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忠清南道-民主労総、ユソン企業事態解決の労使民政協議

27日に牙山市庁で開催...『労組脇役活用』と懐疑的意見も

特別取材チーム 2011.06.26 16:51

忠清南道(アン・ヒジョン道知事)は6月27日、牙山市庁状況室でユソン企業労使 紛糾解決方案協議で今年初の労使民政協議会を開く。

忠清南道によれば、協議会はアン・ヒジョン忠清南道知事が主宰し、ポク・キワン 牙山市長とオ・ボクス雇用労働部天安支庁長、ユソン企業労使代表、労働界 (民主労総、韓国労総関係者)の約30人が参加し、現況説明とユソン企業労使代表 意見陳述、討論の順で進められる。

労働界は民主労総保健医療労組のパク・ミンスク大田忠南地域本部長と、民主 労総忠南本部の役員(チョン・ウォニョン民主労総忠南本部長・パク・チャンシク 首席副本部長・アン・ソンファン副本部長・チョ・ギュジン事務局長が協議に 参加し、チャン・イノ金属労組忠南支部長が参加してユソン企業事態に関する 労組側の立場を説明する。

労使民政協議会に民主労総が参加するのは今回が初めてだ。特にパク・ミンスク 本部長は、この日、労使民政協議会委員に委嘱される。反面民主労総忠南本部・ 金属労組忠南支部は、事案別協議に参加するという立場だ。

パク・ミンスク本部長は「忠清南道から委員活動を提案された」とし「ユソン 企業事態は全国的な問題だ。深刻な労組弾圧と労働三権が保障されない現実で、 ユソン企業事態解決のため、合意方案を見つけるために参加することにした」 と伝えた。

民主労総忠南本部のチョ・ギュジン事務局長は、「民主労総の基調は労使民政 協議会に入らないという立場だった。だが事案別に出席することはでき、その 延長線上で民主労総の立場を明らかにした」とし「ユソン企業事態解決に関する 民主労総の立場を積極的に主張したい」と話した。

これに関して、忠清南道のクォン・ヒョクスル政策特別補佐官は「民主労総が 今回の事案を積極的に要請し、今回のことは労使の両陣営でバランスをとる 必要が認識されたので委嘱された」と説明した。

だが、一部では今回の労使民政協議会に懐疑的だ。民主労総は99年の2月以後、 労使政委員会に参加しておらず、地域でも労使民政会議は民主労総と共に 開かれていない。このうちアン・ヒジョン道知事がユソン企業事態解決の 協議を開くと同時に、協議会構成そのもののために民主労総に委員を提案し、 『品揃え』をしたのではないかということだ。

さらに協議会にはユソン企業労使が参加するとはいえ、会社が出席するかどう かは不透明で、ユソン企業支会も協議会の開催を「聞いていない」という。

労働界のある関係者は「これまで労使政委員会の経験や、協議体を通じた仲裁 交渉の経験で、使用者側に偏向することが多かった。民主労総が労使政協議体 に参加しない理由も脇役でしかなかったためだ」とし「忠清南道は、政治的な 位置づけを強化する脇役に労組を活用しないでほしい」と話した。

また、「ユソン企業対話局面を造成するには協議体の会議が重要なのでなく、 過度な公安弾圧をする警察の態度への批判と実力行使、用役業者の不法行為に 関する地方自治体の権限行使がまず必要だ」と指摘した。(記事提携=メディア忠清)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-06-28 10:39:45 / Last modified on 2011-06-28 10:39:48 Copyright: Default

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