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韓国:現代車現場組織「タイムオフ労使野合を廃棄しろ」
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現代車現場組織「タイムオフ労使野合を廃棄しろ」

現代車支部、タイムオフ会社案 受け入れ...現場組織が争議発生決意を要求

チョ・ソンウン記者 2011.04.19 09:27

現代車支部は4月14日、4次タイムオフ特別協議で「勤労者時間免除者以外の 人員の組合活動参加および協議時間」について会社の提案を受け入れた。

これに対し、現代車支部の現場組織 (金属民闘委、民主現場、労働者評議会、 現場闘、現場革新連帯、全現労、区民労会)は、現代車支部110次臨時代議員 大会が開かれる現代車文化会館の前で、4月14日午後1時20分から、4.14労使 野合廃棄と争議発生決意を要求する共同宣伝戦を進めた。

[出処:金属民闘委]

現場組織「タイムオフ4次特別協議の結果を公式に廃棄しろ」

タイムオフ関連

会社は改正労組法による4月1日からタイムオフが適用されたことで 勤労時間免除者以外の人員の組合活動への参加および協議時間に関連して、 下記の通り認める。

1. 代議員活動関連
1)拡大運営委(地域委員会運営委含む)、支部および地域委員会代議員大会 年1回支部および地域委員会代議員修練会
1)項に関連し、販売、整備委員会は国内営業本部と別途議論する。

2)協議関連
:労使共同委、生産協議、事業部労使協議、販売整備傘下支会労使協議
部署労使協議など独自の会議時間は会議案件との関連性を考慮して認定
(録音収録整理:「などの」は各委員会が千差万別なので各委員会議長、代表、工場長が常識の線を認定、調整する。)

2. 勤務形態変更推進委活動関連

1)現場分科委、M/H委員:労使共同質問および意見収斂、M/H教育、現場実態調査、共同研究認定

2)実務分科委幹事:分科委会議および労使共同事業関連認定

3. 販売/整備委員会傘下支会総会(離就任式)関連の団体協約規定時間認定

4. 産安協議および筋骨格系実行委員活動認定

5. 団体協約上の組合員全体共通組合活動認定

現代車支部現場製造職議長団は18日の午前10時に会議を招集し、現場組織共同 要求を確定し、臨時代議員大会に共同で対応することに決めた。

現場組織はタイムオフ粉砕のための争議発生決意と4月14日の労使特別交渉の 結果を廃棄する案を発議することにした。

彼らは「労働悪法中の悪法であるタイムオフが4月1日から強制施行されている。 団体協約の無力化、労組抹殺策動を粉砕する強力な闘争を直ちに始めなければ ならない」と争議発生決意を要求して「4月14日の特別協議の結果を受け入れれ ば、直ちに団体協約第8条が白紙になる。タイムオフ阻止、団体協約死守のため には、代議員大会で14日の特別協議の結果を公式に廃棄しなければならない」 と主張した。

現代車支部の現場組織は共同壁新聞を発行し「執行部は偽りと偽善を捨てろ。 14日のタイムオフ関連4次特別協議で社側が投げた提案を執行部は受け入れ、 15日に予定されていた出勤闘争を突然放棄した。執行部はタイムオフを受け入 れるというのか」と抗議し「タイムオフ粉砕闘争は2011年賃金団体協議闘争と 必ず分離しなければならない。必ず2011年賃団闘の前に終わらせなければなら ない」と強調した。

18日の現代車支部110次臨時代議員大会では、タイムオフ4次特別協議会社受け 入れ案を報告した。臨時代議員大会に参加した現代車支部のA代議員は、「イ・ ギョンフン執行部は『会社の提案を受け入れたがサインはしていない』と述べ、 サインしていない会社受け入れ案を廃棄することができるのかと問題になった」 と述べた。タイムオフ4次特別協議の結果は臨時代議員大会の本案件として扱わ れる予定だ。

正規職の子女を優先採用? 「正規職世襲、大企業労組利己主義」

現場組織は続いて「団体協約第23条(採用および身元保証更新)の改正要求案を 廃棄しなければならない」とし「支部執行部が提出している改正要求案は非常 に危険な発想だ。高い失業率、850万人もの非正規職問題などを考慮すれば、 十分に『正規職世襲制』と批判される内容だ。今回の要求案は廃棄すべきだ」と 要求した。

現代車支部団体協約要求案第23条には「会社は人材需給計画により新規採用時、 定年退職者および25年以上の長期勤続者の子女について、採用規定に適合して いれば優先採用することを原則とする。ただ加点付与など細部の事項は別途定 める」という内容が入っている。

これについて現代車支部の要求案は、事実上の『正規職世襲』であり、大企業 労組の利己主義という批判が激しく起きている。まさに不法派遣撤廃正規職化 を要求して闘争してきた非正規職労働者は、正規職雇用相続の知らせに呆然と している。そうでなくても大量懲戒と労組脱退強要で苦しむ非正規職労働者は、 正規職支部の動きを見て失望感を隠せない。

「タイムオフ4次特別協議の結果は労働組合許可制」

[出処:金属民闘委]

現代車タイムオフ4次特別協議結果は、会社が認める勤労時間免除者を除く代議 員の活動が、代議員大会と代議員修練会に固定されており、それ以外のすべて の活動が完全に封鎖されている。

また、会社との協議のための活動時間はすべて「会議案件との関連性を考慮し 認定」し、会社が許可しない案件は活動時間そのものを認めないということで、 組合員の賃金と労働条件に重大な影響を与える重要な案件は削除して、活動 そのものを封鎖するという意図だ。

販売、整備委員会傘下支会も活動時間が「総会(離就任式)」に固定されていて、 それ以外の活動は保障されない。また教育委員、現場委員、ソヨンホ・ヤンボ ンス烈士会の活動は受け入れ案からは完全に削除されていて、活動時間そのも のが認められていない。

現場組織の関係者は「タイムオフ4次特別協議の結果は労働組合の独自のすべて の活動が封鎖される」とし「事実上、許可された範囲での労組活動しか認めら れない労働組合許可制が完成される」と批判した。

現代車支部の現場組織がタイムオフ4次特別協議の結果を廃棄する議題を提出し ているなかで開かれる現代車支部110次臨時代議員大会の結果が注目される。 (記事提携=蔚山労働ニュース)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-04-20 06:32:39 / Last modified on 2011-04-20 06:32:50 Copyright: Default

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