的信念と原則さえ守れば良いという誤った自負心もあったこと を骨に凍みて反省しています。ですから重大な責任を感じています。

今からでも仲間たちと希望を共に語り、民主労組運動の原則を共に作り出せれ ばと思います。

組合員の仲間の皆さん!

私たちが共に見て体験した使用者側の不当な不法、容赦のない暴力を胸に刻み、 絶対に忘れてはなりません。使用者側の行為が正当だったと認めさせてはいけ ません。鉄パイプを切れと指示し、消火器を動かせと指示し、用役チンピラの 暴力で、数十人が怪我をした時、彼らは屋上で傍観していました。

もうひとつ! はっきりさせなければならないことがあります。職場閉鎖の初期 からストライキ隊伍に参加せず、私たちをかく乱するために忙しく動いた者、 ついに御用労組を作り、民主労組を破壊しようと血眼になって動いた者、その ような人たちの「行為は正当で、正しい判断をした」と認めさせてはいけない ということです。

仲間のみなさん! 真冬の厳しい寒さが過ぎれば暖かい春の日がくるように、長 い猛暑が過ぎれば涼しい秋がきます。私たちを取り囲む条件は、つらく難しい ですが、互いに励まし合い、疲れることなく粘り強くて執拗に、この闘争に勝 つまで続けてください。暑い天気の中、健康に気をつけて、時々は空を見る余 裕を持ちましょう。

2011年7月25日
老いた労働者イ・ジェユン拝

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-07-26 23:08:45 / Last modified on 2011-07-26 23:08:53 Copyright: Default

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