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現代車牙山、「非正規職座込場に乱入して火を消して暴行した」

非正規職労組、会社側を告訴...牙山警察署が職務遺棄?

ク・チョルフェ 2011.05.13 18:51

5月13日午前10時30分、『非正規職ない忠南作り運動本部(以下運動本部)』が 天安検察庁の前で記者会見を行い、現代車牙山工場と忠南牙山警察署を糾弾した。

現代車牙山工場社内下請支会(非正規職労組、以下労組)は、5月3日の夜、牙山 工場の会社側管理者と警備会社の職員約200人が労組テント座込場に乱入して、 近くの照明を消し、組合員を『暴行』したと主張した。

運動本部は「明らかに合法的な集会申告区域なのに、現代車の管理者と用役 チンピラが、ファイバーとマスクで顔を隠し、深夜に無差別暴力テロを行った」 とし「労組のある代議員は用役に殴られて歯を2本折り、鎖骨を折るなど、 全治6週の重傷を負い病院で入院治療中だ」と明らかにした。

また運動本部は「さらにひどいのは、当時現場に牙山警察署の警察官がいたのに これを黙認して放置しただけでなく、その上、112通報するとやっと出動し、 結局現代車の不法暴力行為をほう助し、職務を遺棄した」と声を高めた。

金属労組と非正規職労組は3月28日から100人ほどが牙山工場正門前で集会申告 のために24時間列をつくる珍しい風景を演出し、5月3日集会を開いてテント座り 込みに突入した。

[出処:メディア忠清資料写真]

労組は昨年7月22日、大法院が現代車社内下請労働者たちに対して『2年以上勤 めた者は正規職だ』という趣旨の判決をしたので不法派遣下請労働者を即刻 正規職化しろとし、闘争している。

だが現代車の使用者側が『労組弾圧』を続けてばかりいるとして、労組は今回 の事件ばかりでなく、「牙山工場の組合員は昨年11月17日、18日と、12月9日に 不法代替人材を阻止し座り込み闘争をしたが、使用者側は300人ほどの管理者と 100人ほどの用役チンピラを動員し、無差別的な不法・暴力行為を行った」と吐 露した。続いて「集団殴打で肋骨を折り、歯を折るなどの重傷者が続出し、 100人以上の組合員が病院で治療を受けたり入院した。牙山警察署に告訴告発し たが、牙山警察署は起訴意見で検察に送検したと答えるだけで、まだこれといった 処罰は行われていない」と述べた。

記者会見に参加した民主労働党のキム・ソンドン国会議員は、「これまで現代 自動車は派遣法を破り、労働者を搾取してきた。今度は野蛮で反倫理的な犯罪 行為までしている」とし「民主労働党の総力を集め、この問題を解決するため に立ち上がる」と明らかにした。

進歩新党のキム・ウンジュ副代表は「今回の暴力は明らかに意図的、計画的な 暴力だった。こうした暴力は、法的には加重で処罰される。だが検察と警察が この事態をほう助、黙認したのは深刻な問題だ」とし「李明博政権4年間で闘争 する労働者がさらに苦しい状況に追いやられている。二度とこのような暴力を 起さないよう、警察と検察は義務を果たし、誠実に調査しろ」と要求した。

金属労組のチャン・イノ忠南支部長は「金さえあれば全てができる世の中なの か」と問いかけ「3日、当日は警察関係者がそこにいたのに、何もしなかった。 牙山警察署の情報課長は抗議する代表団に、告訴状を持ってくれば調査してや ると言い、無責任にその場を離れた」と牙山警察署を糾弾した。

一方、運動本部と労組は記者会見の後に告訴状を提出した。(記事提携=メディア忠清)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-05-14 04:21:03 / Last modified on 2011-05-14 04:21:15 Copyright: Default


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