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現代車非正規職全州、「何があっても不法は不法」

[2信] 12時30分頃、正規職労働者の支援で工場進入に成功

ムン・ジュヒョン記者 2011.06.07 13:42

現代車全州工場の管理者たちが6月7日未明から現代車非正規職全州支会(全州支会) 懲戒者の出入を阻止していることにより、昼食を拒否して駆け付けた現代車 正規職労働者の連帯で午後12時30分頃、工場への進入に成功した。

出入を拒否された全州支会の懲戒者たちは午前11時頃、支援の地域労働者と共に 現代車の蛮行を告発する略式集会を開き、労組事務室で使用者側の動きに 注目している。

「何があっても非正規職労働者は現代車正規職」

この日、現場にいた全州支会の組合員は「使用者側は、ある程度封鎖はすると と予想していたが、正門前まで出てきて闘争そのものを潰そうとするとは想像 もしなかった」と、現代車の強力な対応に驚いた雰囲気だった。

しかし略式集会で現代車の蛮行を糾弾する雰囲気になり、闘争の熱気はまた高 まった。この場で発言者たちは全員、法が認めた非正規職労働者の正規職化を 早く施行しろと要求し、法を無視する現代車の態度を批判した。

▲現代車非正規職労働者は一緒に暮らそうと話した。その一言で「解雇」という高い代価を払わなければならなかった。

金属労組のパク・チョンギュ全北支部長は「現代車が掌で雨を遮ろうとしても、 非正規職労働者が正規職だという事実は隠せない」とし「非正規職労働者を 勝手に解雇して労組事務室に行かせなくても、私たちの闘争は屈しない」と 決意を述べた。

続いて全州工場委員会のカン・ミンソク副議長は「94年に私が入社した時は、 現代車への入社は難しくなかった。そして現代車で働いているからといっても 認められる雰囲気ではなかった。しかし今、現代車で働くことを友人たちも 羨んでいる。現代車で働くことに自負心を抱く理由は労働組合があるから」 とし、「現代車を良い職場、良い企業にしたのは、現代車資本が努力したから ではなく、労働組合が闘争で勝ち取った成果」と話した。

また「現代車に労働組合がなければ、管理者、労働者を問わず、半分以上が 解雇勧告の黄色い封筒を受け取っていただろう」とし、労働者に労働組合が 大切な理由を述べた。

そして「非正規職労働者の解雇は、つまり労働組合の崩壊だ」とし、「この 闘争には必ず勝たなければならない」と非正規職労働者に勇気を与えた。

正規職、非正規職の美しい連帯が光を放った瞬間

1時間ほどの略式集会の途中、昼食を拒否した正規職労働者が大挙して正門に 集まってきた。彼らは非正規職労働者と一致協力して、堅く閉じられた正門を 開き、無事に工場内の労組事務室前に集結した。

しかし、管理者たちが労組の事務室前に集まって20分程対峙する状況になった。 労働者たちは、非正規職解雇組合員が引き出されることを防ぐために、2階の 労組事務室まで共に行動し、対応した。

▲管理者は解雇労働者の退去を要求したが、拒否された。

管理者は「下請解雇者を外に出せ」と正規職労組に要求したが、正規職労組は 現在、「非正規職労働者の解雇が確定していないのに、労組事務室の出入まで 妨害するのはおかしい」と拒否した。

12時50分頃、管理者たちは帰り、労働者たちは今後の計画を議論している。 しかし1時30分頃にまた管理者が集まっているという知らせがあり、鋭意状況を 注視している。

また管理者が集まっているという知らせについて、全州工場委員会は「管理者が 労組事務室を侵奪する状況になれば、労使関係は手がつけられなくなる」と 警告し、「非正規職労組の弾圧を中断しろ」と話した。

[1信]現代車全州、「解雇者は入れない」

管理者を動員して正門前を封鎖

現代車全州工場は、6月7日の朝6時30分から管理者約300人を動員し、非正規職支会 の事務室に行こうとする非正規職組合員の出入を封鎖した。現代車全州工場が 3日に非正規職支会解雇者の出入を統制すると公示したことによる措置だ。

▲労働者の朝の宣伝戦の場所に管理者がいたため、労働者は朝の宣伝戦ができず、午前中対峙を続けた。

現代車非正規職全州支会は午前中に正門前で朝の宣伝戦を行い、支会事務室で 日常的な業務をする予定だったが、現代車管理職が正門の前を封鎖したため、 朝の宣伝戦ができなかった。

これについて出勤宣伝戦を予定していた午前7時から、現代車正門の出入を要求 する労働者と管理職との対峙で大声がとび交う状況が起きた。

管理職、「事業主がダメと言ったらダメだ」

▲非正規職労働者の出入を管理者が防ぎ、小競合になった。

非正規職労働者たちは「私たちも現代車の労働者だ、なぜ正門を防ぐのか」と 言いながら団体で正門進入を試みた。この過程で管理者たちは「事業主がダメと 言えばダメなんだ」と防ぎ、3時間近く小競合が続いた。

この知らせを聞いた全北高速の労働者とタクシー労働者、連帯団体会員が続々と 到着、この後の計画を議論している。

「現代車の出入統制は明白な労組弾圧」

現代車全州工場は6月3日、正門に『工場内外の人員出入統制および退去要求』 の張り紙をして非正規職支会解雇者の出入を統制すると公示した。

現代車全州工場は「社内協力業者から解雇や停職を受けた労働者は、協力業者の 要請で全州工場への出入を認めない」と張り紙で明らかにした。

これについて非正規職支会は「現在、解雇の効力を争っており、解雇者はまだ 組合員の身分があるので現代車が一方的に出入を阻止するのはおかしい」と話した。

現在、非正規職支会は解雇15人など、組合員全員が懲戒を受けている。しかし 非正規職支会は「2年以上現代車で働いた非正規職労働者は正規職だという最高裁 の判決を根拠に正規職化を要求するストライキをしたが、これを口実に 解雇するのは不当労働行為」と規定し、地方労働委員会に解雇救済申請の 手続きを取る予定だ。(記事提携=チャムソリ)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-06-08 07:01:35 / Last modified on 2011-06-08 07:01:40 Copyright: Default


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