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現代車非正規職! また闘争の手綱を取る(2)

不法派遣は不法だ...懲戒、脅迫を突破して闘争する

ムン・ジュヒョン記者 2011.07.15 01:42

「現代車資本は非正規職労組が完全に崩壊したと考えるかもしれない」

昨年末、ニュースの注目をあびた現代車非正規職労働者の闘争はしばらく小康 状態に入り、現代車資本の見えない弾圧は続いた。

全州工場は、元請・下請の連帯で弾圧を懸命に克服しているところの一つだ。 もちろん、それでも危機がないわけではない。6月7日、使用者側は非正規職 解雇者を対象に出入を拒否する意思を示し実力で阻止した。当時、多くの非正規職 労働者と正規職労働者が抵抗して使用者側の弾圧を突破したが、その日、全州工場 の正門はコンテナと鉄条網で封鎖された。労働者はこれを『夢九山城』と命名した。

ある労働者は「全州工場に入って以来、こんな状況は初めてだ。労働者を閉じ 込める監獄のようで当惑している」と当時の状況を伝えた。結局、多くの労働者の 怒りでコンテナは1週間後に撤去されたが、その緊張感はまだ癒えない。

「全州非正規職の仲間の減給額は合計2200万ウォンだ。今回のコンテナ設置に かけた費用は3000万ウォンだ。コンテナ設置する費用は惜しまず支出するのを 見て、気持がとても傷つき、会社に腹が立った」

事実、正門前のコンテナ封鎖は数日間の寸劇で終わったが、その封鎖を見ていた 解雇者の心は深い傷を負った。恐ろしいほどに叫ぶ『法も認めた正規職化』を 認めず、防ぐことに汲々とする使用者側を見て、いや、そんなことができる だろうか? 一生の職場と堅く信じていた所でだ。

「今回、現場懇談会をして、多くの仲間が解雇者のために5万ウォン以上払うと 言った。低賃金の上、減給まで受けた仲間たちなのに、容易ではない決定だっ ただろう。ところが逆にさらにたくさん特別決意金を払うという仲間もいた。 解雇者も夏休みに遊びに行けというのだ」。

固い闘争と苛酷な弾圧。このきわどい綱渡りの中で長期間の不法派遣闘争がで きたのは、まさに仲間の力だった。形式的な言葉ではない。現場で共に血の汗 を流し、共にシュプレヒコールをあげ、使用者側の暴力に共に殴られ、転がり、 告訴されても、起き上がりこぼしのように起き上がった。その力が変わらない ことを組合員たちは見せた。

「今回のことを聞いたら、使用者側は深刻に悩むだろう。非正規職労組はこの まま崩れはしない。簡単に屈する組織でもない。私たちが正当だということを 最高裁判決で確認したのだから、退くこともない」。

[出処:チャムソリ]

蔚山工場、「懲戒を減らすから脱退しろという脅迫は相変わらず」

蔚山工場では今回48人の解雇者が発生した。最多の数だ。そして減給と懲戒を 減らすから労組を脱退しろという推奨があちこちで行われているという。

「勤労契約も6か月に区切っている。前は入社日だけ書く無期限契約職だったが、 今は真性請負の目的で、6か月、3か月単位に区切って契約する」。

法の基準は何か? 持てる者たちに寛大な法を法といえるだろうか? 労働者たち の生存権まで危機に落とす状況で、罰金を払えばそれまでと思って粘る行動を 果たしてどう見なければならないのだろうか?

多くの疑問と怒りをわれわれは、現代自動車非正規職闘争で見る。理解できな いことが起きるのを、現代自動車非正規職問題で確認するのは難しくない。 そんな状況で闘争するというのは、本当に楽ではない。しかしこうした闘争を する事業場は、金属労組だけで100か所を越える。

最近、金属労組が身分保障基金の運営に困りきっているという話を聞いた。 それもそのはずで骨太な闘争が全国のあちこちで起きている。ユソン企業、韓進 重工業、現代車非正規職...... ここでなくとも、われわれはどこに行っても 関心だけあれば労働者が切切と書いた横断幕を簡単に見つけられる。

社会が責任を持って保護すべき人々。しかし労働者たちは労働者自ら、連帯を 通じて守っている。企業の社会的責任の強調より、労働者の自己犠牲を強要す る社会で、連帯は本当に切実だ。

また赤い鉢巻きを巻いて立ち上がる

7月13日朝7時、3支会の労働者たちが全州工場の正門に集まった。朝出勤闘争が 30分ほど経った頃、司会者は仲間たちに後ろを振り返れと話す。初めて開始よ り長いのを見て、朝出勤闘争に集中していた労働者たちは、小さな感嘆の声を あげる。

「蔚山、牙山の仲間たちは率直に言って難しい状況だ。ところがここにくると とても元気付けられて行く。そしてあちこちでまた闘争を組織して作っていこ うと言ってくれて、さらに力になる。法に期待しても、何も得られない。今日 の雰囲気を見て、3支会が固く団結すれば、この闘争を成功的に終わらせられる ようだ」。

約300人の労働者が参加した朝出勤闘争。1時間の短い時間だが、共にスローガ ン叫び手をたたき、印刷物を配るその努力の中に隠れた雰囲気は小さな感動を 演出する。

『非正規職の正規職化』、絶対放棄できないスローガンだ。労働者の生存権が さらに危機に処した状況で全労働者の非正規職化は資本の腹を太らせるだけだ。 それでみんな固く団結して戦おうという現代自動車非正規職3支会の姿は、全て の労働者にいかに闘争すべきかをよく示す実践だと言える。

金属労組は不法派遣判定1周年を迎え、力強い闘争を準備する。7月18日から全 国を回り、不法派遣事業場を糾弾する闘争を行い、その6日を総括する席を23日 に用意する。

闘争する現代自動車非正規職労働者も来週を期待する表情だ。

正規職転換費用2千500億、現代車10年当期純利益の5%で充分

2010年の現代自動車当期純利益は5兆3千億だ。想像もできない収益を上げた。 それだけ多くの車が売れ、その多くの車を労働者たちは作った。その努力の中 には非正規職労働者たちもいる。

民主労総は、非正規職労働者の正規職転換費用は2千500億だと発表した。当期 純利益5%にも及ばない費用だが、変わらないのはこの社会が労働者、特に 非正規職労働者をどう見るのかの定規になる。

[出処:チャムソリ]

「不法派遣は不法だ」

事実、現代自動車の非正規職闘争について、言いたい話はこれだけだ。言える 言葉もこれだけだ。それで「すべての社内下請の正規職化」はしれなければ ならない。事実何をさらに話すことがあるだろうか?

この簡単な解決法を今までこの社会が実現できないのは、大韓民国の水準を ありのままに見せる。

300人分のオデンも連行される局面に水準を言うのは滑稽だ。そしてこの簡単な 解決法があるのに多くの労働者が涙と悲しみを受ける現実を考えると、また ため息が出る。

「ふ〜〜〜」

しかし闘争の手綱を引き締め、まず労働者たちのことを考えればまた勇気と ともに拍手を送る。

「自己解放のために戦う労働者、あなた方こそ希望です。ため息をつかず、 共にします」。(記事提携=チャムソリ)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-07-17 04:16:29 / Last modified on 2011-07-17 04:16:39 Copyright: Default


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