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現代車非正規職労組解雇者の会構成、共同闘争決意

「解雇者が団結すれば現場が開かれる」...解雇者共同闘争を決意

チョ・ソンウン記者 2011.05.26 18:47

現代車非正規職支会の解雇組合員は、5月26日午前10時に支会の教育館で会議を 開き、解雇者の会を作り、連絡体系整備と各事業部で招集権者(組長)を選出す ることにした。

また毎日の出勤闘争と午前10時解雇者の会の点検会議を死守することに決意して、 点検会議で解雇者の会の名称、解雇者独自の役割と闘争計画を議論することにした。

3か月停職者が来週までに全員現場復帰することにともない、工場外の解雇者の 役割が重要なものとして台頭した。

現代車非正規職支会のA解雇組合員は「停職者が共に闘い、みんなが現場に入り 孤独なこともあり、空席が大きいようだ」とし「今は解雇者が集まって互いに 寄り添い、信じ合い、頼り合って、会議と討論で何か仕事を探そうという趣旨で 今日集まった」と説明した。

続いて「解雇者の会は強制性がない。解雇者の自主的な会でなければならない。 解雇者は最も熱心に闘争して解雇され、その役割を果たすべきだ」とし「非常 対策委の指針と日程を基本的に消化し、解雇者の独自の計画と日程を決めてい くべきだ」と提案した。

支会のB解雇組合員は「解雇者の会の必要性に同意する。だが非常対策委と解雇者 全体会で共に議論して決め、共に動こう」とし「今、現場の網が必要で、事業部の 会議システムを回さなければならない。共に作っていかなければならない。現場と 分離した闘争と事業を作ってはいけないと思う」と意見を明らかにした。

これにA解雇組合員は「解雇者は現場と離れていない。組合員、活動家と疎通し ている」とし「25日占拠ストライキの間、多くの組合員が動いた。今は中も外 も動かないのが問題だ。解雇者が動き、これをビラで知らせ、現場の組合員に 見えるものがあれば、中の停職者にも組合員たちに何かをしようと提案するこ とができる。『解雇者たちは何をしているのか』という問題提起に何かを見せ ることで共に動ける条件を作れる」と明らかにした。

C解雇組合員は「現場と分離するしかない条件を認めなければならない」とし 「非常対策委に現場の仲間たちが入ってこなければならない。今非常対策委は 解復闘の役割しかできない。共に計画を作っていくことが重要だ。解雇者は、 現場の仲間たちが現場事業ができるように支援する役割とともに、外でできる 役割を作っていかなければならない。どんな方向に行くかは会で作っていけば 良い。まず解雇者の会を作って出発することが必要だ」と強調した。

D組合員は「非常対策委が解雇者中心だとすれば、今、停職者が現場に入ったの で、できるだけ現場の仲間たちが非常対策委に補充されなければならず、非常 対策委が現場で会議をしてどう現場を作るかを議論して活動しなければならな い」とし「解雇者は非常対策委が現場を組織できるよう支援する役割を果たさ なければならない。非常対策委は現場を揺り動かして、解雇者はこれを支援し なければならない」と主張した。

現代車非正規職支会の解雇組合員たちは、解雇者の会の必要性に共感して現場 を再組織化するための支援の役割と解雇者の独自の実践計画が必要だということ を共有した。

続いて自律的な解雇者の会を開いていかなければならないという見解と、強制 性を持たせなければならないという見解が提出され、討論された。

現代車非正規職支会のA組合員は「解雇者の会が自律的でなければ何かをしよう とする時にできないこともある」とし「解雇者の会全体でしようといえばした くないが、やむを得ずしてもいい。するという解雇者が集まって推進しなけれ ばならない。全工場約50人の解雇者に強制的に集まろうといえば反発されるか もしれない。今日集まった仲間たちがまず動いて、残りの仲間たちも自発的に 参加できるようにしなければならない」と明らかにした。

これにB解雇組合員は「解雇者の会を開いていかなければならないといえば強制 性を帯びなければならない」とし「毎日実践闘争して闘争日誌を作成すること 自体が強制性だと思う。闘争自体が強制性だ。出勤闘争終われば集まって、 日程を点検して執行しよう」と提案した。

