韓進重、85号クレーン海辺に移動して鎮圧か?

キム・ジンスク「84号クレーンと85号ロープ連結」...座込者の安全を威嚇

韓進重工業会社が85号クレーン鎮圧作戦秒読みに入り、クレーン座込者の安全 が脅かされている。

会社は7月20日午後2時45分頃、民主労総釜山本部のキム・ジンスク指導委員が 196日間、整理解雇撤回高空籠城を続けている85号クレーンと同じ規模の影島 造船所内84号クレーンを整備してロープに連結した。会社は先週から85号 クレーン周辺の作業資材を片づけるなど、鎮圧作業を完了した状況だ。

▲85号の後ろに移動して接近している84号クレーン

韓進重整理解雇撤回闘争委員会の関係者は、「84号クレーンと85号クレーンは 同じレールの上にある。85号クレーン鎮圧のために84号クレーンを利用するの だろう」とし「今日の状況は84号クレーンと85号クレーンをワイヤーで連結し、 85号クレーンを海側に(造船所内側で)移動して孤立させた後、鎮圧する目的の ようだ」と説明した。

キム・ジンスク指導委員はツイッターで、「午後4時10分現在、84号クレーンと 連結するために85号にワイヤロープかけ、ブレーキピンをすべて抜いた状態で、 84号はぴったり接近して離れた」と状況を知らせた。また、「午後2時45分、 85クレーンを海側に移動する準備完了。知らせて下さい」と書き込んだ。キム 指導委員は85号クレーンを84号クレーンにつないで海辺側に移動させて、鎮圧 しようとしていると見ている。

会社の鎮圧の試みにキム・ジンスク指導委員が「ワイヤーを連結すれば、ブーム に上がる」と抗議したため、84号クレーンが一時的に離れている。70メートルの ブームの上は風が強く、安全装置もなくいため、事故が憂慮される所だ。

このように会社の強硬鎮圧試みが連日続き、座込者たちの安全問題が憂慮され ている。だが平和に座り込みをしている彼らに対し、会社は生活必需品と水、 食事、電気まで遮断して、人権侵害という論議がある。

なお、人権法律団体は19日、ミネラルウォーターと生活必需品などを85号クレーン に渡すよう会社に要求したが、座込場には渡っていないことが確認された。(釜山= メディア忠清、蔚山労働ニュース合同取材チーム)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
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