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韓進重工の人権侵害は「国際的な恥」...「クレーンに生活必需品を」

人権法律団体、水、下着などの搬入を要求...「即刻電気の供給を」

合同取材チーム 2011.07.20 02:31

韓進重工業会社が影島造船所85号クレーンで座り込みをしている民主労総釜山 本部のキム・ジンスク指導委員と韓進重労働者に、生活必需品を支給せず、 電気遮断などを行っていることに人権法律団体が『人権侵害』と反発している。

民主社会のための弁護士の会(民弁)労働委員会と人権団体連席会議など約20人 と韓進重整理解雇撤回闘争委員会(以下 韓進整闘委)、韓進重家族対策委(以下 韓進家対委)は、影島造船所正門の前で「ここに人がいる。労働者たちを死に追 いやるな」とし、クレーン座込者への人権弾圧を糾弾し、生活必需品の伝達を 要求する記者会見を行った。

彼らは記者会見の後、ミネラルウォーターと下着、ハガキなどを責任を持って 渡せと会社に要求し、その後、1時間30分ほど経ってから会社の担当者が出てき て記者会見団が渡した物品を受け取った。

記者会見の参加者は6月27日の行政代執行以後、会社と警察が協調して85号クレーン 座込者を孤立させたと主張した。

彼らは「会社は用役警備を動員して85号クレーンで平和に座り込みしている 労働者に対し、基本的な生活を維持する物品の搬入を禁じている」とし、「現在 会社は座り込み物品の搬入を検査するという理由で、飯をかきまわし、水も ビニール袋に入れて供給している。人間的な侮蔑感を強要している」と声を高めた。

また「電気を切って照明と冷房装置の稼動を止めて不安を高め、健康を悪化さ せるなどの人権侵害が現れている」とし「はっきりしていることは、会社は クレーンを捕虜収容所にする権限はなく、基本的自由と人権は誰にも毀損できない という事実だ」と強調した。

人権運動サランバン所属のミョンスク氏は「国際人権委員会(MNEST)は、声明で 通信と生活必需品、電気供給を要求した」とし「会社は無視し続け、国会の 聴聞会への出席を拒否し、平和な解決を拒否している」と糾弾した。

人権運動研究所「チャン」に所属するリュ・ウンスク氏は「自分の事のように 思う連帯の中で、豊かに暮らせる良い社会ができる」とし「あなたと私がどん な関係を結ぶかに本当の人権がある。われわれは共同で責任を取る義務がある。 会社と政府が人間として生きたければ、今日の私たちの要求に耳を傾けろ」と 要求した。

韓進整闘委のキム・インス副代表は「前の行政代執行の後、85クレーンにキム・ ジンスク指導委員と韓進重工業労働者4人が孤立した。会社は中層で座り込みを している労働者を引き下ろすと言い、クレーンの下の作業資材を撤去して挑発 した。その過程で用役との摩擦があり、使用者側は報復行為として食事と水、 生活必需品の搬入を拒否している」と説明した。

金副代表は「食べ、飲み、着替え、電話する最低の権利を保障しろ」とし、 生活必需品の搬入を強く要求した。

韓進家対委に所属するパク・ジヘ氏は「国連の報告書によれば、韓国の人権が 後退したという。国際的な恥をかいても、服と水が搬入されず、食物の搬入も 会社が止めている」とし「会社は基本権も無視し、人権蹂躙を行っている。こ うして憲法も無視して人権を蹂躙するチョ・ナモ会長は、処罰されなければな らない」と声を高めた。

彼らは、△無条件に物品伝達許容、△電気即刻供給、△警察は傍観、ほう助の ほか、生活必需品搬入と通信保障という警察本来の役割遂行、△一方的な整理 解雇撤回を要求した。(釜山=メディア忠清、蔚山労働ニュース合同取材チーム)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-07-22 20:31:40 / Last modified on 2011-07-22 20:31:48 Copyright: Default

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