E解雇組合員も「解雇者の連絡先を作成して共有しなければならない。私たちの 闘争は多くの人に会うことが重要な闘争かもしれない」とし「強制性が重要だ。 出てくる人、出てこない人がごちゃごちゃしていれば私たちも萎縮する。毎日 会う仲間がいなければ気になって心配もする。解雇者共同闘争のためには規律 が必要だ」と強調した。

現代車非正規職支会の解雇組合員たちは討論を行い、自律的な解雇者の会を構成 することに決めた。また解雇者共同闘争の規律のために、毎日の出勤闘争と 朝10時の解雇者点検会議を死守し、この会議ですべての問題を共に討論して決め、 執行するに決議した。

また解雇者の会の体系を安定化するために、各事業部別の組長(招集権者)を 選び、組長の会で事業の執行と連絡網を構築することに決定した。

「焦らず大胆に現場を組織しよう」

現代車非正規職支会非常対策委は、停職者が現場に復帰し、拘束された核心 幹部が釈放されたことで、2次闘争への新しい転換点に立っている。

支会非常対策委は5月25日午後5時30分、現代車蔚山工場正門の前で「非正規職撤廃、 正規職化争奪のための全組合員決意大会」を開き、「労働者の権利は工場の中に ある」とし「焦らず大胆に現場を組織する」と決意した。

この日の組合員決意大会は、支会の組合員とソ・ヨンホ・ヤン・ボンス烈士会、 蔚山解雇者協議会、現代重工業社内下請支会など130人余りが参加した。

イ・ウンファ非対委員長は「2日間、ユソン企業に闘争の支援に行ってきた。 連帯の仲間が工場を埋めつくした」とし「これから私たちも地域連帯闘争を 作り、不法派遣正規職化2次闘争に向かって進もう」と訴えた。

続いて「今日はヒョソン工場の占拠ストライキ10周年の決意大会に行った。 地域の仲間がたくさんきた。なぜ連帯すべきか、私たちにも可能性があると 思った」とし「労働者の権利は工場の中にある。冬が過ぎて今、闘争には 本当に良い季節だ。徹底して準備して、管理者を一気に突き破り、 工場に帰ろう」と力強く話した。

ユン・ソゴン金属労組代議員は「ユソン企業はエンジンのピストンリングを作る 会社だ。1987年、全組合員が堂々と闘い、民主労組を作った。平均年齢は50歳だ。 白髪混じりの労働者が自ら工場を守っていた。たった一人も出て行かなかった。 民主労組を死守している仲間たちの姿に感動した」とし「高齢の労働者がまず 率先垂範して闘争の先頭に立った。李明博政権と現代車資本が公権力を動員して 侵奪したが、決してくじけなかった。また集まって闘争を決意している。 私たちもユソン企業の仲間たちを見習って、2次闘争を組織しよう」と訴えた。

蔚山解雇者協議会のイ・マルスク議長は「集会のたびに、なぜこれほど解決し ないのか残念で、さらに多くの現場組合員に来て欲しいと思っている。これ以上 解雇されず、人間らしく暮せる現場を共に作ろう」とし「現場をひっくり返せない ことがあるか? 決心にかかっている。力を落とさず、誰がなんと言っても、 自分さえ負けなければ良い。現代車とひと勝負するべきではないだろうか? また頑張って、共に現代車資本と闘って行こう」と話した。

シート1部のキム・ウンヒョ代表は「初めて工場を占拠して、隣の仲間を激励した。 今の状況は互いに悪口を言い合っているようだ」とし「私もまた仲間をののしった ことがあり反省している。私たちの代りに誰かが戦ってはくれるのではない。 また次第に目が輝き始めた。今こそ、李明博政権と資本に怒りの矛先を転じよう。 互いにののしらず、抱きあって笑いながら闘争して行こう」と提案した。

この日の決意大会は、現代車管理者に力強い叫び声をあげて終わった。(記事提携= 蔚山労働ニュース)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-05-28 00:32:22 / Last modified on 2011-05-28 00:32:25 Copyright: Default


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