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韓進重工業クレーン高空籠城70日越える

「執行部はこの闘争を突破する展望を提示しろ」

チョ・ソンウン記者 2011.03.17 17:01

1月6日、韓進重工業のキム・ジンスク組合員の85号ジブクレーン高空籠城、2月 14日、金属労組釜梁支部のムン・チョルサン支部長、韓進重工業支会のチェ・ ギリョン支会長によるCT-17タワークレーン高空籠城など、韓進重工業の整理解雇 に対する苦しい闘争が行なわれている。

キム・ジンスク組合員の高空籠城も70日を過ぎ、二人の役員の高空籠城も1か月 が過ぎた。1月17日、釜山地方裁判所はクレーンから撤収しないキム・ジンスク 組合員に1日100万ウォンの罰金を決め、韓進重工業は1億100万ウォンの損害賠償 を請求している。

[出処:蔚山労働ニュース]

韓進重工業は2月14日、現場組合員172人の整理解雇を通知した。このうち二人が 希望退職を申請し、整理解雇者は170人だ。約400人の整理解雇対象者のうち約 230人はすでに2月14日以前に希望退職をしている。

韓進重工業は2月14日の整理解雇リストを発表直後に職場閉鎖し、警察に施設保 護要請をした。弾圧も強まっている。2月22日、金属労組釜梁支部のムン・チョ ルサン支部長、チョン・ヘグム事務局長、韓進重工業支会チェ・ギリョン支会 長、チョン・ホンヒョン組織部長に逮捕令状が発行され、約250人の組合員を 「家宅無断侵入罪」等の名目で告訴し、召喚状が飛び込んだ。またチェ・ギリョ ン支会長をはじめ労組幹部11人に51億8000万ウォンの損害賠償を請求した。

韓進重工業支会は生きた者と死んだ者を問わず、現場拠点座り込みに突入した。 拠点座り込みには全組合員約830人のうち670人ほどの組合員が参加している。 間接部署の人員と労災者を除くと、ほとんどの組合員が拠点座り込みに参加し ているのだ。

韓進重工業支会は毎日午前9時の組合員報告大会、市民宣伝戦と記者会見、全体 組合員教育、毎週月、水、金の午後7時30分、高空籠城場前での夜間集会を進め ている。

また3月7日に続いて14日からは2次ソウル上京闘争に突入し、18日に予定された 韓進の株主総会と19日の「韓進重工業粉砕、責任者処罰、釜山経済生かす釜山 市民大会」に力を集中している。

韓進組合員「執行部はこの闘争を突破する展望を提示しろ」

民主労総釜山本部は16日、韓進重工業CT-17タワークレーン高空籠城場前で韓進 重工業整理解雇粉砕民主労総決意大会を開き「韓進重工業がいくら懐柔し脅迫 し、分裂をたくらんでも、われわれは団結する」とし「労働者の気持ちと気概 で整理解雇粉砕闘争の最後の1合目を越え、荘厳な勝利の瞬間をクレーンの仲間 たちと共にする」と決意した。

[出処:蔚山労働ニュース]

この日の決意大会では、民主労総釜山本部が募金した1454万ウォン闘争基金が 韓進重工業支会に伝えられた。

民主労総釜山本部のユン・テックン本部長は「私に飛んできた控訴は8件程度に なる。韓進重工業の組合員全員に召喚状が飛び込んでいる。またお金で組合員 を愚弄して、これがうまくいかないとアパート退去、職場を動員し、名品会食 などで組合員を懐柔している」とし「韓進資本がいくら懐柔し、脅迫し、分裂 をたくらんでも、われわれは団結する。勝利の9合目はもう越えた。労働者の気 持ちと気概であと1合目を通り過ぎよう」と訴えた。

続いて「残念ながら出ていった大切な私たちの仲間たちを集めよう。電話して 集まろう。民主労総が勝利の1合目を共に越える」とし「19日の釜山市民大会に すべての力量を投与する。また力をあわせ、最後の1合目を越え、整理解雇粉砕 の荘厳な瞬間を迎えよう。クレーンの仲間たちと共に希望の歌を歌おう」と明 らかにした。

釜山地下鉄労組のパク・ヤンス委員長は「釜山地下鉄の組合員たちは、韓進の 歴史が闘争の歴史と勝利の歴史だと記憶している」とし「闘争の化身がクレー ンに上がった。韓進の組合員と民主労総組合員の連帯の輪が切れなければ、こ の闘争は必ず勝利すると確信する」と力強く話した。

また「私たちが苦しむ以上に、上で毎日夜ごと涙を流し、毎朝起きて悩んでい るだろう。われわれはそれでも地上に足をつけ、自由に歩き、愚痴でもならべ ている」とし「毎日こうして指導者のことを考えて、それ以上に闘争するとい う覚悟を再確認して、そんな気持ちで行けばこの闘争は勝利する」と励ました。

この日の民主労総決意大会は、85号クレーン前に移動し、律動と歌、決意発言 を続けた。

釜山ノボーテル労組のチョン・ジュヒ副委員長は、決意発言で「キム・ジンス ク同志を10回、20回思い出すたびに、一度くる。民主労総4万の組合員がここに 一回来るだけで、この戦いは勝利する」と強調した

また「みなさんが勝利たなければならない理由がある。みなさんが勝てば、デ パートやスーパー流通業社で働くわれわれサービス職労働者に怒らず、怖い顔 をせず、頑張れと励ませるでしょう。製造業の労働者が流通サービス労働者に 頑張れと笑ってくれるのが連帯と同志愛だ」と付け加えた。

民主労総決意大会はキム・ジンスク組合員の力強いスローガンを共に叫んで終 わった。

85クレーンの下ではクレーン死守隊組合員たちがこの闘争について討論を進め ていた。役員の懇談会の時できなかった話が流れた。

ある組合員は「5月に岸壁の船が出て行けば、われわれはこのクレーンだけは守 らなければならない。何かこの闘争を突破する展望を執行部が提示しなければ ならない」とした。

またある組合員は「解雇者170人を生き返らせるために私たちが闘争しているが 執行部は残っている組合員の対策もたてなければならない。チョ・ナモは本当 に家庭崩壊犯だ。3月までは何とか粘ると約束しているが、4月になれば私の心 もどうなるかわからない」と苦痛を吐露した。

組合員たちは整理解雇粉砕闘争の突破口と展望を執行部に要求した。(記事提携= 蔚山労働ニュース)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-03-18 21:14:15 / Last modified on 2011-03-18 21:14:16 Copyright: Default

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