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韓国:現代車非正規職特別交渉5主体会議で見解の差を確認
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現代車正規職労組、「4月の賃金団体協議前に非正規職交渉を終わらせろ」

現代車非正規職特別交渉5主体会議で見解の差を確認

チョ・ソンウン記者 2011.03.11 14:02

現代車非正規職支会非常対策委員会は3月10日午後6時30分、支会教育館で会議 を招集し、10日の非正規職特別交渉関連5主体(金属労組、現代車支部、牙山、 蔚山、全州非正規職支会)会議の結果と4主体(金属労組、牙山、蔚山、全州 非正規職支会)での議論の結果を報告した後、「11日の拡大幹部討論会で、 各事業部の選管委を構成し、今後の日程は次期非常対策委と選管委で議論する」 と決めた。

[出処:蔚山労働ニュース]

現代車支部「4月賃金団体協議に行く。蔚山非正規職の選挙が終わるまで待てない」

現代車支部で交渉に対する立場と蔚山支会の正常化方案を議論しようと提案し、 10日午前10時に現代車支部の大会議室で非正規職特別交渉関連の5主体会議が開 かれた。会議は互いの見解の差を確認しながら、午後まで続いた。

この日の5主体会議は、金属労組からパク・ユギ委員長とキム・ヒョンウ副委員長、 イ・ジェイン団体協約室長が、現代車支部からはイ・ギョンフン支部長と イ・サンス主席副支部長をはじめとする常執幹部と運営委員が、現代車非正規職 支会からはイ・ウンファ非対委員長と非対委員たち、牙山社内下請支会の ソン・ソンフン支会長、全州非正規職支会のカン・ソンヒ支会長が参加した。

5主体会議でイ・ギョンフン執行部は「支部も4月18日の代議員大会で、4月から 本格的に賃金団体協議になるので時間がないと考える。5主体会議で4大議題の 特別交渉についてどうするか結論を出さなければならない」とし「蔚山非正規 職支会は非常対策委で交渉の権限がない」とし「選挙の後に新しい指導部がで きれば交渉や闘争について議論できるとしても、待っていられない。蔚山非正 規職支会の選挙が終るまで待てないので、蔚山非常対策委が選挙で無理なら あとの4主体で会議でもして交渉する方案も考えなければならない」と述べた。

現代車支部の立場は蔚山非常対策委が新執行部を構成できなければ蔚山非正規 職支会を排除しても4月の支部賃金団体協議前に非正規職特別交渉(4大議題関連) を終わらせるという方針と解釈される。

現代車非正規職支会は、現代車の労使合意案に「組合員をみんな殺すゴミの案」 と規定して労使合意案を拒否し、2月7日の臨時代議員大会で2派ストライキを決 めた。

現代車全州非正規職支会のカン・ソンヒ支会長は「全州争対委で闘争と交渉を 併行しようと決定した。だが時間は無制限ではない。賃金団体協議が本格化す る前に、闘争と交渉を配置しなければならない」とし「組合員たちが3支会の 現在の膠着局面を突破する共同の方案を出すよう強く望んでいる。できるだけ はやく蔚山支会の選挙が行われなければならず、もしそれができなければ、 金属が管掌するなど格別の対策が必要だ」と強調した。

金属労組のイ・ジェイン団体協約室長は「11日に労組で、現代車非正規職支会 正常化対策などの今後の方案を議論する予定だ。現在の局面で、社側から事前 に前向きな提案が出てくるとは思えない。蔚山非正規職支会の正常化方案も、 交渉と関連して考えなければならない」とし「交渉局面を開けば平和期間設定 もでき、蔚山支会の正常化もできると思う。現在の5主体会議は4大議題の特別 交渉のために構成されたのだから、別途の議題を設定するなら別途の交渉構造 が必要だ。蔚山支会の正常化の具体的な日程と今後の計画を提出しなければ ならない」と話した。

牙山社内下請支会のソン・ソンフン支会長は「闘争と交渉を併行しようという 方向や、会社の前向きな提案(懲戒撤回および正規職化に対する)があった時は、 交渉ができると思う」とし「4大議題は実際に懲戒が強行され、実効性がなく、 蔚山支会の選挙のために交渉を開かなければならないのではない」とし「現代 車支部と金属労組の見解に反対の立場を表明した。

現代車非正規職支会のイ・ウンファ非対委員長は「現在、蔚山非正規職支会が 選挙を進めるのは不可能な条件ではないので、早く選管委を構成して、執行部 を作る。現代車支部で選管委の出入など、選挙進行関連で協力をお願いする」 とし「非常局面なので、日常的な選挙管理でなく、選挙を正常に行うための格 別の対策が必要だ。3月17日、18日が組合費納付日なので、CMS引落としで選挙 権者の輪郭を捉えられる。非常対策委は3月11日の全組合員懇談会で選挙進行な どの正常化方案を議論する」と明らかにした。

イ・ウンファ非対委員長は「選挙進行関連の協力をお願いしたが正規職支部 『誰が選管委に選任され、誰がどんな業務をするのか分からない状況での協力 はできない』と答えた」と話した。

非対委員と労組核心幹部の現場出入が封鎖され、支会の一番基本的な労組活動 が遮られた状況で、現代車支部が出入に協力しなければ正常な選挙ができない 状況も憂慮される。

4主体会議「現代車非正規職支会正常化のために最大限支援する」

[出処:蔚山労働ニュース]

5主体会議が互いに立場の違いを確認しただけで終わった後、金属労組と現代車 牙山、蔚山、全州非正規職支会が参加する4主体会議が開かれた。

金属労組、牙山、蔚山、全州非正規職支会は、4主体会議で「蔚山非常対策委が 交渉に参加できないことを確認し、できるだけ早く選管委を構成し、新しい指 導部を選出する。以後の闘争と交渉は新任執行部と議論して進める」と決めた。

続いて「蔚山非正規職支会はできるだけ早く選挙をして正常化し、各主導者が できるだけ正常化を支援する。3月17日にまた4主体会議を開き、蔚山非常対策 委が正常化方案を提出すればそれを点検し、支援方案を議論する。今後の闘争 と交渉について議論するために、3月末頃に3支会の統合代議員大会を開き、 具体的な時期と方式は17日の会議で議論する」と決めた。

また「蔚山非常対策委が新任執行部構成のスケジュールを提出できなければ、 交渉と闘争方案について新しく議論する」と決めた。

現代車非正規職支会のキム・ギテ非対委員はこれに対して「私たちが新執行部 を構成できなければ金属労組に交渉権を委任し、4主体が非正規職特別交渉をす ることもできる」という意味だと非常対策委会議で明らかにした。

現代車非正規職支会非常対策委は、5主体会議の結果について「押された」と評 価し、11日午後5時に支会教育館で拡大幹部討論会を開き、各事業部選管委を構 成し非常対策委と選管委で以後の日程を決める予定だ。(記事提携=蔚山労働 ニュース)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-03-12 02:26:05 / Last modified on 2011-03-12 02:26:13 Copyright: Default


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