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当期純利益196億の会社の経営が苦しい?

シグネティクス組合員全員整理解雇に反発…「非正規職化しようとしている」

金属労働者 2011.06.15 10:39

6月13日午前、ソウルの孔徳駅教育の場で6か月間、会社の強制的な希望退職を 拒否して職務教育を受けているシグネティクス組合員32人全員に『解雇状』が 飛び込んだ。シグネティクス工場長と労務管理者などが組合員の1人1人に解雇 予告通知書を配り、受領を拒否する組合員の写真をいちいち撮影した。2001年 に130人の組合員全員を解雇して訴訟で敗れ、組合員の半分を復職させてから 10年後の二回目の解雇だ。

シグネティクスは永豊グループ系列会社だ。永豊グループはIT系列会社売上額 で世界2位グループで、系列会社だけでも24社を持つ国内屈指の資本だ。そのうち、 電子業種のコリアサーキット、永豊電子、テラニクス、インターフレックスなど PCB系列会社の年間売上額は1兆ウォンで、シグネティクスはこのうち2010年には 2380億ウォンを稼ぎだし、当期純利益196億ウォンを出す絶好調の系列会社だ。

▲1月20日京畿道坡州のシグネティクス工場前で「2011年闘争事業場勝利のための京畿支部闘争宣布式」が開かれた。[出処:金属労組パク・ヒャンジュ]

だがシグネティクスは昨年11月、コスダック上場の前後に現場の社員に対して 希望退職を実施し、社内下請業者のピューレックスとU&Cに労働者を転職さ せるなど、現場全体を間接雇用構造に変える構造調整を断行した。続いて会社 は、これに反対する金属労組の組合員32人に対し、昨年の11月から外部で職務 訓練と創業教育を受けさせた。その上、会社は先月から露骨に「解雇回避方案 について議論しよう」とし、整理解雇手順を踏んでいる。

今回の解雇予告通知書の送付に先立って、6月8日にシグネティクス代表理事は 労組との面談で、「会社が苦しいのでU&Cに行け」、「工場が良くなれば、 また呼ぶ」など、事実上雇用を維持する意思がないことを通知した。この日、 代表理事は「U&Cはシグネティクスが貸した工場」とし、工場内下請会社が 実質的にシグネティクス支配構造にあると確認した。

これに関し、金属労組京畿金属地域支会のシグネティクス分会は「組合員32人 の整理解雇事態が永豊グループ全労働者の非正規職化の完成に直結している」 と強調している。分会は「永豊グループ系列会社の90%以上が非正規職として 雇用されたり、請負や小社長制の形で運営されている」という。分会は6月22日、 ソウル市良才洞の永豊グループ本社前で記者会見を行い、今回の整理解雇の 不当性を暴露する計画だ。(提携=金属労働者)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-06-16 05:44:00 / Last modified on 2011-06-16 05:44:06 Copyright: Default

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