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「タイムオフ粉砕争議行為、大会で決定済み」

現代車労組 一部が会議出席を拒否...現場組織が提案文を送付

チョン・ジェウン記者 2011.06.13 00:55

現代車支部の故パク・ジョンギル烈士労組側の『非常対策委』が会社との合意 で一段落したが、労組内の対立は続いている。

現代車支部は、当初は13日(月)予定されていた拡大運営委員会(以下拡運委)を 一日早め、12日(日曜)の午後に開いたが、運営委員6人が出席を拒否したと労組 (現代車支部牙山委員会)の関係者が伝えた。また、一部の前職労組委員長も出席 を拒否したと言う。

現代車支部は拡運委を前倒しで開いた理由について『遺族の同意』を上げた。 13日に現代車労働組合葬を行うために、13日の拡運委を12日に開くことに決定、 11日の午後に拡運委招集を公示したという。

この知らせを聞いた現代車支部の現場組織(金属民闘委、金属連帯、民主現場、 全現労、現場革新連帯、現場闘)議長団は、拡運委に今日午前提案文を送り、 「パク・ジョンギル烈士の意はタイムオフ粉砕だ。タイムオフ粉砕闘争を強力 に展開しよう」と注文した。

彼らは13日(月)に開かれる現代車支部の拡運委で「パク・ジョンギル同志に対 する組合次元の烈士処遇問題だけに限定されてはならず、真心からの精神継承 と、現場弾圧中断闘争を展開しなければならない」とし「拡運委でタイムオフ 粉砕のための実質的な闘争計画を樹立して、速かに闘争で現情勢を突破しなけ ればならない」と主張した。

提案文の背景について彼らは「(現場)組織議長団会議で9日に発生したパク・ジョ ンギル同志の死の前に、悲しみと怒りを共感し、生きている者が闘争で応える べきだと決意した」とし「『タイムオフ粉砕のための争議対策委員会(以下争対委)』 がすでに結成されているという点から、全面的な闘争をすべき時だという情勢 認識に共感した」と明らかにした。

また、「タイムオフにより死に追い込まれたパク・ジョンギル烈士によっても 確認されるように、権力と資本の統制と監視、脅迫と暴力は個人が抵抗するに はあまりにも耐えがたい」とし「闘争しなければ労働悪法による被害はすべて の労働者、4万5千の組合員にそっくりふりかかるという冷酷な現実を自覚する 時だ」と強調した。

「タイムオフ粉砕のための闘争計画を即刻樹立して実行」

「争対委も構成したのに、労組執行部が先送りしている」

組織議長団のイ・ヤンシク招集権者はこうした提案文を送った背景について 現在の『非常対策委』の性格が不明確だということを上げた。

現場組織(金属民闘委、金属連帯、民主現場、全現労、現場革新連帯など)は10日 に共同声明を出して、パク・ジョンギル烈士の自決後に現代車支部が設置した 『非常対策委員会』を『タイムオフ粉砕と現場弾圧中断のための烈士対策委』 に即刻転換し、闘争に突入しろと要求した。

イ・ヤンシク招集権者は「対策委に拡運委が入ったのでもなく、性格が不明だ。 烈士はタイムオフ-労働弾圧粉砕を要求した。烈士対策委を構成し、タイムオフ 粉砕闘争に出るべきだと現場組織は金曜(10日)に意見を集約した」と伝えた。

現場組織はまた、4月19日の110次代議員大会で、賃金および団体交渉(賃金団体 協議)とは別途にタイムオフ粉砕のための争議発生を決意し、争対委構成を完了 したことを強調した。

彼らは「代議員大会で決意したタイムオフ粉砕のための争対委はパク・ジョン ギル烈士精神継承と現場弾圧中断を含み、闘争計画を即刻樹立してタイムオフ 粉砕現場弾圧中断のために強力な闘争をすべきだ」と拡運委に注文した。

イ・ヤンシク招集権者は「代議員大会でタイムオフ制粉砕争議行為を決意し、 争議対策委員会(争対委)を構成した。ただし、争対委の具体的な構成『案』は 拡運委で扱うということで構成された。すぐ争対委が動いて、タイムオフ粉砕 闘争を始めれば良いが、現労組執行部はこれを先送りして、代議員大会の決定 事項を破っている」と指摘した。

イ招集権者は、労組の執行部が『遺族の同意』を根拠に「闘争を縮小し、早く まとめようとしている」という疑惑も提起した。イ招集権者は「遺族が葬儀を 延ばすのは難しいかも知れない。だが、少なくとも労組の立場と要求を伝え、 遺族との調整の努力をしたのか疑問だ」とし「『遺族の同意』を押し出すのは 労組の執行部がパク・ジョンギル烈士闘争をどう見ているのかを反映している」 と指摘した。

また各現場組織は提案文で、△パク・ジョンギル烈士の死を哀悼し、その精神 を継承する大衆的な決意を新たにするために、拡大運営委員会が決定した日か ら追慕週間で選定し、この期間中は全組合員が追慕バッチを着用する、△パク・ ジョンギル烈士の葬儀手続きとは無関係に全工場的な精神継承および闘争決意 のために全組合員が参加するタイムオフ粉砕の総力闘争決意大会を蔚山工場で 開催すること、△金属労組次元の共同闘争、連帯闘争を提起して、全国的な 『労働悪法撤廃闘争』に発展できるように公式に提案することを要求した。

一方、現代車支部拡運委は役員6人、蔚山工場9事業部代表9人、6委員会議長6人、 労組監査委員3人の計24人で構成される。(記事提携=メディア忠清)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-06-15 04:09:22 / Last modified on 2011-06-15 04:09:34 Copyright: Default

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