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「韓進重は金属労組との交渉の約束を破った」

金属労組決意大会...キム・ジンスク「会社の侵奪を金属労組が共に防いでくれ」

ウ・ヨンヘ記者 2011.07.14 08:09

全国金属労働組合(以下金属労組)は、7月13日午後3時に釜山駅で『2011年賃金 団体協議勝利、韓進重工業整理解雇撤回』金属労組嶺南圏決意大会を開催した。 大会には金属労組のパク・ユギ委員長をはじめ、韓進重工業整理解雇撤回闘争 委員会、釜山梁山支部、慶尚南道支部、浦項支部、亀尾支部、現代自動車支部、 蔚山支部など、嶺南圏組合員約500人が参加した。

この日、85号クレーンで189日間高空籠城をしている民主労総釜山本部のキム・ ジンスク指導委員は会社の85号クレーン侵奪に対する労働者の連帯を要求した。

大会の参加者は韓進重工業の整理解雇撤回と85号クレーンに対する鎮圧の試み の中断、使用者側は金属労組と誠実に交渉するよう要求した。彼らは大会の後、 影島造船所85号クレーン反対側のシンドブレニュアパートの前までデモ行進し、 大会を整理した。

金属労組は13日未明の中央交渉で意見を接近させた。金属労組のパク・ユギ 委員長は、「中央交渉の核心は交渉窓口単一化と金属最低賃金を決めることだった」 と報告した。

パク委員長は交渉窓口単一化について「協約の中には、金属労組が唯一の交渉 団体だと明示されている。だが使用者側はこの『唯一の』を削除するよう主張 した。そのため金属労組は自律的交渉権保障を主張し、削除できないと主張し、 結局、使用者側はこれに合意した」と伝えた。また、金属最低賃金は「4580ウォン から90ウォン高い4670ウォンで合意した」と説明した。

パク委員長は続いて「合意はしたが、来年、また使用者側が守らないかもしれ ない。だが放棄することはできず、最後まで戦う」とし、「複数労組が施行さ れ、金属労組事業場に労組が設立の動きがあって、これにより使用者側は来年、 原状復帰させようとするだろう」と予想した。

韓進重工業の整理解雇問題について、パク委員長は「韓進重工業の李在鎔(イ・ ジェヨン)社長は、整理解雇は会社の経営権の問題で、交渉理由ではないと主張 している。だが韓進重工業がフィリピンのスービックに工場に作った時、金属 労組と交渉したし、その合意書がある」とし「85号クレーンが続く限り止める ことはできず、勝利に向かって金属労組が最後まで共にする」と明らかにした。

韓進重工業整理解雇撤回闘争委員会(以下整闘委)の共同代表は、「韓進重工業 使用者は、7月11日に交渉を約束を破った。会社は3次希望バスが予想されると いう理由で交渉の約束を破った」とし、会社が対話を回避していると主張した。 共同代表はまた「(2次希望バスの後)今、市民はチョ・ナモ韓進重資本の本質を 知った」とし、「解雇者、復帰者が一つになって、会社と戦う」という意志を 明らかにした。

民主労総のユン・テックン釜山本部長は「韓進重工業事態の責任はチョ・ナモ 会長にある。チョ・ナモ会長を必ず国会聴聞会に立たせる」とし「整理解雇を 撤回させ、クレーンの侵奪を防ごう」と訴えた。

大会参加者は釜山駅で大会を終え、影島造船所の前85号クレーン反対側のシン ドブレニュアパートまでデモ行進して整理集会をした。

85号クレーンで189日間高空籠城をしているキム・ジンスク指導委員が、電話で 整理集会の冒頭発言をした。会社の鎮圧の試みが続く中で、キム指導委員は 「孤立して毎日戦い、毎日屈辱を受け、毎日死を考える程、苦しい時間だった。 彼らは徐々に包囲網を狭めており、一つ一つ奪っていく」とし「守りたければ、 共に戦って下さい。われわれは勝ちたいです。韓進財閥チョ・ナモ資本に対抗 して、最後まで戦いたい。必ず生きて、私たちの足で歩いて降りて行きたい」 と、連帯を訴えた。

集会の最後に発言した金属労組のキム・ホギュ副委員長は「6日に来て、すべて の方法を動員して、使用者側に懇談会を要請し、8日の16時に会った。整理解雇 撤回問題、09年と10年の賃金団体協議と多くの懸案問題について、金属労組と 責任を持って円満に解決し、皆が望んでいる韓進重事態を解決しようといった」 とし「これに対して会社労務担当者が同意した。そして来週、責任持って交渉 の日程を決めるという回答を聞いた。だが24時間も経たないうちに、金属労組 とは話せないといった」と会社を批判した。

金副委員長は「これまで韓進重で問題が起きる度に金属労組が責任を持って 一緒にした。今、使用者側は自尊心でこの事態を混乱させず、責任を持って 交渉に出てくるべきだ」とし「整理解雇問題が解決しなければ、金属労組の 2011年団体交渉は終わらないだろう」と会社の決断を要求した。(記事提携= メディア忠清)

キム・ジンスク指導委員「必ず生きて歩いて降りて行きたい」

金属労組嶺南圏決意大会発言全文

今日も遠くからきて下さった仲間の皆さん、ありがとうございます。

6月27日、組合員が工場から引き出された時間に、欺瞞的な労使合意が行われ、 このクレーンは完全に孤立しました。電気も本も新聞も服もタバコも携帯電話 のバッテリーもなく、17日頑張りました。毎日強制侵奪の試みがあり、 時々刻々が血がにじむ時間でした。

このクレーンが社会的に問題になって外信にまで報道される程、重要な懸案に なりましたが、まさにここは孤立したまま毎日戦い、毎日屈辱を受け、毎日死 を考える程、苦しい時間でした。彼らは徐々に包囲網を狭め、一つ一つ奪って いきました。

労使が合意し、6隻を受注をしたそうです。たった一つの整理解雇の理由が受注 がないということでした。受注すれば復職させ働かなければならないのでは ないでしょうか。

1回の全面ストもまともに組織できない現実で、私と4人の仲間、そして組合員 は最善を尽くし、死力をつくして、今日まで粘ってきました。

今ここ85号クレーンの、私をはじめ5人の命は、皆さんの手にかかっています。 皆さんが帰ればマットが敷かれ、網が張られ、その準備を使用者側は3日間やっ てきました。そして、強制鎮圧が行われるでしょう。それを5人で阻止できるで しょうか。守りたければ共に戦って下さい。私たちは勝ちたいです。韓進財閥 のチョ・ナモ資本に対抗し、最後まで戦いたいです。必ず生きて、私たちの足 で歩いて降りて行きたいです。この切迫して切実な気持が皆さんの気持に届く ように願います。

私はこのクレーンの上で民主労組運動の危機と機会を同時に見ています。ぜひ きちんと戦って、危機が消え機会だけが残ることを願います。仲間の皆さん、 最後まで守って下さい。闘争

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-07-15 06:35:29 / Last modified on 2011-07-15 06:35:41 Copyright: Default

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