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ユソン企業、金属労組交渉要求から4時間後に『拒否』

忠清南道労使民政協議会、『対話再開』内容証明送っても会社は対話拒否

特別取材チーム 2011.07.01 11:36

全国金属労働組合が6月30日に労使交渉を要求したが、会社はわずか4時間後に また交渉を拒否し、対話で事態を解決する意志がない会社の立場がまた確認さ れている。

金属労組は午後4時頃、「生産物量をこなせず会社の存立自体の威嚇があれば、 即刻不法行為を中断して金属労組の要求のとおり交渉に誠実に臨むことが、現 事態を早期に収拾するものであることを肝に銘じることを望む」として7月1日 に交渉しようと文書を送った。

これについて、会社は「会社に対する敵対的行為と不法行為を中止し、労使間 で真摯に協議する意思が確認された後、協議を続けようと提案した状態なので、 貴下が要請した2011. 7.1交渉は難しいことをお伝えする」と明らかにした。

会社、「苦しい」

労組員、「苦しければ皆同じように工場に復帰」

会社はすでに6月28日の『ユソン消息第6号』で「7月1日から未復帰組合員への 個人別面談を実施して、勤務の意志を確認した後に復帰させる」とし、『個別 復帰』を固守する方針を再度明らかにした。支会組合員に面談日程を通知して、 一部の組合員に個人面談日程と時間が記されたショートメールと、自宅に郵便 書留を送った。

これについて組合員はショートメールを直ちに消したり、電話をして抗議した。 牙山工場検査課に所属する組合員は「ショートメールを受けて電話で抗議した ところ、『会社が苦しいから電話した』と答えた」とし、「会社が苦しければ 皆同じように戻らなければいけないのではないかと聞くと、『面談しないとい うことだと考える』と電話を切った」と話した。

ソン・セギョン金属労組忠北支部教宣部長は、「会社の個別面談は、典型的な 組合員の揺さぶりで、不安をあえり個別復帰で工場に戻るかどうかで悩むよう にするもの」とし、労組を『瓦解』させる目的だと批判した。

ユソン企業支会は『ユソン速報』機関誌で、「会社は組合員と家族を脅迫して、 家族と周辺の人を動員して個別復帰にすべてをかけている」とし「面談と復帰 は『兎食狗烹(必要なら使い、不要なら捨てる)』だ。組合員も生き、労働組合 も生かす唯一の道は、交渉で組合員一括復帰で終わらせること」と強調した。

一方、忠清南道労使民政協議会は、ユソン企業の労使と金属労組の忠南支部に 協議会の結果を内容証明で送った。△労使間対話を再開することを要求する、 △一切の敵対的行為を中断すること、△労使民政協議会が推薦した労働界およ び経営界代表委員の仲裁活動に積極的に協力することだ。

だが会社は労使民政協議会に参加しなかっただけでなく、労組との対話を拒否 すると明らかにし、事実上、労使民政協議会を無視した。

この中で民主党忠南道党委員長のヤン・スンジョ議員は、午後4時30分頃に国会 本会議でユソン闘争に関連して5分間発言し「可能な限りの手段を使い、ユソン 企業事態解決方案を国会で模索しろ」と意見を表明した。だが会社はヤン議員 との面談も拒否している。(記事提携=メディア忠清)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-07-02 23:11:41 / Last modified on 2011-07-02 23:11:41 Copyright: Default

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