本文の先頭へ
LNJ Logo 韓国:ユソン企業労組、「手段方法を問わず闘う」
Home 検索
 




User Guest
ログイン
情報提供
News Item 1310952018260St...
Status: published
View


ユソン企業労組、「手段方法を問わず闘う」

民主労総ユソン企業集会、デモ行進...警察14中隊、車壁放水車動員

特別取材チーム 2011.07.16 21:40

金属労組ユソン企業支会は、7月末まで会社が事態の解決に動かず組合員の出勤を 拒否しているとし、『手段と方法をわず闘う』と宣布した。

民主労総の主催で7月16日午後3時、牙山工場の近くで開かれた集会で、ユソン 企業支会のユン・ヨンホ非対委員長は「出勤闘争に集中し、7月末まで事態解決 に動かなければ仕方ない。手段と方法を問わずに闘争し、工場にもどる」と宣言、 連帯を訴えた。

5月24日に警察兵力が投入され、全組合員が連行された後、会社はたった一度し か交渉に出てこなかった。労働者が勤務を望み、昼間連続2交代について、これ から対話で解決しようという意思を明らかにして、労働部と会社に『業務復帰 希望書』を出したが、会社は『個別復帰』を主張し、対話に出てこずにいる。

忠清南道の政治家が動いても会社は不動の姿勢だ。経済人総連も参加する忠清 南道(アン・ヒジョン道知事)労使民政協議会が開かれたが、会社はこれも出席 を拒否した。労使民政協議会の結果、会社と労組が対話で事態を解決するよう 要求したが、まだ会社は立場を明らかにしていない。むしろ座り込み中の組合 員に3次個別面談の日程を示し、損害賠償仮差押さえまで申請するなど、労働者 を刺激する行動を続け、労働界のひんしゅくを買っている。

「工場に戻れない理由はない」

忠南警察庁はこの日、14中隊約1400人の警察兵力と車壁車両、放水車を動員し、 集会を阻止した。牙山工場内の消防ホースを外に引きだし警察放水車のそばに 待機させたため、労働者たちは警察とユソン企業が『共謀』して『労組失脚』 をしていると強く批判した。

警察が工場前での集会を認めないため、集会の参加者は牙山工場正門から忠南 牙山方面に1キロほど離れた2車線の道路で集会を開いた。集会後、彼らは警察 と会社が憲法が認める集会デモの自由まで遮っていると抗議し、工場の裏手に デモ行進したが、また警察に阻止された。集会の参加者は、また集会を開いて 抗議し、物理的衝突はなかった。

ユソン企業支会のイ・ジョンフン非対委員長は「ユソン企業の労働者の闘争は、 夜は眠ろうという深夜労働撤廃から出発した。こんな常識的な要求のどこがそ んなに悪いのか。警察は労働者560人を連行、会社は用役警備を動員して、労働 者を集団暴行して工場を防いでいる」と声を高めた。

民主労総のチョン・ヘギョン副委員長は「深夜労働の弊害は、すでに社会的に 知られている。夜は眠り、昼に働こうというユソン企業労働者の闘争は、会社 ではなく労働者の力で終わらせなければならない」とし「金属労組を中心とする ユソン企業闘争は、何があっても勝利しなければならない。労働者たちは必ず 民主労組の旗を掲げて工場内に入れるように、民主労総が戦わなければならない。 市民の支持と連帯で、われわれは勝てない理由はない」と主張した。

またチョン副委員長は「李明博大統領と雇用労働部長官は昨年労働界がタイム オフ粉砕闘争をした時、労使の自律交渉を認めず、野獣のように押し寄せ是正 命令を乱発し、今度は韓進重工業とユソン企業労働者が闘うと、労使が自律で 解決しろという」とし「聞けばうれしい話だが、時によって立場が変わる 李明博大統領と雇用労働部の行動に怒らざるをえない」と話した。

全国金属労組のパク・ユギ委員長は、「京畿のシグネティクス労働者が7月14日 に整理解雇され、韓進重工業労働者が整理解雇された。ユソン企業の労働者た ちが民主労組死守を叫び60日以上闘っており、全教組と公務員労働者が政治的 に弾圧されている。ヴァレオ空調コリア、才能教育、国民体育振興公団労働者 の闘争が長期化しており、建設産業の労働者が労働基本権と戦っている」とし 「李明博政権に抵抗し、非常に多くの労働者が闘っている」と政府を批判した。

パク委員長はまた「ハンナラ党と民主労総が直接面談をするだろう。民主党の 孫鶴圭(ソン・ハッキュ)代表と鄭東泳(チョン・ドンヨン)議員が昨日(15日)、 ソウルの大漢門ハンスト場に来た。政界が直接動き、労働界の懸案を解決しろ と要求するだろう」とし「同時に、労働現場を組織、連帯して、労働者たちを いかにして闘争の主体にするかを悩み、実践したい」と伝えた。

全国建設労組のキム・グムチョル副委員長は「建設労働者がユソン企業闘争に 連帯したからと逮捕令状を乱発し、労働者の拘束に熱を上げている」として 「義理ある建設労組組合員が連帯を止めずユソン企業労働者の闘争を支持する だろう」と明らかにした。

行進した後、また開かれた集会で金属労組のチャン・イノ忠南支部長は「労使 間で解決できる問題を警察と労働部が保護しているため、簡単に解決できない」 とし「忠清圏だけでなく、全国的な連帯でユソン企業労働者が工場に帰るよう にしよう」と主張した。イ・カンナム大田忠北支部長も対話に動かない会社を 批判し、連帯を訴えた。(記事提携=メディア忠清)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-07-18 10:20:18 / Last modified on 2011-07-18 10:20:29 Copyright: Default

関連記事キーワード



世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ
このページの先頭に戻る

レイバーネット日本 / このサイトに関する連絡は <staff@labornetjp.org> 宛にお願いします。 サイトの記事利用について