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ユソン企業、無理な生産再開で労災事故...新規採用まで

労組「労災対策を用意しろ...争議行為期間中の採用は不法」

特別取材チーム 2011.07.21 09:48

ユソン企業が仁川ナムドン工場で復帰した組合員と管理職を動員して生産を 再開したことで労働災害事故が発生し、人材不足を理由に新入社員募集広告を 出したという。

▲ユソン企業仁川ナムドン工場はインターネット採用サイトを通じ、管理職社員を募集した。

金属労組ユソン企業支会は「ナムドン工場の生産職員6人のうち1人しか復帰せず、 管理職員と復帰した労働者で工場を2か月間、無理に稼動させたため結局事故が おきた」と主張した。

また、「労働者がストライキをしているのに社員を採用するのは明らかに不法」 とし、「労災事故は牙山工場で発生したように、過度な残業と非熟練者に生産を 強要した会社の責任だ。完全に会社が悪い」と指摘した。

座り込み中の仁川ナムドン工場所属組合員5人は工場で関係者と面談し、このよ うな事実を知ったと伝えた。

組合員のパク某氏は「ナムドン工場がどう運営されているのかが気になり工場 を訪問したが、職員と面談している時に労災事故が発生し、新入社員募集広告 を出したと聞いた」とし、「管理職社員1人が指に怪我をしてギブスをしており、 工場のラインが稼動しないなど、思ったより状況は良くなかった」と説明した。

労組側弁護士は「使用者側が管理職を採用する理由が、争議行為で中断してい る業務を続けるためなら、生産職業務を受け入れるためなので不法だ」とし、 「法は新規採用で争議行為を無力化することを禁じている」と述べた。また、 「同じ趣旨で使用者は争議行為期間中、その争議行為で中断している業務を請負 または下請けに出せない」と説明した。

▲6月17日夜9時15分頃、救急車がユソン企業牙山正門に到着し、すぐ包帯で巻かれていても右の尻と股が血でぬれた営業部所属のキム氏が工場の中から出てきた。ユソン企業支会は長時間労働と未熟練工業投入による安全事故と主張したが、会社は公式に答えていない。

ユソン企業支会は「ユソン企業はすぐ新入社員募集を取り消して、労災再発を 防ぐ対策を用意しろ」とし「そのために一番賢明な方法は、ユソン事態の解決 であることを肝に銘じるべきだ。支会は民主労組を守り、労働者の生命が最も 重要な価値だという事実をはっきり見せる」と強調した。(記事提携=メディア忠清)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-07-22 20:39:36 / Last modified on 2011-07-22 20:39:37 Copyright: Default

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