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現代車非正規職、また闘争の手綱を持つ

すべての社内下請の正規職化、止められない(1)

ムン・ジュヒョン記者 2011.07.13 16:50

昨年7月22日、現代車非正規職支会のチェ・ビョンスン組合員が提起した『不当 解雇および不当労働行為救済再審判定取り消し』訴訟で大法院は「2年以上労働 したチェ・ビョンスン組合員は現代車で直接雇用された」と判決した。

この裁判は数年間、現代車が元請使用主であると主張し、正規職化を要求して 闘争した現代車非正規職労働者闘争の成果だった。そして多くの悲しみと差別 を受けてきた非正規職労働者の恨みをはらせるという期待感を与えた。

それから1年、大韓民国最高の司法機関の一つである大法院の判決にも、現代車 非正規職労働者は相変らず正規職化争奪闘争を続けている。現代車資本はむし ろ牙山47人、全州22人、蔚山48人、計117人に解雇や停職という懲戒をして 非正規職労働者を崖に追いやっている。

ストライキと座り込み、そして毎日のように繰り返される出勤宣伝戦と管理者 との戦い。そして解雇と停職。労働者闘争戦術のうち、できることをすべてし ても、大法院判決はまだ現実に反映されていない。

そうして1年が過ぎた。

[出処:チャムソリ]

また手を取る。そうだ! 1年でも10年でも、一度やってみよう

最高裁判決の後、期待に反し、正規職化争奪という大きな変化はなかったが、 非正規職労働者にこの判決は、自分たちの労働者性をあえて隠す必要がないと いう自信を与えた。あちこちで組合加入が増え、闘争の意志も高まった。

もちろん何回の屈曲もあったが、最高裁判決1年を基点に、また闘争の手綱を 取ろうという意志が出てきている。

7月12日から13日まで、現代車非正規職3支会(蔚山、牙山、全州)は、不法派遣 闘争をまた作るために共同闘争を始めた。

3支会は12日夜の牙山工場退勤闘争を始め、13日朝は全州工場出勤闘争、13日夜 には蔚山工場退勤闘争を行う予定だ。2日間、各工場を回って、互いに連帯して 共同でこの問題を解こうとする決意を使用者側に見せる方針だ。

牙山工場、「現代車資本の弾圧、私たちは屈しない」

3支会がまず訪問したのは現代車牙山工場だ。牙山工場は現代車の核心車種である ソナタとアバンテを生産する。

「牙山工場は非正規職労働者解雇だけで47人だ。割合は、蔚山、全州より高い。 そして解雇したほとんどは若い労働者だ」。

12日夜、牙山工場宣伝戦を終えて全州で会った牙山工場非正規職労働者はこう 話した。資本は労働者を弾圧するにしても、ただ弾圧するのではない。弱い輪 と判断した所から、いやらしく打ち込んでくる。牙山工場非正規職労組を破壊 しようとする資本の戦略は緻密だ。解雇と停職という重懲戒を、代議員や幹部 ではなく、労組に加入したばかりの若い労働者、結婚したばかりで生計に重圧 を感じているような労働者にした。

その上、大量懲戒で現場の雰囲気が重い状況で、牙山支会は支会長は手配中で、 副支会長は拘束された。非正規職支会を率いる執行部は現在2人だ。

「執行部が2人だけでとても難しいが、それでも昨年7月2日、最高裁判決の後の 出勤闘争を欠かさず続けている。そしてその数も200の隊伍を維持している」

牙山非正規職労働者の状況を語る組合員の声は断固としていた。そして3支会が また団結して闘争しなければならないという意味も、誰よりも牙山工場労働者 たちはよく知っているようだった。

「IMFが爆発する前に、労働者は一つだった。ところが経済危機がきて、二つの 種類ができた。正規職と非正規職。経済危機の責任を労働者に転嫁するが、 IMF事態を労働者が呼び起こしたのかと人々に訊ねたい。最近のヨーロッパ発の 金融危機も、韓国はよく頑張ったと評価されているる。労働者の努力ではない のか? 2020雇用柔軟化戦略は、大韓民国の労働者全てを非正規職にするという 国家の戦略だ。彼らはこうして危機を労働者を食い物にして克服しようとする。 22日は、最高裁判決1周年だ。闘争しなければ、すべては紙切れに過ぎない」。

[出処:チャムソリ]

全州工場、「3支会の主導者の積極的な努力で解決しよう」

世の中の朝が始まる頃現代車全州工場正門はそのどの所より忙しい。出勤する労働者と退勤する労働者が互いに会う時間、騒がしい工場のエンジンの音もこの時だけは労働者たちの足取りに静まる。

現代車. 国内最高の自動車企業で世界一流を指向する企業だ。果たして誰が現代車を今の水準で高めたのだろうか?

優れた経営!

言論はこのように話すかもしれない。しかし朝7時現代自動車工場正門を探したら彼らも違ったと話すだろう。

隠された真実あるいは秘密。工場の中で部品のようにぎゅうぎゅうに隠されていた労働者たちがあふれ出る時間. この時間になって始めて現代自動車マークが押されたソナタ、アバンテなど私たちに習熟した車を組み立ててねじを締めてエンジンを作る主人公らが私たちの前に現れる。

「現代自動車労働者」. この話一つならばなる。アバンテ、ソナタ、グレンジャーを作る労働者を呼ぶ時、この話一つならば充分だ。しかし現代自動車工場の中をあたかも玉ネギ皮のようにはがせばはがすほど互いに違う名前の労働者が存在する。非正規職労働者は現代自動車工場の中に隠されたもうひとつの名前だ。いや、営業機密だ。(記事提携=チャムソリ)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


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