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現代車非正規職、現代車本社前野宿闘争

「また戦えるという希望を現場の組合員にあげたい」

チョ・ソンウン記者 2011.02.28 08:05

現代車非正規職牙山・蔚山・全州支会の組合員約300人が2月26日夜、現代起亜 車の良才洞本社前で二日目の野宿闘争を行い、27日には雨の中で地下鉄対市民 宣伝戦を進めた。

[出処:蔚山労働ニュース]

良才洞本社野宿闘争、コンクリートの地面からの寒気に風雨まで

夜明けに雨という予報にもかかわらず、現代車非正規職支会の組合員たちは、 良才洞の現代起亜車本社前を守り抜いた。保温マットを地面に敷いても背中に 寒気が上がってくる春直前のソウルの夜風は、鼻の先を冷たくした。おしよせ る眠りを自動車のクラクションがしばしの間破った。

現代車非正規職支会の組合員たちが眠れないのは、寒さでもクラクションの音 のためでもない。懲戒の嵐が吹き付ける現場に残っている組合員への心配が先 んじるからだ。

非正規職支会は「何とかして鄭夢九の喉首をつかみ、非正規職労働者の切迫し た抗議でも伝えて、まだ不法派遣撤廃正規職化闘争が終わっていないことを、 私たちの闘争が正当であることを、また全国的な連帯闘争の春風を吹かせて 現場に戻るため、ソウルにきた」と明らかにした。

[出処:蔚山労働ニュース]

現代車非正規職支会のA組合員は「業者では、組合員が1人でも上京していれば、 業者の社長が来て状況を見張っている。聞こえてくる話では、蔚山に帰ったら 切るという」とし「組合員を生かすには、力強くまた現場ストライキを組織し なければならない。現場ストライキを組織するためにソウルにきた。また戦え るという希望を現場の組合員たちに与えたい」と力を込めて話した。

B組合員は「われわれの実質的な社長である鄭夢九と会うためにソウルにきた。 本社の地面に横たわって空を見ると、格別な思いだ。こうすれば良いのだろう か? 何か方法はないのだろうか? 鄭夢九の喉首をつかみ、思い切り罵倒したい」 とし「隣に仲間がいるので心強い。同志愛を篤実にして、蔚山に帰ったらもっ と熱心に団結した姿で組合員たちの力を集めたい」と決意を明らかにした。

C組合員は「蔚山に帰ったら、現場の組織化に気を遣って計画的に闘争してほし い」とし「現代車は、懲戒者たちの現場出入を封鎖して、組合員と会えないよ うにするだろう。出勤闘争、昼食宣伝戦など、組合員と会うために努力をつく したい。私たちが弱ければ、めちゃめちゃになるかもしれないが、それでも組 合員が揺れない闘争にしたい」と計画的な闘争の必要を強調した。

どうすれば現場をまた組織して、2派ストライキができるか? この悩み、あの悩 み、寝返りを打つ音が一つ二つ静まる頃、雨の粒が落ちてき始めた。どうして こんなに天も無関心なのか? うたた寝から目覚めた現代車非正規職支会組合員 たちは、雨に降られながら寝袋をたたんで保温マットを片付け、ハナロスーパー の地下駐車場に移動した。いつしか午前3時、明け方はまだ遠いが眠れない。佗 びしくて涙が出て苦しい時間が、寝袋のように彼らを覆っていた。コンクリー トの地面の上に寄り集まって、そのからだの温みで現代車非正規職支会組合員 たちは同じ夢を見る。「出入証を返却して、社員証を受け取って、出勤しよう」

現代車本社前出勤闘争と市民宣伝戦

[出処:蔚山労働ニュース]

午前7時に起きた現代車非正規職3支会約300人の組合員は、レインコートを取り 出して着て、現代車本社前での出勤闘争を繰り広げた。

現代車非正規職支会のイ・ジンファン代議員は「今日、蔚山に帰る仲間のみな さん、現場で力強く闘争してほしい」とし「上京闘争で、この戦いに勝てると いう自信を持っていこう」と訴えた。

現代車牙山社内下請支会のキム・テヨン現場委員は「われわれの闘争が前に進 めないかと心配していた」とし「だが蔚山、全州、牙山で闘争の勝利のために きた仲間たちが誇らしい。良才洞上京闘争は連帯を強め、互いに力を合わせる ためだ」と強調した。

金属労組のキム・ヒョンウ副委員長は「勝つまで無限の闘争を組織して、現場 を組織して、2次闘争に勝利しよう」と話した。

[出処:蔚山労働ニュース]

出勤闘争を終えた現代車牙山、全州、ドンヒオート社内下請支会組合員たちは、 また地元に帰っていった。ソウルに残った現代車非正規職支会組合員は、朝食 を食べて10組に分かれて、地下鉄市民宣伝戦に出た。

現代車非正規職支会組合員たちは「同じ空間で同じ仕事をしても、誰かは正規 職で、他の誰かは非正規職の現実、まさに現代車をはじめとする製造業で密か に使われている不法派遣だ。昨年7月、大法院は現代車が製造業では禁じられて いる派遣で不法に労働者を使ってきたので、社内下請労働者を正規職と見なせ と結論を出した。だが現代車は大法院の判決があってもとぼけ続けいる」と批 判し「すべての社内下請を正規職化すべき」と市民に訴えた。

続いて「李明博政権は、派遣非正規職許容業種を全面的に拡大して、期間制の 非正規職も2年以上使えるようにしようとしている。労働者の安定した雇用のた めに存在する職業安定法は、雇用サービス活性化法に変え、不法派遣を遠慮な く認めようとしている」とし「このままでは、もう正規職という言葉はなくな る。職業紹介所、職業訓練所などの人材仲介業体が中間でみなピンはねして、 労働者は低賃金に苦しむのは明らかだ」と批判した。

地下鉄の市民宣伝戦を終えた現代車非正規職支会組合員は、雨が続く場合は 良才洞現代車本社前から金属労組大会議室へと場所を移動し、2次ストライキ 勝利のための闘争計画を議論する予定だ。(記事提携=蔚山労働ニュース)

[出処:蔚山労働ニュース]

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-02-28 17:14:09 / Last modified on 2011-02-28 17:14:21 Copyright: Default


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