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SC第一銀行労組、成果給導入に反対してストライキ10日目

韓国労総・金融労組、投機資本との全面戦争を宣言...「全面ストライキ辞さず」

シム・ヒョンホ記者 2011.07.07 08:25

SC第一銀行労組(韓国労総全国金融産業労働組合所属SC第一銀行支部)の ストライキが長期化し、金融労組に広がる動きを見せている。

SC第一銀行支部が成果給の導入などに反対して10日間ストライキを続けているが、 金融労組は7月6日に記者会見を行い、成果年俸制導入問題、SCB(第一銀行)、 ローンスター(外換銀行)など投機資本の『食い逃げ行為』問題などで9月に 全面ストライキに突入すると宣言した。

[出処:全国金融産業労働組合]

労組成果給導入拒否...「賃金団体協議だけ交渉-合意すればいい」

金融労組9月全面ストライキ突入宣言

SC第一銀行支部(キム・ジェユル支部長)は、賃上げと全職員の成果給制・低成 果者の賃金カット制導入反対などを要求し、6月27日からストライキに突入した。 支部はまず賃金団体協議で合意した後に成果給制を議論することを要求したが、 会社は受け入れていない。

支部は1月12日から14回続けた賃金および団体協議交渉が進展がなく、3月8日に 中央労働委員会に調整を申請し、3月24日に調整中止決定、4月22日に争議行為 賛否投票を行い、86.3%の賛成でストライキが可決された。

ストライキ可決後に労使交渉を続けたものの、進展なく終わった。支部は5月 30日に一日の警告性ストライキを行ったが、その後も特に成果がなかったため、 無期限ストライキに突入した。

[出処:全国金融産業労働組合]

現在、全組合員の97%に達する約2800人がストライキに参加しており、江原道の 束草に集まって決意大会、討論などをして闘争の意志を高めているという。

金融労組は今回のストライキは、会社が全職員に対する個別成果給制度と職員 退出制度の導入を合意の前提条件としたことで始まったとし、会社は無理な要 求を撤回し、誠実な交渉で労使関係を正常化しろと要求した。

SC第一銀行支部のキム・ジェユル支部長は「SC第一銀行支部のストライキは、 使用者側が昨年の賃金団体協議を個別成果給制と連動させているためだ」とし、 「賃金団体協議が妥結すればストライキはいつでも終了する」と語った。

金融労組は「SC第一銀行支部のストライキは、労働組合の要求を使用者が拒否 して争議になるという一般的なストライキの形とは違う。使用者側の要求を 労働側が拒否し、争議につながったという点で、今回のストライキは使用者が 主導したも同然だ」という立場だ。

SCB投機経営を批判すると労組馴らし?

韓国労総、『想像を超える混乱経営』

会社の『食い逃げ行為』が指摘されている点も注目すべき部分だ。韓国労総は SCBが第一銀行を買収した2005年から2010年8月までに3千億以上の不動産売却、 連続的な支店の閉鎖、2009年の会計不正疑惑、派生金融商品の不完全な販売と 為替投機、役員の成果給祭りとSCBへの常識を越える高額配当など『想像を超し た混乱経営を続けてきた』と提起した。

続いて韓国労総は「SC第一銀行支部が着実にSCBの投機経営を批判し牽制してき たため、使用者側が労組を枯死させようと卑劣にストライキを誘導している」 と指摘した。

投機資本監視センターのホ・ヨング共同代表は「第一銀行は、1999年のIMF外国 為替危機の時に、ニューブリッジ・キャピタルに買収され、2005年に英国系の スタンダードチャータードが100%の株式を持ち、株式市場で廃棄された。その 後に使用者側が投機性営業をするようになり、労組が牽制して対応を続けたため 使用者側は労組を飼い慣らし、弱めようと今回のことを繰り広げた」と批判した。

続いてホ代表は「使用者側が、銀行では初めて成果給を導入しようとしたこと を労組が拒否したことが重要だ」とし、「労組は2010年の賃金団体協議が終わ らなかったため、成果給を除き賃金団体協議さえ合意すればいつでも復帰する という意思を明らかにしている」と説明した。

一方、会社は非労組員などで店舗を運営しているが、正常運営ができなくなっ ている。(記事提携=メディア忠清)

[出処:全国金融産業労働組合]

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-07-09 21:32:31 / Last modified on 2011-07-09 21:32:43 Copyright: Default

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