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「ユソン企業を処罰しろ」...偽装車ひき逃げ用役自首

民主労総など告発状提出...「法治国家、民主国家の惨状」

チョン・ジェウン記者 2011.05.20 17:54

[出処:民主労総忠南本部ク・チョルフェ宣伝部長]

民主労総忠南本部と忠南市民社会団体が5月20日午後1時、牙山警察署前で記者 会見を行って、ユソン企業が雇った用役業者の職員の『殺人未遂』行為に対し ユソン企業の使用者を処罰しろと主張、告発状を提出した。

5月19日午前0時30分頃、偽装車を突進させてユソン支会(金属労組所属 牙山・ ヨンドン ユソン支会)組合員13人に重軽傷を負わせて逃げた用役業者職員の イ某氏が19日午後2時頃、牙山警察署に自主的に出頭して調査を受けている。

警察の関係者によれば、イ氏が運転していた車両は偽装車であることが確認さ れ、牙山警察署科学捜査隊の指紋鑑識および車両に残された財布と名刺などを 基礎に調べた結果、会社の用役警備業者イ氏が運転していた車両であることが 明らかになった。

[出処:民主労総忠南本部ク・チョルフェ宣伝部長]

「殺人未遂の背後はユソン企業」

記者会見団はこの事件について「夜は眠り、家族との時間を過ごせるように、 夜間労働の撤廃を主張した労働者に殺人的な暴力が加えられた」と規定し、 事件の『背後』であるユソン企業を処罰しろと主張した。

彼らは「忠南地域の社会団体と市民はこの惨状について、到底言葉にできない 怒りとともに、悲しみを感じる」とし「労働者の正当な要求と闘争に、まだ野蛮で 殺人的な暴力が行われる大韓民国が果たして民主国家と法治国家か?」と反問した。

また、記者会見団は今回の事態をきっかけとして「実質的な労働現場の福祉に ついての議論と摸索を社会で本格化しなければならない」と積極的に提起し、 「夜は眠る権利、晩には家族と共に過ごす権利という人間の普遍的な権利は、 誰にも否定できない」と主張した。

ユソン企業支会のオム・ギファン副支会長は「用役チンピラが13人の組合員を 自動車でひいた。道路ではなく歩道を突進し、殺人未遂をした」とし「使用者 の指示による行為だ。ユソン企業の社長はすべての責任を取り、この事態を解決 しなければならない。われわれは使用者側の不法な職場閉鎖に断固として対処し、 ユソン企業の民主労組を守り抜く」と意志を明らかにした。

金属労組のキム・ホギュ副委員長は、「殺人行為の背後勢力と、この事件で 苦境にある労組の問題について警察は厳正中立で、強力に処罰をしろ」とし 「今後、この問題の解決とユソン企業の民主労組を死守するために最善を尽くす」 と話した。

牙山YMCAのパク・ヨンジン事務局長は「ニュースを聞いてとても驚いた。労働 組合の争議行為は正当な法的手順を踏んだ」とし、「ユソン企業に要求する。 既に労働者と合意した内容について解決の方法を真剣に模索しろ」と会社側を 批判した。

今回の事件は、ユソン企業労使が2009年に合意し、2011年の施行を前に『昼間 連続二交代制および月給制』特別交渉中に発生したもので、11回の交渉で、 会社は案を出さなかった。

労組は5月3日に争議調整申込書を提出し、13日に調整により『調整中止』決定 を受け、合法的な争議権を獲得した。その後、労組は17日と18日の2日間、争議 賛否投票を行い78%で可決、18日午後に2時間の部分ストに突入すると、使用者側 は18日午後8時に職場閉鎖を断行して用役業者職員を雇い、事態が悪化した。 (記事提携=メディア忠清)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-05-22 09:14:03 / Last modified on 2011-05-22 09:14:05 Copyright: Default

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