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ユソン企業交渉中に『逮捕令状』発布...警察、工場の壁を崩す

使用者側、『労組要求案撤回』を要求...交渉決裂

ユン・ジヨン記者 2011.05.23 20:06

ユソン企業占拠座り込みから6日目の23日、労使は職場閉鎖後、初めての交渉を 開いたが、合意できないまま決裂した。特に警察は労使が自主交渉をしている 午後、労組幹部9人の逮捕令状を取り、対立はさらに深刻になっている。

ユソン企業ヨンドン牙山支会長とユソン企業代表理事などは、5月23日午後3時、 職場閉鎖後初めての交渉を開いた。だが約3時間にわたる交渉で、労使は立場の 差を確認しただけで、結局交渉は決裂した。

特に使用者側は労組側に要求の撤回と選別的復帰などを出し、強硬な立場を取っ た。ユソン企業支会のキム・ソンテ支会長は「使用者側は詰めの交渉と言って 『労組要求案撤回』を要求し改悪した提案をした」とし「また、現在工場で座 り込みをしている労働者を退去させた後、選別的に復帰させると要求した」と 伝えた。続いてキム支会長は「労組は完全に愚弄され、こんなものがなぜ提案 と言えるのか話にならない」と糾弾した。

今回の交渉は、使用者側の職場閉鎖と労組の工場占拠闘争後、初の交渉で、ま すます高まった労使対立を解決する糸口になると期待を集めた。特に、労組は 使用者側との対話と交渉を要求し続け、これに対して使用者側も交渉に姿を見 せたことで、労使は対話による問題解決の可能性を表わした。だが今回の交渉 が決裂したことで、労使はまた約束ない対峙状況になった。

そればかりか、労使が交渉を続けている頃、警察は労組幹部9人の拘束令状を取っ た。警察は、使用者側が告訴告発した牙山10人、ヨンドン3人の組合員の事前 拘束令状を申請し、9人の拘束令状を取り、労使の自主的な交渉を侵害して労使の 対立をあおっているという批判は避けられない。

これについて労組は午後5時頃、工場の前で集会を開き、労使の自主的な交渉を 妨害する公権力を糾弾した。この席でチャン・イノ金属労組忠南支部支部長は 「労使が自主的に交渉しようとしているのに、政権は現代資本と結託し、公権力で 労働者を踏みにじろうとしている」と批判した。チョン・ヘギョン民主労総 副委員長も、「労使の自主的交渉で労組は最悪の状態を防ごうと努力したが、 今、限界に達した」とし「すべての力量を動員し、この闘いを続ける」と声を高めた。

一方、現在ユソン企業牙山工場は警察兵力に囲まれたまま、ものものしい対立 局面を演出している。警察は工場の壁を崩して武装したままで解散の警告放送 をしており、工場内の約500人の組合員と支援団体は警察の侵奪に待機している。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-05-25 05:01:44 / Last modified on 2011-05-25 05:01:46 Copyright: Default

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