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現代車牙山、遺体引渡-生産全面中断

遺体は葬儀場へ...現代車支部、金属労組など11人で非常対策委を構成

チョン・ジェウン記者 2011.06.10 09:39

タイムオフと現場弾圧に抵抗して自決した現代車支部(正規職労組)牙山工場 委員会の労組幹部、労安委員のパク○○氏の遺体が6月9日午後6時40分頃、 エンジン1部(品管)自決場所から葬儀場に移された。

労組は緊急非常代議員懇談会を開いて遺族と議論した結果、故人の遺体を葬儀場 に移すことにしたと午後6時20分頃に発表した。懇談会は、労組幹部の代議員と 現代車支部(正規職労組)のイ・ギョンフン支部長、牙山工場委員会のチョン・ スンイル議長、金属労組のク・ジャオ副委員長と遺族が参加した。

労組は懇談会の結果、△非常対策委(名称未定)構成、△遺族との面談後に要求 事項の再確認、△対策委で真相究明、△事態の解決まで生産全面中断を決めた。

▲生産が全面的に中断したエンジン1部. 故人が働いていた所だ。

非常対策委は計11人で、牙山工場委員会の役員3人(チョン・スンイル議長、イ・ ファベク副議長、チェ・ドングク事務長) +牙山工場委員会室(統合室、エンジン室、 艤装室)代表3人+監査委員2人+現代車支部(イ・ギョンフン支部長) +金属労組(ク・ ジャオ副委員長) +遺族代表で構成された。

労組によれば現在、遺族は、△故人烈士認定、△遺書に実名議論された管理者 の処罰などを要求しているという。

また、『事態解決』は、遺族の要求が貫徹されることを意味する。非常対策委 次元の要求は別に決めていないが、今後の会議で再発防止の約束など、会社に 提起する要求を用意する予定だ。要求案ができれば非常対策委が会社と協議し、 事態が終わるまで生産稼動を全面的に中断する計画だ。

チョン・スンイル牙山工場委員会議長は〈メディア忠清〉とのインタビューで 「これ以上遺体を現場に置いておくことは故人に対する礼儀ではないようだ。 生産施設を中断して、要求事項を貫徹させる」と伝えた。

遺族嗚咽

緊急非常代議員懇談会の後、遺体は直ちに病院救急車で移送された。イ・ギョ ンフン支部長とチョン・スンイル議長が遺体を乗せた担架を持ち、労組幹部は 救急車が見えなくなるまでぼうぜんとながめた。遺族は救急車によりかかって 嗚咽し、きちんと歩けなかった。

▲故人の遺体が葬儀場に移された。チョン・スンイル議長(左)、イ・ギョンフン支部長(右)。

▲嗚咽する遺族

一方、緊急非常代議員懇談会の前に、会社と警察は故人の遺体を強制移送しよ うとしたため、労組組合員が救急車を防いで抗議した。午後4時30分頃、イ・ ギョンフン支部長が牙山工場委員会に到着し、労組は30分程集会を開き昼間組 組合員の退勤指針を下した。

イ・ギョンフン支部長は集会で「私たちのすぐ隣で働いた同僚パク○○さんが 亡くなった。李明博政権になってから、金がある奴、バックがある奴だけが 生き延び、労働者はみな殺されている。いつまで死んでいかなければならないのか、 うんざりだ」と吐露した。

イ支部長はまた「今回の事態が解決しなければ、生産はできない。そうでもし なければ仲間と現場を守れない」とし「故人と現場を守るために最後まで闘争 する」と伝えた。

労組の幹部たちは現在、労組の事務室と代議員事務室に非常待機中だ。夜間組 組合員が出勤すれば事態報告と略式集会が続く予定で、現代車支部と6つの委員会 はすべて焼香所を設置することにした。(記事提携=メディア忠清)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-06-13 04:28:45 / Last modified on 2011-06-13 04:28:54 Copyright: Default

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