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10倍の希望バス、10倍の感動

[寄稿]警察による影島橋通行禁止を突破し、85号クレーンに行こう

キム・ヒョンウ(金属労組副委員長) 2011.07.08 17:47

笑いと涙が共存した記憶、無念さが共存した記憶がまだ鮮明に残っています。 1次希望のバスに乗った記憶です。

しかし影島造船所の現実は何も変わりませんでした。むしろ用役が堂々と暴力 をふるって現場を侵奪し、行政代執行を口実にキム・ジンスク指導委員が死闘 を続ける85号クレーンの侵奪まで狙っています。キム・ジンスク指導委員の命 が危険です。50を越えた恨み多い女性労働者が生死の岐路に立っています。

2次希望のバスがまた出発します。2次希望のバスはもっと大きな連帯の波を作っ ています。自発的参加者が何と1万人を越えました。ソウルだけで56台のバスが 85号クレーンに出発します。全国では46の地域から希望のバスが出発します。 バスの台数だけでも180台を越えます。

希望者転居と希望飛行機まで

▲「塩の花を訪ねる千里の道」希望徒歩行進が7月1日始まった。参加者は平沢双竜車支部を出発し、1日40キロほどを行進する。[出処:非正規職ない世の中作り(cafe.daum.net/happylaborworld)]

出発するのはバスだけではありません。双竜車解雇者が前回の『希望の列車』 に続き、今回には7月1日から歩いて出発しました。何と千里の道です。『塩の 花を訪ねる千里の道』と命名された『暴風疾走団』は、文字通り暴風のように 一日40kmを消化して、今も釜山へと歩いています。

蔚山では昨年、25日間のストライキ闘争をした現代自動車非正規職労働者が 『希望の自転車』という名で自転車に乗って釜山に走って行きます。それだけ ではありません。遠い島国の済州からは『希望の飛行機』が飛びます。色とり どりで出発する連帯の行列は、7月9日午後6時に釜山駅で出会い、抱き合うでしょう。

そして韓進重工業の苦しんでいる労働者のそばで、85号クレーンで真に高貴な 闘争を続けるキム・ジンスク委員の横に駆け付けます。

警察、集会源泉封鎖-影島橋通行禁止

しかしこれはどういうことでしょう? 警察がこの美しい連帯の行列を源泉封鎖 するそうです。影島橋を完全に封鎖するのです。警察は勇敢にも釜山市民に対 し、釜山全域にこの希望のバスをあくまでも阻止すると広報する横断幕を掲示 したといいます。

釜山駅広場の文化祭を源泉封鎖するそうです。本当にとんでもないことです。 いったい警察が何を根拠に国民の『人を生かそう』というこの崇高な自発的 行為を妨害するのですか?

今回の希望のバスは、前回1次希望のバスの10倍を越えます。連帯の気持も10倍 を越えるでしょう。だからどんな警察の妨害行為もこの行列を防げません。

われわれは必ずキム・ジンスク指導委員と韓進重工業解雇労働者に会います。 どんな方法を使っても、どんな犠牲を甘受しても、必ず85号クレーンに行きま す。この気持は希望のバスに賛同する1万すべての気持です。

どんな犠牲を甘受しても85号クレーンに行く

われわれは1次希望のバスの感動を10倍に引き上げるでしょう。あっという間に ひとつの身のように動いた大衆の躍動性も10倍に大きくなるでしょう。キム・ ジンスクを救い、整理解雇を撤回させようという切実な願いを込めた希望の バスは抵抗のバスであり、連帯のバスであり、勝利のバスだからです。

双竜車解雇者と7月1日の徒歩行進の出発のとき一緒にいました。別の見方をす れば、苦難の行軍ですが、参加者のだれもが楽しい表情でした。仲間と会うと いうこと、本当に嬉しいことです。その道が百里だろうが、千里だろうがそれ は関係がありません。ただ仲間と会おうという気持ちだけでした。

そのように出発しましたが、到着する時は現代自動車非正規職労働者と自転車 で到着するでしょう。組織された労働者集団に属する私としては、実は少し恥 ずかしいのです。社会団体と国民がこうして熱い連帯の姿勢を見せているのに、 まさに当事者であるわれわれ金属労組では15万人もの組合員のうち、やっとバ ス20台程度しかこの行列に加わらないからです。

恥ずかしい金属労組を反省しながら

あるいは希望のバスは、当事者であるわれわれ労組が先に企画するべきではな いかとも考えます。これまで資本に守勢的な対応を続け、ほとんど無防備に やられてきたという気がするからです。

資本が整理解雇を宣布すれば、即時闘争が組織され、組織が一致団結して闘争 を始めていればと残念な感じもします。いや、少し遅れても、整理解雇闘争の 過程で希望のバスのように実践的な闘争が企画されていれば、状況は変わって いたのではないかと考えます。

とにかく申し訳ない気持と感謝の気持ちが入り乱れ、新しい覚悟と決意が沸い てきます。

労働者を一日で死の苦痛に追い込む整理解雇を終わらせようということです。

だから整理解雇が撤回されなければ、希望のバスはまた動き、自発的な乗客は 幾何級数的に増えるでしょう。この美しい連帯の行列に、私は嬉しい気持ちで 参加し、乗客であることを越えて運転手の役割が与えられても、喜んでそれを 遂行するでしょう。

暖かい魂を持つ美しいあなたたちと会うために、今走って行きます。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-07-09 16:33:25 / Last modified on 2011-07-09 16:33:35 Copyright: Default

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