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国会環境労働委員がユソン企業を訪問...「国会次元で解決する」

おにぎりを食べ、会社と一時間面談...「夜間労働撤廃は正当」

特別取材チーム 2011.06.16 19:23

国会環境労働委員会に所属する鄭東泳(チョン・ドンヨン)(民主党)、ホン・ヨ ンピョ(民主党)議員と金属労組のパク・ユギ委員長が、ユソン企業事態を解決 するために6月16日午後12時頃、ユソン企業牙山工場を訪れた。

当初、環境労働委の委員と金属労組は午後1時に記者会見を計画していたが中止 した。金属労組忠南支部の関係者は「金属労組と議員が対話した後、記者もあ まりいないのですぐ工場に入り、会社と面談することにした。面談後に公開で 結果を報告する」と伝えた。

チョン議員、ホン議員と金属労組は午後12時過ぎに到着し、牙山工場正門前で 組合員と共におにぎりを食べ、工場内で会社側と会った。だがユソン企業のユ・ シヨン社長には会えなかったという。

一時間ほど会社と面談した議員たちは、組合員に面談結果を報告した後、座込 場を訪れた。組合員たちと握手しながら励まし、座込場の写真を撮った。だが 会社はユソン企業支会の幹部の工場出入は拒否した。

鄭東泳議員は来週水曜(22日)、環境労働委常任委員会でユソン企業事態を議論 し、使用者側が交渉に出るよう要求するために現場訪問したと伝えた。

チョン議員は「ホン・ヨンピョ議員と、来週、国会次元でユソン企業の問題を 解決できるように努力し、労働部長官と政府が事態を解決するために動くよう 要求する。また民主党次元で積極的に連帯し、皆さんの苦痛に連帯する」と伝えた。

チョン議員は会社との面談の結果を報告しながら「結局、対話で問題を解かな ければならないが、6月2日に3時間の対話をした後、対話が断絶している。今か らでも会社が積極的に解決することを望むと要求した」と伝えた。

▲会社と面談後に出てくる議員団. 鄭東泳議員(左)と牙山工場イ・ギボン工場長(右)が握手をしようとしている。

支会の組合員たちが出勤して働こうとしても、会社は用役を動員して出入りを 阻止している。この日も組合員たちは自分の職場なのに工場に出入できず、 会社と面談しに行った議員団を待たなければならなかった。

鄭東泳議員は「会社側に一括復帰を受け入れない理由を尋ねた。一括復帰以後、 また工場が混乱する可能性があるので、それで安心できないと会社が話した」 とし「それで真正性という言葉は一括復帰して正常に操業できるような真心が あるような純粋な考えという判断、確信があれば、一括復帰を受け入れるとい うのが会社の立場だ」と説明した。

またチョン議員は「決定権はユ・シヨン社長が持っているから今日の対話内容 と、要求内容を明確に伝えるように要求した」とし、「私もユ・シヨン社長と 電話してみる。6月2日の交渉の朝も電話をした。円満に対話ができ、この問題 は牙山のユソン企業ではなく、大韓民国の国民が心配しているユソン企業なの だから、会社の社主として今日は解決できるよう望むと言ったが、通話でユ・ シヨン社長の語感がちょっと冷たかった。それで今日うまくいかないかとも考 えた」と話した。

ホン・ヨンピョ議員は「二、三回会社に聞いたのは、本当に会社が対話するつ もりがあるのか、それともこの機会に労組を本当になくそうと決心したのか、 ということ」とし「会社は今までこれほど深刻な労使関係もなく、会社が労働 組合を否定していないとし、労使は共に行かなければならないという確固たる 考えを持っていると話した」と伝えた。

金属労組のパク・ユギ委員長は明日(17日)の午後開かれる民主労総の中央執行 委員会(中執)で、ユソン企業事態に関する対策をたてると伝えた。金属労組は 前の大会であらゆる努力にもかかわらず、ユソン企業事態が解決しなければ、 6月下旬に全面ストライキと総力闘争に突入すると明らかにした。また金属労組 は17日に2010年賃金および団体交渉(賃金団体協議)争議行為申告をして、22日 から24日まで、1次賃金団体協議争議調整賛否投票に突入する。

パク・ユギ委員長は「今、対話しよう、こんなことが韓国の労働の歴史であっ たかと言いたい。組合員が総会を開き、会社で働こうとしたのに会社が門を閉 じ、組合員に等級をつけて順次受け入れるというが、私たちが牛豚でもないのに、 なぜ等級を付けて扱われるのか」と声を高めた。

パク委員長は「また私たちが言っている、職場閉鎖を撤回して一括復帰の後に 交渉し、絡まった問題を解こう。こんなとても常識的な問題がこの社会に許容 されないのなら、これが公正な社会だろうか」と批判した。

▲会社との面談結果を報告する鄭東泳議員。組合員は興味深く見守った。

夜間労働なくそうという要求は「正当」

チョン議員、「労働者をこき使いたければ少なくとも人間扱いしろ」

鄭東泳議員、ホン・ヨンピョ議員とも『夜は眠ろう』という夜間労働撤廃要求 は正当だと話した。

チョン議員は組合員に「皆さんが先駆者だ。睡眠をとって暮し、睡眠をとって 働こうという要求は正当だ。そしてG20だの、2万ドルから3万ドルに行くという ような自慢をするのではなく、労働者をこき使おうとするなら少なくとも人間 扱いをするのが大韓民国の道理」で「トウォン精工のように(昼間連続2交代制 に)成功したケースもあるが、こうしたとても大きな事業場で深夜徹夜作業をす るのは、私たちが貧しかった時、やむを得なかった時は甘受できたが、もうで きない」と話した。

またチョン議員は「皆さんは先駆者なので、こうした苦痛を受ける、こうした 苦痛が種になり、我が国の労働現場で健康を害する深夜労働徹夜労働がなくな れば、ユソン企業の労働者たちの先駆的な闘争による評価が必ずあるだろう」 とし「自負心を持って我慢して欲しい」と話した。(記事提携=メディア忠清)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-06-18 06:53:36 / Last modified on 2011-06-18 06:53:45 Copyright: Default

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